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9月22日開催『カーフリーデー&モビリティウィーク』 直前スペシャルトーク

by staff on 2015/9/10, 木曜日

9月22日は『横浜カーフリーデー&モビリティウィーク』というイベントが世界同時に行われます。このイベントは都市単位で参加表明を行い、横浜市は今年12回の参加となります。世界では2,000都市以上が参加するイベントですが、横浜での知名度は低く、なかなか広がっていかない現状です。今回は新しく事務局長になった寺井由紀子さんと横浜パスタ(株)代表取締役平舘恭子さん、そして(株)高野商店の高野慈子(レポーター)の3名がそれそれの立場からカーフリーデーの話をいたします。


(グラフィックデザイン&DTP:横浜デザイン学院)

   
NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会公式サイト:
http://www.ycfd.jp/
facebookページ:
https://www.facebook.com/pages/…
カーフリーデージャパン公式サイト:
http://www.cfdjapan.org/
 
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みなさんと横浜カーフリーデーとの出合は?

寺井: 主人の曾祖父が寺井家の養子となり、寺井の姓を名乗っておりますが、祖先は成川平五郎といって、横浜開港当時の奉行で、横浜の発展に貢献しました。 私も横浜に関わることを何かしたいと思っていたときに『横浜カーフリーデー』と出合うことができました。

髙野: 私は理事長の大内えりか氏に勧められてお手伝いを始め、今日に至っています。大内さんも祖先は海を埋め立てて鶴屋町を作った商人鶴屋加藤八幡右衛門の子孫ですね。寺井さんとおなじく横浜のまちづくりには強い関心が ある方ですね。ところで横浜パスタ(株)の代表取締役平舘さんはどんな出合いがありましたか?

平舘: 私は数年前に横浜カーフリーデーに出店したのですが散々な目にあって、二度と出店はしないと思いましたよ(笑)

 


NPO法人横浜カーフリーデー
実行委員会
新事務局長:寺井由紀子さん

高野: 物販の方はご苦労されると思います。xxx物産展のように何かを「売る目的」で、お店が並ぶ方が、「買う目的」とした人が集まるので売れると思います。

寺井: 横浜カーフリーデーのチラシは横浜デザイン学院の生徒さんの作品です。4万枚刷られます。そして、3万枚が中区、西区、南区、鶴見区(一部)磯子区(一部)金沢区(一部)の小学校に配布されます。そのため、来場者は親子連れが多く、約1万8000人以上です。「まちを歩こう」がコンセプトですから、歩行者に声をかけ、売れる売れないは二の次にして、一緒に楽しむことが大切です。

髙野: 私も商店を経営していますから、物販で参加される方の気持ちが痛いように分かります。カーフリーデーの会場でも最近はレイアウトに気をつけています。人の流れを意識して「売れるように」気を配っています。ですから、来年は『横浜パスタ』の出店をお願いしたいですね。

平舘: 『横浜パスタ』の方は、考えておきます(苦笑)今回は、寺井さんとご一緒に水の無料配布で参加します。空気中の湿度から作った水の試飲をお願いし、皆様の感想をお聞かせいただきたいと思っています。

横浜におけるカーフリデー

寺井: ヨーロッパでは国民のコンセンサスが得られ、カーフリーデー1日のイベントではなく、普段からマイカーをなるべく使わなくしようとする方向ですね。

平舘: 7年前に横浜パスタ(株)を起業しましたが、その前はアパレル関係の業界にいて、イタリアやフランスに何度も行きました。ヨーロッパは石造りのまちで、建造物は自動車が発明される前からあり、駐車場が少なく、路上駐車が問題となっていました。

寺井: 1997年にフランスの小さな港町ラ・ロッシェルで「車のない日」という社会実験が行われ、わずか3年後の2000年にはEUのプロジェクトとなり、全ヨーロッパに「カーフリーデー」として広がったのって凄いことです。運動がヨーロッパ中にこんなに早く広がったのは、CO2の削減とか温暖化といった問題もさることながら、交通渋滞が身近な問題として感じられたからでしょうか?

