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横浜に責任をとる。 石井造園株式会社 代表取締役 石井直樹さん

by staff on 2014/9/10, 水曜日
石井造園株式会社 代表取締役 石井直樹さん
石井造園株式会社
代表取締役 石井直樹さん
 
お名前 石井 直樹(いしい なおき)さん
ご出身 横浜市
ご年齢 40代後半(2014.9時点)
お住まい 横浜市栄区在住
ご家族 妻子あり
お仕事 石井造園株式会社 代表取締役
http://www.ishii-zouen.co.jp/
ご性格 純粋です!!

石井さんと会社の年令は同じなのですってね

 父は、平塚農業を卒業して、1966年に大船駅前で観葉植物を取り扱うお店を始めました。それが石井造園の創業になります。それは私が生まれた年でもあります。昭和40年代の高度成長の波に乗って、会社は順調に大きくなってきました。

跡継ぎだと意識したのはいつ頃ですか?

 それは・・・生まれたときからですね。まず「直樹」」という名前です。素直な樹木という名前が表していますよね。(笑)小さい時から「直ちゃんは2代目なんだから・・」と言われて育ちました。小学校の卒業文集では、「将来は造園屋の社長になって、悪い虫を退治してきれいなお庭を作りたい」という文章を書いていました。

 何の迷いもなく、父と同じ平塚農業高校を卒業して、造園の専門学校に進みました。卒業して、修行も兼ねて6年間、東京の造園会社で働きました。

修行時代はいかがでしたか?

 バブル絶頂期でしたから忙しかったですね。朝から晩まで休みなく働いてマンションやビルの植栽を作っていました。仕事は楽しかったですね。そのときの植栽が今では立派に育っているのを見ると、嬉しいですね。自慢の現場は歴代の彼女とのデートコースでもありました。(大爆笑)公共工事(公園造成など)の監督ができるようになったので、そろそろ戻るかということで、石井造園に入社しました。

石井造園に入社してからのお仕事はいかがでしたか?

 その当時、弊社には名人と言われる職人がいました。その人の仕事ぶりを見て勉強しましたね。自分が戻ってきてから、積極的に公共工事を増やすようにがんばりました。おかげさまで横浜市をはじめ、近隣の自治体の公共工事の受注額が飛躍的に増えました。

横浜青年会議所の活動も熱心にされたとか・・・

 27歳から40歳まで横浜青年会議所のメンバーでした。副理事長も2回ほどやりました。私が今あるのは異業種交流を通じて培った、人脈や考え方だと思います。地域の活性化、横浜が輝くためにはどうしたらいいのか・・真剣に議論しました。その成果の一つが、「横浜型地域貢献企業」制度です。2005年に検討委員会を作って地域スタンダードの骨子を作りました。私が社長に就任した平成17年(2005年)にISO9001を取得していたこともあって、「横浜型地域貢献企業」第一回目に応募して認定されました。

貴社は横浜を代表する「地域貢献企業」ですが・・・

 「地域のためにお役に立ちたい」「地域の中でなくてはならない存在になろう」ということは、社員には常に話しています。CSR(corporate social responsibility 企業の社会的責任)については特に力を入れています。毎年CSR報告会を開催して、CSR報告書を作成して、弊社の関わりのある皆様にお送りしています。平成26年度のCSR報告書では、「幸福を共有できる企業を目指して」というタイトルで私の考えを述べています。私の考える幸せの定義は「精神と肉体が健全であること、かつ自由で公平であること」です。これからも社員や地域の皆様の幸せを追求していきたいです。

 

(クリックで拡大画像)

石井造園株式会社 代表取締役 石井直樹さん
 

石井造園株式会社 代表取締役 石井直樹さん
 

3.11のときに貴社の社員の方々がとられた行動が話題になったそうですね

 当日、私は厚木にいて帰る途中で凄いことになっていることが分かったのですが・・。
 停電ですべて真っ暗になった中で、その日、栄区で電気がついていたのは、区役所と石井造園だと言われています。社員たちは自発的に「スズラン灯」をつけて明るくしていたのです。そして近所を声をかけて歩き回りました。「水でます。充電できます。きれいなトイレでお待ちしています」という文字を書いた看板を外に出しました。私がいなくてもこれだけのことができる社員たちがいるということは誇りですね。一週間後、近所の方々から菓子折りがたくさん届きました。

最近は「盆栽」の普及にも力を入れておられるとか・・

 父は仕事のかたわらずっと「盆栽」をやっていました。今でも素晴らしい「盆栽」をたくさん持っています。植物を愛でる気持ちは人間教育にも通じると思うのです。日本が生んだ芸術性の高い園芸の「盆栽」をもっともっと普及させていきたいですね。

「盆栽カフェ」を開店されたとか?

 2014年8月~11月3日まで開催される「ヨコハマトリエンナーレ2014」と同時期に、京急沿線の黄金町・日ノ出町地区で行われる「仮想のコミュニティ・アジア-黄金町バザール2014」に「盆栽カフェ」を出店しています。多くの方々に来店していただいて、「盆栽」の魅力を感じていただきたいですね。

盆栽カフェ: http://bonsaicafe-yokohama.net/
盆栽カフェ(Facebook): https://www.facebook.com/bonsaicafe.ishii
地域に愛される造園会社が仕掛ける、「盆栽」の魅力発信プロジェクト!
http://yokohama.etic.or.jp/fci/intern/788

神奈川新聞に「盆栽カフェ」が掲載されました

「盆栽カフェ」の風景(クリックで拡大画像)

「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景
「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景
「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景
「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」の風景   「盆栽カフェ」スタッフの北川さん

石井さんにとって「横浜」とは・・

 横浜は大好きな街ですね。東京には勝てないけれど・・・。だからこそ「横浜」対する思い入れが強いのかもしれません。横浜をもっともっといい街にしていきたいですね。そのためにこれからも様々なプロジェクトを立ち上げていきますよ。

 

(クリックで拡大画像)

初心者クラスの様子(関内ホール地下リハーサル室にて)
「横浜に責任をとる」
石井造園株式会社 代表取締役 石井直樹さん

盆栽を手にして熱く語る石井さんの目がとても澄んでいたのが印象的でした。横浜をいい街にしたいという強い想いが、石井さんのエネルギッシュな活動を支えています。これから益々パワーアップしていかれる石井さんの活動に期待したいと思います。

インタビュー・文:渡邊桃伯子/写真:辰巳隆昭

 

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