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浜じぃの横浜漫歩(第5回) 東海道・品濃一里塚

by staff on 2014/9/10, 水曜日

 

昔の街道には、一里塚が付き物だ。
東海道には江戸・日本橋から京都までの間に、実に124もの一里塚があったそうだ。
一里が約4kmだから、昔の人は片道500km弱を歩いて往き来した訳になる。

戸塚宿近辺の一里塚には、江戸から数えて9番目の品濃、10番目の吉田、11番目の原宿と三つあった。
そして一里塚の形式をほぼ完全な形で残していると言われる神奈川県内で唯一のものが、東戸塚そばの品濃にある。

確かに旧東海道を挟んで道の両側に二つの塚があり、品濃側(西側)には昔大きな榎が植えられていた。

現在は、品濃側(西側)、平戸側(東側)共に、その周辺が公園として整備されている。

一里塚公園を下ると、車が疾駆する現代の幹線道路・環状2号線に突き当たる。

そこを横断して更に進むと、大規模に開発されたタワーマンションやショッピングモールなどが林立する、東戸塚駅前の繁華街となる。

昔の幹線道路の東海道跡の静かな佇まいと現代の環状2号線の喧騒が、鮮やかな対照をなしている。

そうは言っても東海道も、昔は昔できっと賑やかなものだったのではないだろうか。

時には馬のいななきもあり、時には籠を担ぐ人足の掛け声などが聞こえる・・。

現代が余りに騒音に満ち過ぎているのではないかと思う。

私は賑やかな東戸塚の街の音を背で受け、塚の木々の風にそよぐざわめきを思い出しつつ多少感傷的な思いを抱いて、夕日の中を家路へ急ぎましたのじゃ・・。

 

(クリックで拡大画像)

一里塚案内板
一里塚案内板

石の案内
石の案内

塚の植木
塚の植木

品濃一里塚道標
品濃一里塚道標

 

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