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2016年夏 宮城・岩手を訪ねて

by staff on 2016/9/10, 土曜日

 

2016年の夏休みに、宮城、岩手と故郷の秋田を巡りました。

仙台で父母の墓参りの後、向かったのは石巻です。

石巻では、「石ノ森萬画舘」を訪ねました。
大震災当時、沿岸部に建っているこの舘も低層階が甚大な被害を受けたとのことでしたが、2012年11月には再オープンして、大勢の家族連れでにぎわっていました。「サイボーグ007」 「仮面ライダー」 「化粧師」など、800作品近い石ノ森章太郎氏の業績の凄さに圧倒されました。

石ノ森萬画館
http://www.man-bow.com/manga/

石ノ森萬画館の現状とこれからの街づくり
http://tohoku.itot.jp/ishinomaki/9

石ノ森萬画舘

全校児童108人の7割に当たる74人が死亡、行方不明となった「大川小学校」に行ってきました。月命日(8月11日)でしたので、慰霊碑の前で手を合わせる方々が見受けられました。見渡すとすぐ近くに山があります。なぜこの山を登って避難しなかったのかと、現場に立つと悔やまれました。

※戻ってきて下記の記事を読み返しました。

なぜ大川小学校だけが大惨事となったのか
菊地正憲=ジャーナリスト~「中央公論」2011年8月号掲載
http://www.chuokoron.jp/2011/07/post_87.html

大川小学校

石巻・気仙沼は、かさ上げをしないで住宅が建設されていたのが印象的でした。

復興の象徴としてマスメディアに登場している「女川駅」にも立ち寄りました。
駅舎に温泉があって、観光客用の足湯も用意されていました。
駅前の商業施設では、ミニコンサートも開催されていて、行政と住民が一体となって復興に向かっている姿を拝見しました。

女川駅前にぎわい拠点
http://www.town.onagawa.miyagi.jp/hukkou/nigiwai_map.html

女川駅

岩手県に入り、陸前高田では広大なかさ上げ地を目の当たりにしました。
まだ工事半ばの土地を見て、どのくらいの方々がこの土地に住むのだろうかと考えてしました。巨大な津波に飲みこまれた、高田松原の道の駅の建物の中は震災当時のままになっていました。

東日本大震災5年  大規模かさ上げの「光と影」 様変わりする被災地の街並み
http://mainichi.jp/articles/20160310/mog/00m/040/005000c

陸前高田松原の道の駅

4か月ぶりに訪れた大槌町は、7月に念願だった道路もでき、少しずつですが復興が進んでいるようでした。
まだ3000人を超える方々が仮設住宅にいらっしゃる、この町の復興を微力ながら応援していきたいと思います。

仮設住宅

大槌小鎚線開通式開催のお知らせ
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/2016062800012/

大槌町の道路

私が、東北を訪れたのはちょうどお盆(旧盆)の時期で、。遠野の道の駅には、お花があふれんばかり用意されていました。親戚だけでなく隣近所のお宅に花を持参して仏壇に手を合わせるのが、この地域の風習だそうです。
東日本大震災で亡くなった大勢の方々の魂もきっと自宅に戻ってきたのでしょう。

両手に抱えられないほどのお花を購入していく人々の姿を見て、「あの日のことを忘れてはいけない」と痛切に思いました。

遠野道の駅

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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