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2018年3月 三ツ池だより 「もうすぐ春だ!」

by staff on 2018/3/10, 土曜日
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「出勤の朝を見守る寒の月」
横須賀詢

月の出が気になっていて、ふと出勤の時にマンションの上を見上げたら月が出ていた。月が朝に出ることもあるのを知って、このところ空を見上げることが多くなった。太陽が上がるまえに、東の空にあらわれるのであった。月は夜に出ると思っての70年間は何だったのだろうかと思うことがあるのだった。

「垣根越し見ゆる早咲き梅の花」
横須賀詢

駐車場へ行く所の塀のなかに梅が咲くのである。まだかまだかと思っているうちに咲きだした。春も近くに来ているのだなと思いを抱く。実際はまだまだ寒いのだった。今期中のやり残しもまだまだあるのだった。それでも梅がぽつぽつの咲き始めるのに出あって、よしというやる気が湧いてきた。

「オカリナの春を奏でる蒼き人」
横須賀豊子

近くに三ツ池公園があるのでよく散歩する。オカリナを奏でる人もいるし、暖かくなると詩吟を詠う声が聴こえたりするのであった。三ッ池公園なので池が三つある。下の道、上の道と二通りの散歩道がある。公園も60年ほどになって自然に沢山出会えるのだった。

「なずな咲き揺れるがままの余生かな」
横須賀豊子

「淡雪が降ってはやがて消えてしまうように、人の一生も儚く忘れ去られ、作品も始末されていくことをかんがえると、ちょぴりムックリもう一人の自分が穴の中より顔をだしてみようといいました。そしてなずな程の小さな花を咲かせてみたくなりました。」と家内の思いを実現して個展を先月開くことができました。

個展を開くきっかけは、ちょっとしたことがきっかけでした。「古希を目前にむかえても、特別の感慨をもたない鈍感な私でしたが、ある日、クローゼットの上の棚に積み上げてあった今まで書き溜めた絵や俳句等がどさりと落ちた。ふと、思い切ってこの作品に日の目を見せてやりたいとおもいつきました。」それに賛同したのだった。川崎産業振興会館が思い浮かんだ。2月下旬ならという会場のカフェマイムからの意見があった。古希のちょうど一か月まえに開催できたのだった。

もうすぐ春になる。さまざまなものが動き出す。動き出していると言った方がいいかもしれない。5年前に事業継承を考えていた。「私は今ここにいる」という内容で考えを整理していた。

それぞれのテーマに合わせて、「いろはにほへと・・・」で書き出した。

1)夢あるものは希望があるでの「ほ」では




欲しいことやろう
本当にやりたことは何
方向をまず見定めてみる
星に祈ってみよう いつもいつも

2)希望あるものは目標があるでの「ほ」では




本当のことを
ほめて使って
ほれていく
本気でやろう

3)目標あるものは計画があるでの「ほ」では




本当のものを求める
ほ・ほ・ほ・と笑いながら
骨のように積み上げていく
ほっとして又ほっとして

4)目標あるものは計画があるでの「ほ」では




本気の道をさがして    
ほっとする場所もみつけて
ほめられたくて      
ほどほどの考えも入れて

5)行動あるものは実績がある での「ほ」では「掘り起こす作業が大事」

6)実績あるものは反省があるでの「ほ」では「ほめられたいわけではなく」

7)反省あるものは進歩があるでの「ほ」では発起してみよう」

8)進歩あるものは夢があるでの「ほ」では「ほっといて待つことも必要」

「花ありて今日といふ日を祝ふべし」
横須賀詢

花を咲かせたいと誰でもが思っている。その花はどんな花でどこにさかせていくのだろう。花はさかせるものでなく、気づき感じていくものなのかもしれない。咲いてほしいと思うこともあり、「ここに咲いている」という気付きが大事なのかもしれない。

今日という日があることは幸いである。いにしえの日があったことは幸いである。春が駆け足でやってくる。祈ろう。行動しよう。己にどんなに厳しい日であったとしても!

 

Photos

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(文・写真:横須賀 健治)

 

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