ゆるマナー講座(第3回) あけましておめでとうございます
マナーアドバイザー/フレアLLP 岡田 承子
皆様お健やかに新しい年をお迎えになったことと思います。
お正月を迎えるにあたり、年末から大掃除、松飾り、買出し、おせちの準備、家によってはお餅つきをして、年が明けると年始回りをしたり、お客様をお迎えする家庭もあり、年末年始は、特に主婦にとっては何だかんだと忙しい時期です。
最近は元日からお店やレストランは開いていますし、お正月のために料理を作り置きする必要もなくなりました。おせち料理を手作りする家庭も少なくなってきているのも頷けます。昔ほどお正月は特別と思う気持ちが薄れているのは確かです。
そうはいっても、例えしきたり通りにこまごまとした準備を行わなくても、1年の始まりは気持ちよく迎えたいと誰もが願うものでしょう。
だから主婦たちは家族のお尻を叩いて手伝ってもらいながら、一生懸命忙しく頑張るのだと思います。
松の内が明けると1月15日は「小正月」。年末年始の忙しさから主婦もようやく解放される頃です。
「小正月」には、お正月に飾ったしめ縄や松飾りを燃やす「左義長」や「どんど焼き」が行われますが、この日は別名「女正月」とも言われます。お正月行事で何かと忙しかった女性をねぎらうという意味が込められているようです。地方によっては今でもその風習が残っていて、その日は男性が家事一切をするところもあるとか。いつ頃から始まったのかはわかりませんが、女性への思いやりが溢れていますね。
「今日はママは休んでいいよ。パパと僕がお食事作るからね」なんて言われたら、ママは飛び上がるほど嬉しいに違いありません♪♪
江戸の時代に、講という集まりに人がたくさん来る時、後から来る女性が履物を脱ぎやすいように上がりかまちのそばのスペースは空けておいたと聞いたことがあります。これもさりげない女性への思いやりの表し方だったのでしょう。
ところが、「女性への思いやりを表す? それってレディ・ファースト? いやいや、そんなもの恥ずかしくてできないよ」と言う男性は今の時代でも結構いらっしゃいます。最近は照れずに自然にできる若者たちも増えてきましたけれど・・・。
グローバル化が進み世界が狭くなってきた今、女性への気遣いを形にするのは当たり前という文化も身近になってきました。特に公共の場でスマートにできると、大人の男性としての魅力もアップします。
さぁ、まずは、奥様に、恋人に、たまたま隣に居合わせた女性に、ドアを開けて差し上げましょうか。お食事を終えたらサッサと先に出て行かないで、ゆっくり歩調を合わせてみましょうか。
たったそれだけのことでも、女性は嬉しく思うものです。思わず「ありがとう」のひと言を言いたくなります。
今年の目標が決まっていない男性がいらしたら、『さりげないレディ・ファースト』に挑戦してみてはいかがでしょうか。
筆者プロフィール
![]() |
岡田 承子(おかだ しょうこ) |
![]() |
柳田 圭恵子(やなぎだ けえこ) |
本の紹介です |
「ゆるマナー 始めましょ」 |
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
![]() |
ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
![]() |
横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
Comments are closed.