都田舎の津久井便り 18日目 山猿、海を観て感激す!
山猿、海を観て感激す!
こんにちは 神奈川のチベット津久井の住人、髭親爺です。
頭を丸めて、少しおとなしくなっております。(笑) 2月、3月と大桟橋マルシェで津久井代表として饅頭屋(泰平堂)さんと共に特産品を販売致しました。
この大桟橋は外国大型豪華客船が着岸するので有名ですが、マルシェが行こなわれた岸壁はエプロンと呼ばれているそうですが、普段は市民の出入りが出来ない、ある意味、外国と言える場所ですが、今回のマルシェでは特別に解放されたそうです。
ですので出入りは一か所だけで、駐車場とは金網で隔てられている不思議な所でした。
それにしても都会は人が沢山いるんですね!!! 朝11時オープンでしたが、大桟橋のウッドデッキにずらーっと並ばれたお客様を前にして、30分程早めに開場を行いましたが、次から次と押し寄せる人並みに圧倒されました。 テント(風が強いので幌はなし、つまり骨組みだけ)が100基、キッチンカー30台ぐらいが集結してのイベントでしたが、どこも長蛇の列。
僕の弟子のPoco A Pocoも出店しており、一枚一枚手伸ばし、手焼きなので焼き上げまで5分以上かかるのですが、お客様がお待ちくださり嬉しい悲鳴でした。
僕はこういうイベントでの異業種交流が楽しみで、今回もシイタケの直売の方と知り合え、さっそく購入して使い始めています。
浜の海坊主こと「坪倉御大」の号令のもと、マルシェを盛り上げようと皆さん必死でしたね。 3月11日は東日本大震災の日に当たり、桟橋に居る全員が午後2時42分に黙とうして哀悼の意を示しましたが、停泊中の船からも長い汽笛がながれ、目頭が熱くなりました。
販売していて大桟橋の潮風の(ちょっぴり寒かったけど)清々しさと心地よさをおおいに満喫しました。 岸壁のまん前に太平洋横断航路(シアトル)に就航していた氷川丸が繋留されているのを見ていて、司馬遼太郎の「坂の上の雲」の一節が浮かんできました。
まことに小さな国が 開化期を迎えようとしている。
小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
産業と言えば農業しかなく、人材といえば三百年の間、読書階級であった旧士族しかなかった。
明治維新によって、日本人は初めて近代的な「国家」というものを持った。
誰もが「国民」になった。
不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者としてその新鮮さに昂揚した。
この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。
中略
彼らは、明治という時代人の体質で前を見つめながら歩く。
登って行く坂の上の青い天にもし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて坂を登って行くであろう。
大正・昭和の時代にあれに乗って数か月かけて海外視察をした先人たちの、日本の代表者としての自負を持ち、勇躍出かけた熱い思いを感じましたね。
海に無縁の山猿にとって海は憧れの場所です。 そこでちょっぴり会場を抜け出し、港めぐりの真っ赤な中華風のボートに乗って横浜港めぐりをしました。 船はベイブリッジの真下を通り、こんな高いのにエリザベス号が通過出来ないなんってと、もうびっくり! MM21を海から見て海保の船艇群を観たりノースピアを望み、戦後70年の歪を感じたりと横浜の普段見られない景観を楽しみました。
会場にはメインスポンサーの日産から電気自動車のリーフが我々の電源車として多数が貸し出されていました。 時代がどんどん進歩しているのを実感しました。
ただ、電気容量がいまいち少ないようでした。 このへんの問題点は素晴らしい頭脳集団の日産さんですから、直ぐに対応されるんでしょうね。
進歩途上のエコ電気エネルギーの未来を感じました。
日頃は山の中で暮らしているので、たまに都会に出かけると、喧騒、人ごみに圧倒され、息が詰まってしまいます。 今回は岸壁での販売だったので愉しかったです。
だからこそ、皆さんには津久井の山・川・湖・緑の木々、山城跡等々都会では、けっして味わえない、田舎をご紹介したいと思っています。
圏央道の開通で格段に時間距離が短くなりましたので、ぜひお越しください。
今年は寒さが響いて、この冊子が出る今が、桜の満開になります。 さらに5月のGWには相模川を横断する鯉幟流しや大凧挙げがありますよ。
若葉が茂る城山の散策も良いし、、、、、
どうぞ津久井へお越しください。 お待ちいたしております。 CIAO
(文・写真:髭親爺)
筆者紹介
梅澤 勉 |
相模湖・津久井の本格薪窯ピッツェリア | ピザレストラン「童人夢農場 | ドリームファーム」オーナーオーナーシェフ 梅澤勉さんのインタビュー動画。
緑あふれる津久井の魅力、童人夢農場(ドリームファーム)のこだわり、デザートピザへの想い
についてオーナーシェフの梅澤勉さんが語ります。ご覧ください。
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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
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