永岡鉄平の「若者にフェアなスタートを」（第23回）　茨城における活動のご報告

ハマっ子社会起業家「永岡鉄平」の『若者にフェアなスタートを』

茨城における活動のご報告

皆様、こんにちは。
気が付けば師走。

漢字のごとく、走り回る12月になりそうなのですが、本当に1年が経つのは早いものですね。皆様はどんな師走をお過ごしでしょうか。

さて、先日は群馬での取り組みを報告させていただきましたが、実は群馬以上に盛り上がりを見せている地域がありまして、そちらの報告もさせていただきます。

その地域とは、茨城県です。

そのご報告をさせていただきます。

まずは群馬同様に10月12日に県内企業と児童養護施設職員との意見交換会見交流会を開催しました。

茨城同友会 × 茨城県内の児童養護施設

当日は水戸にあります同仁会子どもセンター様を会場にお借りし、茨城同友会企業25社、茨城県内の児童福祉施設18施設(児童養護施設13施設、自立援助ホーム4施設、児童心理治療施設1施設)の交流会を開催しました。

全体で50名の規模となり、関東最大級の交流会が実現しました。

参加企業から、

採用した企業同士でお金を出しあってシェアハウス借りたりしても良いかも。

同友会のネットワークを駆使して、仮に自社に合わなかったとしても、同友会内で次の転職を仲人してあげるのもありですね。

など、前向きなアイデアが沢山出ました。

施設の方々からの喜びの声も沢山あり、施設側にも地域の企業と顔の見える関係になりたいというニーズを再認識。

次につながる大きな一歩となりました。

そして、先日11月30日、この交流会に参加した企業のコアメンバーの方々と、企業としてどのような応援ができそうかの本格検討会が実施されました。

結果的に

求人による応援
インターンシップによる応援
コミュニケーションによる応援

この三本柱が出来上がりました。

もう早速雇用したい企業は求人。
インターンシップの機会提供から応援したい企業がインターンシップ。
施設の若者達がどういう若者達かまずは知りたい、という企業はコミュニケーション。

それぞれ、良さがあります。

来年には具体化していけるよう努めて参ります！

いやー、児童養護施設の若者達のために地域の中小企業が真剣に議論する、こんなに素晴らしいことはないと感動しました。

これも、地域の未来を想ってこそ、ですね。
さすが同友会です。

やはり、この「企業」と「施設」の間をつなぐ役割はとても価値のあることで、やりがいをすごく感じます。

引き続き、活動に努めてまいりたいと思います。

永岡鉄平

永岡鉄平プロフィール

株式会社フェアスタート　代表取締役
NPO法人フェアスタートサポート　代表理事
ホームページ：http://fair-start.co.jp/

経歴

2004年に明治学院大学経済学部を卒業後、リクルートグループに入社し、求人広告の法人営業に2年間従事。その後、当時の顧客に誘いを受け、大学院生の就職問題を解決することを目的とした就職支援会社の設立に参画。幹部として、フリーペーパーの発行や求人ポータルサイトの制作といった新規事業を立ち上げながら、法人営業、登録者へのキャリアカウンセリング、広報、採用担当と幅広い業務を兼任しながら約3年間会社の発展に貢献。
約5年間のサラリーマン生活の中で、働くことから遠ざかろうとする若者の増加、若者が採用できずに苦しむ中小企業の増加を感じ、若者と雇用の世界で根深い社会課題を認識。この課題に起業という形で対峙したいと決意しサラリーマンに終止符を打つ。様々な教育事例、子育て環境、貧困問題などを勉強していくうちに、社会的養護の子ども達・若者達の存在を知る。親からの支援が見込めない中、逆にだからこそ同世代よりは働くことに真剣に向き合い、高校卒業後18歳という若さで社会に挑戦するものの、多くがワーキングプアとなる彼等・彼女等の現実を知り、人材業界で培った経験を活かし、彼等・彼女等の就労支援を決心する。起業準備期間を経て、株式会社フェアスタートを2011年8月に起業。2013年1月には、NPO法人フェアスタートサポートも設立。

受賞歴

• 2010年9月　第1回社会起業プランコンテスト（内閣府地域社会雇用創造事業）最優秀賞受賞
• 2014年2月 キララ賞受賞（かながわ若者活き活き大賞）
• 2017年7月　第31回人間力大賞　会頭特別賞

その他役職員

• 横浜YMCA常議員
• 明治学院大学同窓会評議員