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高野慈子の「四季・色・贅・食」 第1話 みずうみ

by staff on 2015/9/10, 木曜日

 

9月は秋? それとも夏?

9月は初秋と習いましたが、横浜では7月20日頃に梅雨が開けると本格的な夏が始まり、9月は秋の気配が感じられるも、最高気温が30℃を越える夏日もあり、晩夏と言ってもいいのかもしれませんね。
私はこの季節になると、思い出す歌があります。 それは、大貫妙子さんの『みずうみ』という歌です。
組曲≪ペールギュント≫の 第2組曲 第4曲の「ソルヴェイグの歌」に訳詩をつけたもので、NHKのみんなの歌で1983年6月から7月に放映されました。「せつなさ」が残る歌で、いまでも夏の終わり9月になると、鼻歌まじりに口ずさむ歌です。

『みずうみ』

グリーグ 「ソルヴェイグの歌」
作詞 山川啓介氏
作曲 グリーグ氏
編曲 乾裕樹氏
歌 大貫妙子さん

NHKリクエスト:http://www2.nhk.or.jp/minna/…

こちらで試聴できます。

誰にでもある初恋の思い出

還暦を過ぎた私が初恋の話ですか? そう、誰にでもせつない初恋、片思いの思い出があると思います。
私も、中学生の頃、友人から頼まれたラブレターの代筆、相手が片思いの彼だったという悲しい思い出があります。
『みずうみ』では、そんな誰にでもある初恋を「誰にだって一度だけの夏があるの、それは恋と気づかないで恋した夏」と表現しています。 いいでしょう!
もっとも、わたしが大好きなのは「少年は鳥にならずに 大人になって」という所。 私の知っている少年たちもみんな大人になってしまいました。

還暦の年に故郷で中学の同窓会がありました、鳥になった少年を探しましたが。。。残念、見つかりませんでした。。。

 


還暦の同窓会で、息子の嫁さんが作ってくれた赤いリボンをつけて!

訳詩をしていました

実は私、独身時代に訳詩をしていました。 ペンネームもありましたよ(苦笑)。『安希子』という名で書いていました。知るわけありませんよね、だって売れませんでしたから。
当時、英語の歌がたくさん入って来ました。FEN(Far East Network、極東放送)やFMから流れる音楽にだれもが憧れを抱きました。そして、歌詞をカタカナで書き取り歌ったものです。歌手の中には英語が苦手な方もおりましたから、訳詩を頼まれることがありました。また、その歌手だけのオリジナル歌詞に訳すといった意訳の仕事も行いました。

例えば、フライミートゥーザムーンはこんな風に訳しました。

手をつなぎ飛んでいきたいの
銀色の月の彼方(かなた)まで
あなたが好きよ
熱いキスして
 
あなたに抱かれて歌いたい
永遠に続く愛の歌
ときめく心
誓うわ
アイ・ラブ・ユー

英語の原詩には木星や金星が出てきますが、曲名が フライミー トゥ ザ ムーン なのでシンプルに「銀色の月の彼方まで」とし「木星や金星」を一まとめにして「彼方」にしました。
こんな風に訳していました。

この曲をエヴァンゲリオンの主題歌として知っている若者がいて、いい曲は、次世代にこうして伝わっていくのだと実感し、喜んでおります。

高野慈子プロフィール

 

2014年10月に還暦を迎え、ますます元気なおばちゃんです。
実家はレコードの小さな町工場でした。
音楽家の多いファミリーツリーの中では、異色の人生を送っています。
アリゾナに1年間英語の勉強に行きましたが、素晴らしいインディアンに出会い、自然体で生きることを学びます。いろいろなボランティア活動・反戦活動を始めたのもこの頃かしら?

学生時代、弁論部だったことがあり、多くの政治家の選挙運動のお手伝いをしたことから、政治・経済にも強い関心がある「おばちゃん」。
アメリカから帰国し、OL時代は会社に内緒で訳詩・作詞のアルバイトをしたこともありました。また、OL時代は某会の映画モニターになり、某映画評論家の会にも入っていました。

横浜で一番古い冷凍・冷蔵・空調・エアコン部材店の高野商店に嫁ぎ(店と結婚したわけではないけど。。。)「冷たくしてごめんなさい」をキャッチコピーにして日々頑張っています。

2001年から2010年まで、中小企業の集まる会に所属し、そこで知り合ったIT業界の人からツイッターやfacebookを知り、facebookでは「高野家夫婦の会話から」が笑いを取っています。
その人の娘さんが作曲家で、「青虫もんじろちょう」が子ども向けの曲となり、ユーチューブにアップされています。(安希子はペンネーム)

2015年現在、本業の他に、NPO横浜カーフリーデーの副理事、ヨコハマNOWのプロデューサー、神奈川ドイツワイン協会のメンバー。

映画とオペラとミュージカルが大好き、ジャンルを問わず、JAZZやロック、シャンソン、ラテン音楽のコンサートやライブに顔を出し、頑張っている音楽家を応援しています。京都人の父と新潟人の母のDNAを受け、東京生まれ、埼玉育ち、横浜暮らしの「おばちゃん」です。

facebook:https://www.facebook.com/go.yasuko.gogo

あおむしもんじろちょう:

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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