Skip to content

第10回 ヘビの話

by staff on 2016/7/10, 日曜日

※蛇の写真が末尾にあります。苦手な方はご注意ください。

 七月です。暑くなってきましたね。しかし今年の梅雨は、降水量が少ないように感じます。勤務先にも、水道局からダムの水位が下がっている旨のお知らせが届いていました。今年の梅雨は七月の半ばから下旬まで続くと見られていますが、日頃から節水を心掛けたいですね。白崎文子です。

 先日、蛇に触れるカフェに行ってきました。世間には猫カフェをはじめ、うさぎカフェ、ふくろうカフェなど様々な動物と触れ合えるカフェがありますが、爬虫類や両生類を扱ったお店もあります。横浜市内にも、そういったお店があるようです。
 私は小学校に入学したころから蛇が好きで、飼いたいと思っていました。様々な事情から今日までそれは叶っていないのですが、様々な生き物に対するあこがれがある中で、蛇へのあこがれが一番古いものです。一度アルビノのニシキヘビと記念撮影をしたことがあるのですが、もう十年以上も前のことですので重かったこと以外は殆ど覚えていません。
 改めて蛇に触れてみると、鱗はひんやり、しっとり、すべすべとしていて、その下にはなんとも言えない筋肉の弾力があり、その手触りの素晴らしさに感動し、とても癒されました。
 犬や猫、小鳥などと違って爬虫類は人間を「餌でも敵でもないもの」と認識するだけなので触りすぎは良くないのですが、一日に五分でもこうして触れられたら仕事の疲れも忘れられる気がして、また蛇へのあこがれが募っています。

 さて、現代では蛇が苦手な方も多いと思いますが、この生き物は古来より世界各地で畏怖と信仰の対象となってきました。日本でも、蛇神様、白蛇様、また龍蛇神様として信仰され、抜け殻は金運を上げる縁起物として扱われていますね。一説には、注連縄も蛇が絡み合う様子を表していると言います。
 日本神道において、蛇、龍は水の神様とされています。蛇を表す「ミ」という言葉が水に通じるとも、その身体が川の流れに例えられるとも、水の渦がとぐろと結び付けられたとも、その起源は諸説あるようです。また、地母神と結び付けられる事もあります。
 様々なものに神を見出す日本において、ペットとして飼われている蛇たちは、拝んでみたら雨を降らせてくれるのでしょうか?

 写真は、件のカフェに居たアルビノのアオダイショウです。日本で白蛇と言えばこうした蛇を指すのですが、黒い色素のみが抜けるので真っ白になるとは限らず、むしろ金蛇と言いたくなる色の個体も多いようですね。
 いつか、国の天然記念物である「岩国のシロヘビ」も見に行ってみたいと思います。白崎文子でした。

(文:白崎文子/)

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top