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楽しい文字の世界(第12回) ラジオ生放送での書道

by staff on 2018/7/10, 火曜日

第12回 ラジオ生放送での書道

先日Fm yokohama 光邦さんの「ちょうどいいラジオ」に出演しました。
「手で書く」ということが急激に減ってきていることに対して、日本の伝統文化である書道に触れながら、「手で書く」ことを楽しく伝えたいと思っていますとお話をいただきました。
光邦さんも、「お箸の国の人だから、お箸と筆は正しく持って、文字をていねいに書きたいですね。」とおっしゃっていました。

スタジオ風景

実際に番組内で、光邦さんといえばこのことば「覇魂(ばっこん)」を書きました。

そしてADさんを含めての三人の書。

ADさんを含めての三人の書

この時に文字を綺麗に書くコツを聞かれました。
お話をした中で2つをあげましょう。

一つ目が筆脈を意識すること。文字を書く時に実際は繋がっていない点画でも、気持ちを繋げて書くということです。そうすると、流れのあるまとまった文字になります。

二つ目が、横角が二本以上ある場合、横角の間隔や角度を揃えて書く。本棚の本や引き出しの中身が、同じ方向に同じ間隔で並んでいると、人は綺麗と認識します。同じように横角の間隔や方向がそろっていると文字が綺麗と認識します。更に、少し右上がりに書くと文字に動きが出て大人っぽく見えます。

最後に文字にデザイン性を取り入れ、データ化したものをお見せしました。

文字にデザイン性を取り入れました

文字を書いていることを音声のみで伝える面白さを実感しました。また、ツイッターにどんどん挙げて、リスナーの反応が直ぐに返って来てまた返す生放送の快味も味わいました。

放送内容はこちで聴くことができます。

筆者紹介

 
書家名 粟津 紅花 KOUKA AWAZU
本 名 粟津 絵里 ERI AWAZU
略 歴 愛知県生まれ。 横浜市在住。
3歳から筆を持ち、書を学ぶ。
銀行勤務を経て紅花書道塾を主宰して25年。
現在8か所の教室で門下生を指導。
また古典書道の作品制作に加え、店舗ロゴ、商品ロゴ、ポスター等のデザイン書道を手掛ける。
書道パフォーマンス、障害をお持ちの方への書のボランティア指導、セミナー講師などにも力を入れるなど、国内外で幅広く活動中。
読売書法会会員。
謙慎書道会会員。
横浜書人会審査員。
日本デザイン書道作家協会正会員。
カルチャーセンター講師。
著 作 法華経書写書き込み練習帳―釈尊の究極の教え
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