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猛暑の夏のさむい話

by staff on 2010/8/10, 火曜日
 

今年の夏はホントに暑い。まさに猛暑だね。
しかし、暑い暑い、って自分たちのことばっかり言ってると足元をすくわれかねないんだよ。

ラーメン屋さんが言ってたけど、この猛暑で小麦粉の値段が上がりそうなんだってさ。年間に日本で消費されている小麦粉の内、国内で生産されているのはわずか14%しかない。しかも、国内で作っている小麦は、うどんには向くけど、パンとか中華麺で使う小麦は、その大半を輸入物で賄っているそうだ。

戦後、日本は欧米食を導入して、パン食を取り入れるようになった。これはある種、戦勝国アメリカの戦略だともいえる。われわれ世代はもうすっかりパン食になじんでしまったし、今でも米が主食とはいうけれど、消費量はどんどん減ってきている。今さら食スタイルは変えられない。となれば、僕らは輸入される小麦に頼らざるを得ないとも言える。

何しろ日本の食料自給率は40%だと言われているからね。先進国は飽食を続けているけど、人口が増えていくとそうはいかない。日本人と同じ生活水準を全世界が保とうとしたら、地球は2.5個必要になるとも言うよ。
干ばつとか熱波とか、異常気象は農作物にいろんな影響を与える恐れがある。気象災害の被害に遭えば、当然自国分をまず確保して外に出すものが減ることになる。収穫量が少なければもちろん価格は上がるよね。今69億人くらいの地球の人口は、2050年には90億人になるっていうでしょう。日本へ食料を輸出している国がもし気象災害でダメージを受けたら、タイヘンなことになると思うんだよ。

覚えているかな、1993年には米の凶作で大騒ぎになったんだよ。あのときは冷夏だった。気象災害によってもたらされる食糧に関する危機は数年おきにやってきているけれど、あきらかにその間隔が短くなっているような気がするし、損害も拡大している。
国が、行政が、何とかしてくれるだろう、って僕らはつい他力本願になりがちだけど、いろいろな危機に普段から「備えておく」というのが大事なんだと思う。

とくに、都会である東京や横浜などの「備える」ということに関しては、より綿密、且つ詳細であった方がいい…
今回は気象災害にスポットを当てたけど、自然災害といった枠で考えれば、もっといろいろな困難が、明日やってくるかもしれないしさ。災害時、コンビニが開いているとは限らないし・・・。

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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