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2018年4月 三ツ池だより 「気取らず おごらず 等身大で」

by staff on 2018/4/10, 火曜日
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「南無をとなえてみる
    在ることが大事なのです」

鎌倉で個展をされていた原田さんに、お願いした言葉を書いていただいた。
この一年も大変な時間であった。それは私の事であり、また時代も大きく変化している時なのであった。先日青山さんの「ぼくらの祖国」を読んでいて思ったことがある。知らないことが多いのである。小笠原村に硫黄島があることを知っている人がどの位いるのだろうか。また広島・長崎のように、住民がいるところに原子爆弾を投下された国が他にあっただろうか。硫黄島は2万人の戦死者がいるのに、その上に飛行場の航路をそそまま作った。そのままなのだという。硫黄島の慰問が行われても、その航路付近は出入りできない。日本の国なのに、いまだ島に自由に立ち入りできないのだという。

これからの日本はどうなっていくのだろうか。
あることが大事なのです。それはまさに日本があることが大事なのです。「やりましょう」といわれて、「いいことですね、やりましょうよ!」ということは多い。多いからいいと言ってるのではない。土地の値段を安くしたことは前例があってのこと。日常的対話にはいろんな場合がある。意図的に何かされてしまうことがあるのだろうか。

さて、一方で、教育内容については、さまざまな事例があっていい。ただ日本のお金を使って、「日本批判」することはどんなものなのだろう。ここにいたって、誰にも一理あり、誰にもいちりなしの状態になってくる。日本批判でなく、改善であるというのだろうか。大事な事は日本が問われている。どんな国にしていくのか。2000年の歴史を守っていくのか、壊していくのか、なのである。

さて、数日前にこんな俳句を詠んでいる。

春寒や上着しっかり肩を張る

そして次の次の日

公園に鶯啼くも桜咲く
人は人花は桜の咲きほこる

そして三ツ池には鴨が戯れている。

水紋のいくつもありし花見時

公園の桜はまだまだと思って外に出てみたら、桜が咲き誇っていたのだ。
実は70年前は公園として整備されておらず、桜も植えられてなかった。公園の上の畑の手入れに親に連れられて行ったのは60年前だ。お袋は鍬を肩に、私は自転車にこまかいものを積んでいた。さつま芋の取り入れ等の手伝いをしていた。三ツ池公園というと頭の中が60年前を蘇らせる。何もなかった時代があって、「末は博士か大臣か!」と、ただただ勉強や遊びをした時代だった。

「南無をとなえてみる。在ることが大事なのです」今というときをどのように評価し、考えていくのかの問いかけである。日本の国はどんな国なのか。どうあるべきなのか。そして日本語をどうとらえていくのか。こんな素晴らしい国はないのである。自国語を持っているし、日本語から和歌・俳句が生れているのである。日本の文化の素晴らしさを評価し、認識しているのだろうか。

憲法にふれてみたい。よくできている条文である。子供の頃、戦争のない国が日本であり素晴らしいと思っていた。でもよく見てみると、敗戦国であり、アメリカに頼っている国なのである。それが悪いというのではなく、見直しの時にきているのではないかと思っている。アメリカのあるぶん寛容な所に救われている部分もある。一方で先ほどの硫黄島に見られるように、知らされてないことがある。南方に見られる日本の領土であっても、管理できていない島がある。いや日本の国内にあっても、改善していかなければいけない施設や部分がある。今それが問われてきている。

多様性の大切さを考える「いろは」




難しいことをわかりやすくする
無理を少しづつしていく
無駄と思うことも時にはしてみる
無限の可能性をめざせと 若いころ言われた

子どもの頃に「日々の善行」を教えられてきた。「誠を尽くす」ことだとも。
所が、今多様性だけではいけないと思うことが表れてきている。「日々の善行」「誠を尽くす」ことに全く無頓着な人を前に、どうしたらいいかと悩む。手が足りないからと無秩序に外国人をうけいれていいのか?子供たちに平等に夢を持たせる工夫はないものなのか?多様性を考えながら、現実の課題が頭に浮かんできている。

 

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(文・写真:横須賀 健治)

 

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