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「いぶりがっこ」を地域ブランドに!!

by staff on 2017/2/10, 金曜日

 

我が故郷秋田を代表する食品の一つに「いぶりがっこ」があります。
秋田弁で「がっこ」とは漬け物のことです。

いぶりがっこ

私は、細かく切ってシソ葉やゴマとまぜてご飯でいただくのが大好きです。

「いぶりがっこ」は、古くは室町時代から作られたといわれている漬け物です。秋から冬にかけて、囲炉裏の上に干した大根を塩とぬかに付け込んだものです。囲炉裏の熱と煙で干すので燻製乾燥になり、独特の風味がでます。昭和30年代になってストーブが普及するまで、秋田県南部の農家ではどこでも作られていたそうです。

農家から消えて行った「いぶりがっこ」は、懐かしむ声が多いこともあって漬物屋さんで大量生産され、郷土の食品として販売されることになりました。最近は、発酵食品ブームもありメディアでも大いに取り上げられて人気商品になっています。

秋田県漬物協同組合公式サイト
http://www.chuokai-akita.or.jp/gakko/

「いぶりがっこ」とクリームチーズを合体したメニューは、ワインと合うということでイタリアンレストランの前菜で見かけますね

いぶりがっことクリームチーズ

昨年7月に秋田市を特集してくれた、全国うまいもの支援サロン「なみへい」では「いぶりがっことクリームチーズ」のメニューが定番になっています。

なみへい
http://www.namihei5963.com/index.shtml

私は、秋田県や秋田市の役人たち(高校の同期が多い)に「いぶりがっこ」の製造販売業者を一堂に紹介するWebサイトを作るようにと数年前から進言してきましたが、なかなか受け入れられませんでした。その背景には「いぶりがっこ」という名称の使用を巡っての業者間の対立があり、「いぶりがっこ」関連の団体が3つもあるという状況がありました。

一方、「いぶりがっこ」が人気商品になって注目度があがってくると、秋田県外で生産されるという事態になってきました。「秋田の味を守らねば」という危機感が3つの団体をまとめて、「いぶりがっこ振興協議会」が1月23日にようやく発足しました。

「いぶりがっこ振興協議会」では、「いぶりがっこ」の名称について、地域の農水産物や食品を国がブランドとして保護する「地理的表示保護制度(GI)」への登録申請を行うそうです。

<いぶりがっこ>秋田一丸でブランド化へ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170124_42003.html

「地理的表示保護制度」は、「地域ブランド」を守るための制度で、登録されれば、対象商品に地理的表示マーク(GI(ジーアイ)マーク)をつけることができます。

G1マークについて(政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報)
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201508/2.html

平成27年12月22日に「夕張メロン」や「神戸ビーフ」などが登録されています。

2月18日(土)・19日(日)に開催される横浜の「大さん橋マルシエ」で「秋田の朝市」として出店いたします。そこで、「いぶりがっこ」や「稲庭うどん」を販売します。皆様是非ご来場くださいませ。

大さん橋マルシエ
https://osanbashi.jp/event_detail/667

地域ブランドとしての「いぶりがっこ」の発展を願いながら、今夜は居酒屋メニューに登場していると聞いた、いぶりがっこ入りのポテトサラダに挑戦してみました。美味しかったですよ!!

いぶりガッコ入りポテトサラダ

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
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