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都田舎の津久井便り 四日目 「橋」

by staff on 2015/9/10, 木曜日
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橋って? 木橋、丸木橋、石橋、竹橋、蔓橋、猿橋?、鉄橋、、、、、、
桁橋、トラス橋、アーチ橋、ラーメン橋、斜張橋、吊り橋、、、、てな具合でいろいろな言い方がありますね。
相模原市の西部の津久井地区は山あり谷ありの丹沢山塊に位置しますので、必然的にこれらの谷に大小たくさんの橋が架かっています。
ですので当然、面白い橋が沢山あるわけで、赤の三井大橋、三井そよ風橋、水色の道志橋、旧道志橋の残骸である石の橋脚、虹の大橋、ダム橋の城山大橋、新旧小倉橋、勝瀬橋などなど
これだけでも一日使っても、見きれないでしょう!

さて山羊髭、一押しの橋がここ「名手(ナデ)の吊り橋」です。
これは1965年に津久井湖の名手地区にかけられた比較的新しい橋ですが、いまや神奈川県下でも人、馬、車が通れる吊り橋はここだけのはずです! おっと、違った、相模湖に弁天橋がありますがこれは小さい。
橋長180m、幅3,5mで津久井湖からの高さは湖面の変動により上下しますが、水位が高い時でも50m以上はあります! 渇水期になると相模川の谷底が顔を出しますので100mは超します! 歩いて渡ると結構、背中が涼しくなりますよ。

この橋で面白いのは個人の敷地の中に、橋を吊っているワイヤーを抑えているコンクリートの台座が鎮座しているところです。 庭の隅の苔むした台座からワイヤーロープが斜め上に伸びて橋柱に向かっています。
緑に塗られ、周囲の自然に溶け込んだ名手橋は津久井に来たら必見です。

1964年東京オリンピックのボート競技が相模湖で行われることになり、周辺の道路整備が始まり相模湖、相模川等にかかっていた何本かの吊り橋もアーチ橋に代わってしまい、また激流の相模川の深い谷に架かる橋を渡るために、急な狭い道を煙を吐きながら喘ぎ喘ぎ下り上りしていた神奈中のボンネントバスが、峰から峰へ長いスパンの橋が架かりまっすぐな道となり、あっという間に通り過ぎられるように改良されたりと、道路事情も改善されて津久井地区もどんどん近代化が進みました。

 

(クリックで拡大画像)

都田舎の津久井便り 四日目 「橋」

都田舎の津久井便り 四日目 「橋」

都田舎の津久井便り 四日目 「橋」

僕ら団塊の世代が育った田舎が都田舎に変貌して行った訳ですが、新しい近代的な橋が、意外や意外、時がたつにつれて自然に取り込まれていき、今では同化し、津久井の風景となっているところが不思議です。 って言うか、自然の懐の深さなの成せる業なんでしょうね!

秋の連休に津久井、橋探索は如何ですか?

(文:山羊髭)

筆者紹介

 

梅澤 勉
津久井の本格薪窯ピッツェリア(ピザレストラン)「童人夢農場(ドリームファーム)」オーナーシェフ
HP: http://dreamfarm-pizza.jp/
 
1949年生まれ。大学で食品工学を学ぶ。
パン会社に就職して菓子パン部門で勤務後、ピッツェリア(ピザ専門店)を始める。
イタリアのピザ職人学校 ”ApesPizzaSchool”(アペス・ピザスクール)に入学し、本場のピザ作りを習得する。現在も定期的にイタリア(ミラノ・ローマ・ベネチア・フィレンツエ など)に行きピッツァ(ピザ)の研究を続けている。

相模湖・津久井の本格薪窯ピッツェリア | ピザレストラン「童人夢農場 | ドリームファーム」オーナーオーナーシェフ 梅澤勉さんのインタビュー動画。
緑あふれる津久井の魅力、童人夢農場(ドリームファーム)のこだわり、デザートピザへの想い
についてオーナーシェフの梅澤勉さんが語ります。ご覧ください。

 

From → 津久井便り

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