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浜じぃの横浜漫歩(第19回) 三渓園

by staff on 2015/11/10, 火曜日

 

10月中旬の小春日和の一日、中区本牧にある「三渓園」を訪ねました。

三渓園は、明治時代末から大正にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・「原 三渓」(本名 富太郎)が、東京湾に面した「三之谷」と呼ばれる谷あいの地に造りあげた、広さ約175、000m2(53、000坪)の日本庭園です。

今回は、原家が私庭として使用していた「内苑」と呼ばれるエリアを中心に見ました。

園の門を通ればすぐ大池が広がり、その向こうには高台にある「旧燈明寺の三重塔」が、目に飛び込んできます。
この塔は室町時代、京都に建てられたもので関東地方にある木造の塔では最古のものだそうです。

「紀ノ川」を模した池に面して雁行形式に建つのは、「臨春閣」。
紀州徳川家初代藩主、「頼宣」(8代将軍・吉宗の祖父)が紀ノ川沿いに建てた数寄屋風書院造りの別荘を移築。

続いて「聴秋閣」。
春の臨春閣に対し秋の聴秋閣で、三渓園内でも最も重要な建物の一つ。
徳川 家光が二条城内に建て、後に春日局が賜ったと伝わる建物です。

他にも重要文化財に指定されている建物も多く、三渓の支援した「横山 大観」「下村 観山」などの日本画家の作品が展示されている三渓記念館などもあり、見どころ満載です。

季節に応じて「蛍狩り」「観月」「観蓮」「菊花展」など、様々なイベントもあり、何度行っても季節毎の素晴らしい風情が楽しめる処です。

行った時には秋の七草が紹介されていました。
「はぎ、ききよう、くず、おみなえし、ふじばかま、おばな、なでしこ」。

そこで、一句詠んでみました。
「吹く風に 雫を散らす 桔梗かな」(游基)

 

 

(クリックで拡大画像)

大池・三重塔
大池・三重塔

臨春閣
臨春閣

聴秋閣
聴秋閣

秋の七草
秋の七草

 

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