お茶にしましょう（第11回）　緑茶のパワーのひとつ　カテキン

第11回　緑茶のパワーのひとつ　カテキン

7月になり、暑い夏がもう始まります。
汗をかいて水分もこまめに摂りたい時期です。ガブガブ飲むというより少しずつ何度もが胃腸にダメージを与えない方法。
コラムでも何度か紹介していますが、緑茶には身体に効く成分が含まれています。
今回は緑茶の最も有名な成分、カテキンについてお話します。

カテキンはポリフェノールの一種。お茶の渋味を成すもので、緑茶の15％を占めています。
渋いお茶が好きな人はカテキンを摂れていて、その効果も期待できます。
効きめはたくさんあるのですが３つほど。

• 抗酸化作用　身体に不要な活性酸素を追い出します。老化を防ぎ、イキイキと過ごせます。シミやしわもできにくくしますよ。
• 体脂肪を減らす作用　これは有名な茶ドリンクがありますね。特保を取得しているペットボトル茶です。カテキンが脂質代謝を活発にさせ体脂肪が減るのです。
• 抗菌・殺菌作用　これからの季節、食中毒が心配されますがカテキンは強力な殺菌ができます。毒素を出す菌には解毒をし、感染型の菌にはその細胞を破壊します。

この３つ、どれも皆さんの健やかさにお役に立てるものでしょう。

カテキンをたくさん出すいれ方をご紹介しておきます。
用意するもの
煎茶もしくは番茶（600円程度のもの）10g 　熱湯180cc
茶の葉をポットや急須に入れ熱湯を注ぎ1分待ちます。カップにすべて注いでできあがり。

カテキンは熱いお湯でたくさん抽出されます、渋いですが効き目は大です。
イキイキとして、締まった体、そして多少の菌にも負けないタフさをカテキンで作りましょう。どうぞ素敵な夏になりますよう。

筆者紹介

本　名 井上 香織　KAORI INOUE 略　歴 1966年10月京都府生まれ。 父親の転勤で広島県、三重県で育つ。 短大卒業後、航空会社に客室乗務員として勤務。 結婚、出産育児を経て2003年に日本茶インストラクターの資格取得。 消費者の視点でお茶を捉え、講座、PRはリピーターが多い。   お茶講座の依頼、販売　承っております。 ご遠慮なくお問い合わせください。 TEL：090-8812-1058 E-mail：kaori1058inoue@gmail.com