永岡鉄平の「若者にフェアなスタートを」（第21回）　群馬での動きのご報告

ハマっ子社会起業家「永岡鉄平」の『若者にフェアなスタートを』

群馬での動きのご報告

皆様こんにちは。
やっと秋らしい気候になりましたね。
大変暑かった今年の夏、しかし、いっこうに体重は減りませんでした。
理由は食べてるからです。良くわかっております。笑
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は群馬での活動の報告です。

以前、記事にも書かせていただきました、関東圏での施設と企業をつなげる取組。
具体的にどのような形で進んでいるのか、群馬での事例を紹介させていただきます。

まずは9月12日に実施しました、企業による施設見学会

高崎にあります児童養護施設希望館八幡の家さんに、群馬同友会から9社の経営者が訪問し、児童養護施設の若者達のためにどのような就労支援ができるかを考える意見交換会兼施設見学会を開催しました。

児童養護施設の職員の方から、施設の若者達の入所背景、現状、ならではの特性や課題など、少なからず重い話もあったのですが、それに動じない同友会経営者。

「本人が真面目に働きたいのなら、それ以外はたいした問題ではないですよ、住まいとか用意もできますよ」
「それは、施設の子に限らず、親がちゃんと面倒見ていた若者達も似たようなものですよ」と、重い空気を一気に吹き飛ばすポジティブさ。

実は、この日は贅沢にも、群馬同友会から、大半の支部の支部長が、直々に来てくださっていました。ご意識とご関心の高さが素晴らしく、もったいない！としきりにおっしゃってくださいました。

続いて9月27日に実施しました、群馬同友会＆群馬県内の全児童養護施設等との意見交換会

前橋にて、群馬同友会企業10社と、群馬県内の全児童養護施設、自立援助ホーム、児童自立支援施設、児童心理治療施設が一堂に会し、意見交換を行いました。

これまで、あまり交流のなかった双方が歩み寄ることで、施設側、企業側、双方にとって大きな学びが生まれ、それが施設の若者達の精度の高い社会参画に繋がっていくはずです。

いやー、楽しくなってきましたね！

終了後、このようなお声が経営者の方からありました。群馬でも、はじまります！

※写真は群馬同友会黒岩事務局長が、同友会とは、をプレゼンされているシーンです。

特に地方では、各児童養護施設が、実は地域の企業とつながることを望んでいることも分かってきました。ニーズがあるのであれば、引き続き全力で努めるのが私達の役割だと思っております。

今後の動きにもどうぞご期待ください。

永岡鉄平

永岡鉄平プロフィール

株式会社フェアスタート　代表取締役
NPO法人フェアスタートサポート　代表理事
ホームページ：http://fair-start.co.jp/

経歴

2004年に明治学院大学経済学部を卒業後、リクルートグループに入社し、求人広告の法人営業に2年間従事。その後、当時の顧客に誘いを受け、大学院生の就職問題を解決することを目的とした就職支援会社の設立に参画。幹部として、フリーペーパーの発行や求人ポータルサイトの制作といった新規事業を立ち上げながら、法人営業、登録者へのキャリアカウンセリング、広報、採用担当と幅広い業務を兼任しながら約3年間会社の発展に貢献。
約5年間のサラリーマン生活の中で、働くことから遠ざかろうとする若者の増加、若者が採用できずに苦しむ中小企業の増加を感じ、若者と雇用の世界で根深い社会課題を認識。この課題に起業という形で対峙したいと決意しサラリーマンに終止符を打つ。様々な教育事例、子育て環境、貧困問題などを勉強していくうちに、社会的養護の子ども達・若者達の存在を知る。親からの支援が見込めない中、逆にだからこそ同世代よりは働くことに真剣に向き合い、高校卒業後18歳という若さで社会に挑戦するものの、多くがワーキングプアとなる彼等・彼女等の現実を知り、人材業界で培った経験を活かし、彼等・彼女等の就労支援を決心する。起業準備期間を経て、株式会社フェアスタートを2011年8月に起業。2013年1月には、NPO法人フェアスタートサポートも設立。

受賞歴

• 2010年9月　第1回社会起業プランコンテスト（内閣府地域社会雇用創造事業）最優秀賞受賞
• 2014年2月 キララ賞受賞（かながわ若者活き活き大賞）
• 2017年7月　第31回人間力大賞　会頭特別賞

その他役職員

• 横浜YMCA常議員
• 明治学院大学同窓会評議員