横浜宝石物語(第7回) 二代目の父(横浜西口ダイヤモンド地下街店)
|
横濱宝石美術館エメラ 代表 大島貴子 PROLOGUE 連載に寄せて私は横浜でおそらく一番古い宝石商の三代目です。 創業者の祖父、二代目の父、三代目の私とそれぞれの時代で宝石商としての形態は違っていますが、良い宝石を選び、作りの良いジュエリーを製作して、ご提供するということについては、3人とも拘ってやってきたと思います。 祖父が宝石の製造メーカーとして地位を築き、父が小売店として皆様に愛されたからこそ、今、私が宝石商としてやっていられますので、いつか祖父のこと、父のことを書いてみたいと思っていました。 |
この度、横浜宝石物語の連載のお話を頂きましたので、念願が叶い、とても嬉しいです。横浜の歴史も交えながら、祖父、父、私の宝石物語を綴っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
宝石商の三代目私は現在、横浜の馬車道で「横濱宝石美術館エメラ」という宝石店をしております。 横浜の景色や思い出をジュエリーにした「横浜ジュエリー」などオリジナルジュエリーの製作と販売、デザイナーやアーティストの作品の展示販売、お客様のご要望をかたちにするリフォームやオーダージュエリーのご注文を承っています。 私の宝石商のルーツである創業者の祖父のことからお話しさせて頂きたいと思います。 二代目の父(横浜西口ダイヤモンド地下街店)昭和39年の12月に横浜西口にダイヤモンド地下街が開業しました。 父は当初、祖父の会社から独立して、母と二人で作った別会社でやるつもりだったようです。 ただ、最初の数年は伊勢佐木町の松屋デパートさんにも問屋として店を出していた為に、新たにお客様を開拓しないといけなかったので、オープンしてから3年ぐらいは経営がとても大変だったようです。 当時はまだ、一般の人が気軽に宝石を買う時代ではなくて、合成の石やアクセサリー的な商品も売っていたようです。 オープンして数年経った頃、父が地下街に店を出したいと思った通りに横浜の繁華街の中心が伊勢佐木町から横浜西口に移り、松屋デパートの店を撤退しました。 ダイヤモンド地下街は元旦とそれ以外は点検の為に夏に一日休みがあるだけで、年中無休で営業していました。 その後、父は多店舗化をしていったり、海外に買い付けに行くようになります。 |
(クリックで拡大画像) 【今月のエメラのジュエリー】 馬車道はアイスクリーム発祥の地なので記念に作りました。5月9日はアイスクリームの日です。 (写真提供:大島貴子) |
(横濱宝石美術館エメラ 代表 大島貴子)
横濱宝石美術館エメラ
〒231-0011 横浜市中区太田町5-61 馬車道商栄ビル1階
TEL.045-681-0603 FAX.045-228-9828
Websie http://emera-yokohama.jp/
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
![]() |
ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
![]() |
横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
Comments are closed.