Skip to content

I love Japan(第14回) フォーエヴァーグリーン文化講師の撮影

by staff on 2017/5/10, 水曜日
Navigation: HOME»コラム»I love Japan

 

皆さんこんにちは、NPO法人フォーエヴァーグリーンの渡邊です。世間ではゴールデンウィークが終わった頃でしょうか。やっと新年度のバタバタが少し落ち着いて、新しい目標に向けて少しづつ船が進み始めておられるここと思います。私達も四月は大忙しでして、新しいメンバーに新しい編成、新しいゴールをしっかりと確認しつつ、ようやく各自の仕事に集中して取り組み始めたところです。

今月は、そんな新生フォーエヴァーグリーンに丁度良いお話を頂戴しましたので、その様子をレポートしたいと思います。それはなんと、「ヘッドショット」撮影の機会をいただきました。ヘッドショットとは、いわゆるバストアップの顔写真のこと。証明写真の一種です。証明写真といっても、欧米では会社経営者を紹介する写真は、大変重要な会社案内と位置付けられており、写真撮影にはかなり力を入れています。今回、ある事業にてカメラマンを探していたとろ、普段は自然光の中で子どもの写真や、家族写真を撮影しておられるアメリカ在住経験のあるカメラマンさんと意気投合☆ カメラマンのMARIさんはその「ヘッドショット」を、「特にフリーランスで仕事をしているような、生き方と仕事に、本人の個性が反映されているような方の、アイデンティティを引き出すことのお手伝いがしたい。」と考え、これから写真撮影のサービスを提供しようと準備しておられたのです。彼女も以前より、環境の為に何かできることがあればやってみたいとのことだったので、今回は新生フォーエヴァーグリーンの講師の面々のお写真を撮影していただけることとなりました。実はこのところ、私もある場所に顔写真を提出したら「その写真を選んだ理由は、」なんて質問に答える必要があって、まさか「その写真しか撮ったことがない」とも言えず、苦し紛れの言い訳をしたばかり。また講師もパワフルな面々が今年度より参加したばかりとあって、渡りに船の提案だったので、ありがたくプランニングすることにいたしました。

基本テーマはやはり「和」です。SOURIN先生のアイディアを中心に、カメラマンのMARIさんと打合せを進め、当日を迎えました。今回写真を撮るにあたり、茶道家SOURINの茶道のテーマ・メッセージを、改めてシンプルで簡潔にマトメ直したのがこちら・・・

「茶道、それは心と姿を美しくする芸術」

皆さんこんにちは、今年で茶道歴26年を迎える茶道教授徳庵友庵SOURINです。ロサンゼルスでモデル活動をしていた私は、日頃から「もっと美しくなりたい。」と思っていのですが、ある時参加したお茶会で厳しく礼儀について指導を受けた際、日本文化の持つ内面の美に気付きました。それは私が探していた美しくなる為の何か、インナービューティーです。【外見の美しさよりも内面の美しさを磨く】これはディズニーの名作「美女と野獣:Beauty and the Beast」でも、100年語り継がれる永遠のテーマです。

茶道は「稽古を重ねる毎に美しくなれる」心を磨く芸術。六百年以上に渡り引き継がれる日本総合芸術の最高峰【茶道】の魅力を、少しでも伝えられれば幸いです。

20.apr.2017 茶道家徳友庵 SOURIN

彼女の中で茶道は習い事などではなく、やはり芸術なのです。その茶道への感動を様々な形で発信するアーティストなのだと、改めて実感しました。

 

朝9時から茶道家SOURINとフォトグラファーMARIさんのコラボレートは、今この季節、この瞬間の美を最大限に引き出すことコンセプトに、満開の花の前から始まりました。ゆっくりと場所を変え、移動を重ねながら様々な背景での撮影にトライして行きました。私の役割はというと先生の荷物持ちと、撮影アシスタントです。今回のヘッドショットのお話は私がメインで撮影のお話を頂いたのですが、現場でクリエイター達の波長が上手く合ったこともあり、私よりも大事なタレント達の為に時間を割くことにしました。
プロデューサー陣はサクッと済ませ、期待の新人・新たな文化講師として本年度よりご参加頂く書道家で座禅指導者でもある慧日庵笠倉玉渓溪(えにちあん かさくら ぎょくけい)さんのお写真を、禅のイメージに合わせて古建築の前などで撮影。

彼女は座禅歴35年という、今まさに世界に向けて発信してゆきたい日本コンテンツの体現者なのです。大学での講座や会社顧問としても、禅の教えを多方面に伝える伝道師として活躍しておられるパワフルな女性です。

お茶と禅は本来一つと言われていることもあり、SOURIN先生と玉渓先生の熱い日本文化への想いは、これから更に私達フォーエヴァーグリーンの活動を高めてくれるように感じました。そんな女性二人とコラボレートするカメラマンのMARIさんも女性で、彼女達のクリエイティブな勢いに我々FGのプロデューサーのオジさん2名は若干圧倒されつつ、今後の展開が楽しみでなりません。

出来上がった写真はコチラです。自然光を大切にした、柔らかくも深みのある素晴らしい写真を撮っていただけて、心より感謝しております。ありがとうございました。m(_ _)m

カメラマンのMARIさんは普段から横浜で活動しておられるので、「人」にフォーカスした写真であれば、是非相談してみることをお勧めします。貴重な横浜の人材として、他の写真もココで紹介したいと思います。
連絡先はコチラMARI INOUE :mariphotography7@gmail.com

文章・写真: 渡邊圭 / 写真:MARI INOUE
NPO法人フォーエヴァーグリーン
Email: info@forever-green.jp
URL: http://www.forever-green.jp/

筆者紹介

渡邊圭(わたなべ けい)

アーティストとしてアメリカで勝負しようとしていた自分が、マーケティングとして、最初にしなければならなかったことは、日本人が何を美しいと想い歴史を重ねてきたのかを知ることだったのだ!と思うと、目から鱗が落ちる気分でした。そして、学んだ「茶の湯」の世界観の精神性の高さと、何を美しいのかと定義する独自性、その茶道の在るべき姿とは、途方もなく美しかった、、、こんな芸術があったのか!と、感動を禁じ得ませんでした。その後、自国の文化に自信を持てた時、世界の誰にも負けない物を持っていると心から思えた時、それはどんな励ましの声よりも私の心を強くしました。それはそうでしょう「世界の誰にも負けない」なんて気持ちでいられたら、こんなに心強いものなんてないですよね。

この経験は、帰国後の私に大きな示唆を産みます。そんな目線で地球儀を眺めたことなんかなかったからです。「日本人として、世界に何を訴えるか。」きっと我々にしか出来ない仕事/提案があるに違いないと確信しました。私は日本文化の特性を分析していくうちに、それが世界的大きなニーズに当てはまることを発見したのです。その可能性を考えると、ワクワクします。

 

 

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top