書評 「えんぴつの約束」 飛鳥新社 アダム・ブラウン (著), 関 美和 (翻訳)
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「ペンシルズ・オブ・プロミス。雷に打たれたようだった。」
著者は「大きなアイディアは突然どこかから生まれると思っている人は多いが、実は小さなひらめきの積み重ねがブレークスルーにつながる。」といい、途上国で鉛筆をあげたときの喜びを思い出し、いつか学校をつくりたいと考えていると、突然ある名前がひらめいたのだ。「人生には、これからすべてが変わると感じられる瞬間がある。その瞬間に行動をおこさなければ、人生はこれまでと同じままだ。」著者はアダム・ブラウン、「ペンシルズ・オブ・プロミス」の創設者であり、CEOである。
著者は、途上国の貧困地帯に初等教育の学校を作る非営利組織を立ち上げるのである。
すぐに今後の予定を書きあげる。
- ウェブサイト
- 設立登記
- 弁護士と話す
- 会計士と話す
- 第一号の学校建設予定地を決める
- グラフィックデザイナーを雇ってロゴを決める
- 名刺
- 名入り文房具 封筒
新しい展開が歩み始める。「人は成功よりも失敗から、はるかに多くを学ぶ。運よく二度目のチャンスに巡り合った著者は東南アジアに急いで戻るのだった。」
章は続く!
「目的をもって歩く」
「幸せとは、だれかを祝うこと」
「不可能に発奮する仲間を見つける」
「ひとりだけに語りかける」
「つながるために離れてみる」
「モノよりも志に従う」
そしてはじめての独立したオフィスをもつときのルールを書き出している。「絶対に無理といわれることを追いかけるような、究極の夢追い人はここで働くべし。現実になりたければどこかへ行った方がいい。ここはドリーマーの集まる場所だ。」
ほとんどのスタッフは無償だったので、いい経験を提供することでお返しをしようと思ったといいます。
「フォローアップを忘れない」
「明確な目標だけが現実になる」
「弱さをさらけ出す」
「鉛筆以外にはなにもいらないと手を広げて待っている子どもたちが世界のどこかにいる限り、僕たちの旅は終わらない」と締めくられている。
(文:横須賀 健治)
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