ゆるマナー講座(第4回) 省略言葉を見直してみましょう
マナーアドバイザー/フレアLLP 岡田 承子
レストランやコーヒーショップで、「お水!」「お茶!」「コーヒー!」と注文し、持って行っても特に何も言わずに受け取るお客様。
帰ってくるなり、「めし」「風呂」「寝る」家での会話はこの3つ。なんてことはなくても、「お母さん、ご飯!」「お母さん、靴下!」と、夫や子ども達からの言葉も単語で終わる。
「お水?・・・それが何か?」
「靴下?・・・それがどうしたの?」
「人に何かを頼むのに、他に言い方はないの?」
そんな言葉が喉元まで出かかって、何度飲み込んだことか。だって、そのひと言を飲み込むことでその場を荒立てなくて済むから。
相手はお客様だし、夫だし、子どもだし・・・ガマンガマン。言われたことをいたしましょう。
そんな経験をなさった方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
仮にご自分が言われなくても耳にして、「感じわるーい!」って思ったことはありませんか?
では、どんな言葉だったら感じ悪くなく気持ちよくやってあげようかなと思えるでしょうか?
英語なら「プリーズ」という言葉。
「coffee」「water」とだけ言うのではなく、必ず「please」とつけ加えます。
日本語にすると、「お水、ください(プリーズ)」「お茶、いただけますか?(プリーズ)」「靴下、取ってもらえる?(プリーズ)」となります。
ください、いただけますか、などと言い方は様々ですが、“お願い” という気持ちを込めた言葉を付け加えるかどうかで、受け取る側の気持ちは大きく変わります。簡単なひと言ですから、ぜひ出し惜しみをせずつけ加えて欲しいものです。
さて、同じような簡単な言葉に、「どうも」という言葉があります。
ひと言で何通りにも訳せる便利な言葉です。
「どうも(こんにちは)」「どうも(久しぶり)」「どうも(ありがとう)」「どうも(お世話になっています)」「どうもどうも・・・」。
表情や状況に伴って発するので意味が通じないわけではありませんが、受け取る側の気持ちはどうでしょうか?
できればこの言葉は、このひと言で表すのではなく次に続く言葉を省略せずに使った方が感じ良く聞こえます。
普段何気なく口にしている簡単な言葉も、ちょっとだけ受け取る側のことを考えてみると使い方を変えた方が良い場合もよくあります。
簡単な言葉の口癖を見直してみませんか?
筆者プロフィール
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岡田 承子(おかだ しょうこ) |
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