高野:日本でも路上駐車や渋滞は大きな社会問題になっていますから、365日の1日だけでも車から解放されて、自分を取り巻く環境に思いを寄せて欲しいです。

平舘: 休日になると、みなとみらい方面に行く車が、駐車場に入るために長蛇の列と作りますね。街中では、マイカーよりも公共交通を使った方が、時間に正確に早く着くことができるかもしれませんね。

寺井: キーワードは「街中」と「マイカー」です。都市には便利な公共交通網が発達しているから、必要不可欠な人を除いて、マイカーで移動しなくても困らないでしょう、マイカーが少なく成れば、渋滞が減り、CO2が減り、地球環境が良くなります。 地方に出かけるときや地方でのことを指しているわけではないのです。


2014年横浜カーフリーデーの様子/上郷・瀬上の自然を守る会の活動発表と署名活動

平舘: 横浜風カーフリーデーですね。横浜は2004年から「カーフリーデー」に参加していると聞きましたが、ヨーロッパのカーフリーデーをそのまま持ってくるのは無理ですね。たとえば、クリスマスやバレンタインデーはすんなりと日本文化に同化しましたが、ハロウィーンは苦戦していますね。イベントにも向き不向きがありますね。カーフリーデーのような欧米で始まった「社会実験」を日本で広めるのはやはり難しいのでしょうか?

寺井: クリスマスやバレンタインデーは商業ベースに乗って広がりました。カーフリーデーがそうした商業ベースに乗ることは考えにくいです。スポンサーを募集しているのですが、名乗り出てもらえません(苦笑) 某自動車会社から、参加する条件として「カーフリーデー」を別の名前にして欲しいと言われたことがあります。世界中の都市で同時に行われるイベントです、同じイベント名で行うことに意義があるのです。「歩行者天国」とは違うことを理解していただきたいです。

高野: 毎年、世界共通のテーマが発表されます。今年のテーマはChoose,Change,Combine (選んで、変えて、組み合わせよう 賢い移動)です。

平舘: 世界共通のテーマがあることを知りませんでした。

寺井: 今年は、地元、日産自動車のチョイモビが会場に展示されますし、メルセデス・ベンツ日本支社が参加します。

平舘: ベンツはヨーロッパ生まれだから、カーフリーデーに参加することに抵抗がないかもしれませんね。

高野: 昨年はいすゞとユーグレナ社が、ミドリムシから作るバイオエネルギー車の展示で参加しました。

寺井: できれば、地元の自動車会社にも積極的に参加していただき、ECOカーや新しいエネルギーを使った車のPRをして欲しいです。メーカーと一緒に車社会の在り方を考えるのも「カーフリーデー」だと思います。


2014年横浜カーフリーデーの様子/いすゞとユーグレナ社

今年はじめて参加する団体は10以上です

寺井: 今年はメルセデス・ベンツ日本支社、遊具のコトブキ、駐輪システムのフルテック社、赤帽首都圏軽自動車運送協同組合など新規の参加者が10以上あります。また、ステージでは横浜女学院の書道部やダンスサークルがパフォーマンスをし、会場に華を添えてくれます。また、大学でボランティアを募集したところ、若いパワーが集まり、イベントを陰で支えてくれます。


2013年横浜カーフリーデーの様子/横浜一輪車協会

高野: 初めて参加する団体は、テントの組み立てから後片付けまで、自分たちですることにビックリされますね。

寺井: 組立方が分からない人が多いので、参加者が協力し合って、組み立てます。出展者であり、ボランティアであり、来場者でもあるのです。積極的にかかわりを持つことが「カーフリーデー」の楽しみ方です。いろいろな活動をされている方(団体)が日頃の成果を発表する場所として、横浜カーフリーデーを利用してくれたら嬉しいです。

高野: まちづくりや交通に関心のある団体、もちろん公共交通機関の皆様、大学のゼミや研究者、いろいろな分野の方に参加していただき、カーフリーデーを広めたいですね。

寺井: 地道な活動をされている団体のブースには、スタンプラリーのスタンプをお願いし、来場者が立ち寄るように配慮しています。 研究や活動を皆さんに知ってもらえるチャンスです。 参加を宜しくお願いいたします。


