第16回　気持ちの切り替え方

二月になりました。年末は比較的過ごしやすい季候が続いたように思いますが、年が明けてからは一段と厳しい寒さであった気がします。横浜周辺ではちょうど今くらいが最も冷え込む時期でしょうか。

と書きはじめてみましたが、実はこの記事を書いている今日は寒さの中休みのようで、厚着をし過ぎて少し暑さを感じるほどでした。白崎文子です。

寒さの増すこの頃、年末年始から年度の切り替えと何かと慌ただしい時期ではありますが、一方で「正月ぼけ」という言葉も一般的なものです。「正月気分が抜けない……」といった言い回しもよく耳にしますね。しかし同時に、「新年を迎えたフレッシュな気持ち……」といったフレーズも聞かれます。

お正月休みのぼんやりした気分が抜けないことは困りますが、新年の抱負や改めて引き締めた気持ちを早々に忘れてしまうのもよろしくありません。

一年のはじまりにまつわる、相反する感覚を上手く切り替え、あるいは維持するにはどうしたら良いのか、考えてみると面白いかもしれませんね。

もう二月ですから、こうしたことを考えるには少し遅いでしょうか？　それとも、年度の変わり目に向けて考え直すには丁度良い時なのでしょうか。皆さんは、どのように感じますか。

私自身は先月も触れたとおり、年明けと共に新しい職場へと移りました。今までの会社は珍しく年度の更新が一月だったのですが、今度の勤め先は一般的な四月始まりです。つまり、今年は年度の切り替わりを二回、仕事の上では経験することになりそうです。

貴重な体験になるでしょうが、慌ただしさに呑まれて体調管理がおろそかにならないよう、オン・オフの面でも気持ちの切り替えは意識したいものです。

スポーツ選手などの間では一般的なようですが、何か一つ、自分なりに気持ちを切り替える「儀式」のようなものを決めてしまうのも良い方法かもしれません。

とはいえ、そういったことも継続しないと意味がありませんから、それはそれで習慣作りとして一年の目標に組み込む類のもののような気もしてしまいますが。

新しい習慣はなかなか身につかない方、白崎文子でした。

（文：白崎文子／）