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絵本から笑本へ(第29回) 絵本作家がゆく。~西区 スマイル・ポート~

by staff on 2018/9/10, 月曜日

絵本作家 保科琢音の連載コラム第三期。

横浜市内全18区の「子育て支援拠点」を、
18カ月かけておしゃべりしています。

今月は5区目となる、
西区地域子育て支援拠点「スマイル・ポート」。

美術館や科学館、住宅展示場や商業施設に囲まれた、
みなとみらいの中にある子育て支援拠点。
ぼくも以前、家族で何度かお世話になった事がある広場です。

地域柄もあるのでしょう、西区だけでなく
区外からもたくさんの親子が遊びに来ているようです。

ぼく自身、週に一度、赤ちゃんやお母さん達の息抜きになればと、

「子育て広場」を開放しています。

そこで、お母さん達から様々なお話を伺います。
そのお話は時に、絵本や紙芝居の題材になったり。
時に、活動するうえでのモチベーションになったり。
時に、気づいていなかった事を教わる瞬間でもあります。

はじめて遊びに来てくれたお母さんには
「今まで子育て支援拠点や、つどいの広場へ行った事ある?」
とよく聞きます。
大半のお母さんは何度か行った事はあると答えるのですが、
なかには「近くにないから行った事はない」や、
「子育て支援拠点てどこにあるんですか?」なんて事も、
聞かれたりします。

そんななか、たまにあるのが
「家は○○区なんですが子育て支援拠点は遠くて、
場所的には△△区の方が近いんですけど、
家は○○区だから行った事ないんです」
という話。

同じ横浜市なのだから、別に自分の住んでいる区以外の広場へ
行っても大丈夫なのですが、そんな事を知らない…というか、
考えもしない方も、少なからずいるという現実。

まさに、気づいていなかった事を教わる瞬間です。

そもそも子育て広場は、どんな人も、どこの人も、遊びに行ける場所。

そんな当たり前だと思っていた事を、まだまだ知らないお母さん達もいる。

スマイル・ポートには西区以外に住んでいるお母さん達も
たくさん遊びに来ています。

場所もみなとみらいの中という事もあり、
買い物がてらや遊びに来たついで、帰る前の休憩にと、
様々なシチュエーションで使える広場です。
もちろん、お昼ごはんを食べたり授乳をしたり、
オムツ変えする為だけに行っても良い場所。

スタッフの人達も素敵な笑顔で迎えてくれますよ。

港に面している西区の、子育て支援拠点スマイル・ポート。
これからも、赤ちゃん子ども達、 子育てをしている全ての人達の、
「笑顔」が集う「港」であってほしいですね。

『絵本から笑本へ』
また、次回。

神奈川区 保土ヶ谷区 緑区 旭区 西区

<今回訪問した施設のご紹介>

西区子育て支援拠点「スマイル・ポート」
HP: http://www.smile-port.jp/

(文・イラスト:保科琢音

筆者紹介

絵本作家。紙芝居作家。
公立図書館に10年勤める。
2013年 絵本「あっかんべー」出版。
絵本や紙芝居の創作だけでなく「読絵ん会」という名の読み笑わせ口演を精力的に行っている。
口演場所は計500ヵ所以上。
2017年 ベトナムホーチミンの幼稚園にて口演。
横浜市神奈川区にて開放している、赤ちゃんとお母さんが集える広場「おかげさま亭」プロデューサー。
 
また、絵書家筆之輔(えかきやふでのすけ)の芸名で落語家としても活動。
神奈川県を中心に落語会や落語イベントを開催。
横浜市内の小学校にて落語の授業を数多く担当。
2017年3月小学生60名が出演した「大黒寄席」プロデュース開催。
父親と子ども達による演芸クラブ「背中の集い」企画代表。
毎月定例の落語会として横浜市保土ヶ谷区の「しばた。寄席」。

ヨコハマNOW取材記事
「僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん」
http://yokohama-now.jp/home/?p=13904

『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧下さい。

 

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