20014年横浜カーフリーデーの様子/パレード

私たちのテントにぜひ遊びに来てください

高野: 私はテントを3つ出します。 1つは日本大通りに、日本画家の佐々木彬文氏にお願いして「絵手紙コーナー」です。 無地のはがきをご用意しますので、自由にはがき絵を楽しんで、描いたものはお持ち帰りできるコーナーです。 佐々木彬文画伯の小作品を販売します。そして、横浜公園から日本大通りに出た場所には、JAZZピアニスト津田龍一氏にお願いして「アコーディオン演奏」のコーナーをご用意しました。 歩き疲れた方はアコーディオンの演奏にしばし耳を傾けていただきたいです。 ゲストとして伊藤ちか子さんが来場予定です。 『津田龍一と仲間たち』、どんな仲間たちが集まるのか、今から楽しみにしています。


2014年横浜カーフリーデーの様子/津田龍一さん
http://yokohama-now.jp/home/?p=2596

高野: そして、横浜公園ではヨコハマNOWと一緒に宮城県山元町のトマトや秋田の特産品、地元横浜戸部の美味しいカレーの店シャンティデリのお弁当、横浜が発祥の地のサイダー『横濱オリツルサイダー』の販売を行います。
※横濱オリツルサイダー:http://yokohama-now.jp/home/?p=12816

寺井: 私も、横浜公園の高野さんのテントで平舘さんと水の試飲コーナーをやります。

平舘: 大気から水を作り出し綺麗な水をつくりだす整水器を展示し、PRいたします。 世界には水道水を飲めない環境の子供達が沢山います。 そんな子供達にキレイな水を提供できる機械だと思い、PRに一役買いました。

高野: 水といいますと、横浜パスタは水にこだわって製造していますね。

平舘: 海洋ミネラルMCM(マリーナ・クリスタル・ミネラル)水を使用しています。60種類以上の100%天然ミネラルがバランス良く含まれており、人体の細胞の活性化を促進し、免疫力を高める効能があります。当社のパスタは生パスタなので、もちもち感が命です。水によってもちもち感が異なるのが不思議ですよ。

高野: 生パスタってどうやって食べるのですか?

平舘: ヨーロッパで生パスタを始めて食べたとき、その味に感動して、日本で広めたいと思いました。その頃の日本人に馴染の薄い生パスタでしたから、苦労はありました。私は、日本は麺文化の先進国だと思います。うどん1つを見ても、丸いの平たいの、かたいのやわらかいの、煮込んだり、炒めたり・・・生パスタも同じです。スパゲッティのようにイタリア風にミートソースもいいですが、冷蔵庫の残りものと和えたり、炒めたりして、サラダ風の副菜にも、ご飯かわりの主菜にもなります。 料理学校で食材として取り上げていただいて、人気が出ました。 生なので茹でる時間が短から、忙しい人にお勧めします。横浜パスタ株式会社:http://yokohamapasta.co.jp/

高野: そうなんですね、私も使ってみようかしら。超忙しいですから。お話を製水機にもどしますね(笑) その機械は、災害でライフラインが途切れたときにも使えそうな気がしますね。

寺井: ガス、水道、電気のなかで一番早く復旧するのが電気、一番遅いのが水道だと訊いています。電気が来れば機械が水を作ってくれます。 また、将来はソーラーエネルギーで動くようにと考えています。どうしたら、製造コストを下げることができ、ライフラインが整備されていない場所や発展途上国で活躍できるか模索中です。

平舘: 夢はアフリカでアフリカ人によって製造販売し、アフリカの小さな村でも、キレイな水が学校や病院で飲めるようにしたいです。

寺井: 横浜公園で試飲をお願いします。 是非、皆さまのご意見を伺いたいと思います。何かアイディアがいただけたら、とても嬉しいです。こちらもスポンサーを募集中です(笑)

高野: ヨコハマNOWの愛読者様へ、是非、9月22日には、横浜カーフリーデーにご来場ください。知っている顔に、商品に会えるかもしれませんよ(笑)

皆様、ありがとうございました。

(レポータ:髙野慈子/株式会社高野商店:http://www.coolstore.jp/ )

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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