チャレンジ（第４回）　ハンドメイド・コミュニティ

第４回　ハンドメイド・コミュニティ

こんにちは！ C.P.FACTORYディレクターの平安山美春です。寒くなってきたと思ったら街はすっかりクリスマス一色ですね！私はキラキラのイルミネーションを見ると、高校時代に過ごしたアメリカ・シカゴのクリスマスを思い出します。その時代、まだ日本ではあまり見た事がなかった街中をイルミネーションで飾る様子はまさに映画のワンシーンにいるようで、とても感動したのを覚えています。

何歳になってもクリスマスはとても楽しみですね。それは子供の頃にサンタさんを待っていたワクワク感がそうさせるのでしょうか。街中にたくさんのクリスマスグッズが出回るとついつい購入してしまいます。この時期はハンドメイドイベントも多く開催され、私が関わっている障害者施設の自主製品の売り上げも上がる時期です。

私は今年に入ってから２つのコミュニティ運営をしています。その１つが「ハンドメイド・コミュニティ」です。どんな事をやっているの？誰でも参加できるの？という質問をよくいただきますが、私のように手芸が苦手な人でも、仕事でハンドメイドに関わっていたり、趣味であったり、ハンドメイド好きなら誰でも参加できる会です。

ハンドメイド好きが集えるコミュニティ
「花びぃ工房Presentsハンドメイドコミュニティ」
https://www.hanabikobo.com/blog-1

花びぃ工房主宰の島さん のご協力の元、毎回、ハンドメイドに役に立つミニ講座を開催し、集まった人たちで一緒に楽しく学び、繋がり、情報を共有し、各々の活動に活用して頂いています。そして私は運営していると言いながら、こちらの会に参加してくださっている皆様には、私に無い自主製品に必要な資材の情報や技術を教えて頂いています。

なかなか福祉作業所の職員さんがハンドメイドの技術を学ぶことは難しいです。ハンドメイドが好きな職員さんがいらっしゃるとその作業所は売れる良いものが作れますが、それでも利用者さんのケアが第一の福祉作業所ではそれも難しい状況です。自主製品自体の向上を目指す為にも外部との繋がりを作るために、私はコミュニティ運営を始めたのです。

「ハンドメイドで地域貢献―みんなで資材交換会―」
https://www.facebook.com/events/1958462920894832/

出来れば一般の方たちに地域活動支援センターに来て欲しいと思い企画した「資材交換会」。どのように障害者の人たちが日中活動をしているか、ハンドメイドとの関わりは？など、地域活動支援センターでお話しさせて頂き、ハンドメイド好きにありがちな余っている資材の交換会を開催しました。参加費は全て地域活動支援センターに寄付。こちらは、どうしても購入しないといけない材料の費用や、バザー出店費用などに充てさせていただきました。

作品が完成した時の達成感。自分が作った作品が売れた時の充実感。健常者も障害者も関係なく、ハンドメイドって楽しいよね。健常者と障害者も関係なくハンドメイドを通して繋がり、良い力の循環を創ること。これもまた私がやりたいことであり、チャレンジしていることでもあります。

「第2回ハンドメイドで地域貢献―みんなで資材交換会―」次回開催予定　1月28日（月）

次回「C.P.FACTORYが目指す社会とは」　

（第４回了）

筆者紹介

本　名 平安山　美春（へんざん　みはる） 略　歴 1973年横浜生まれ。 高校時代に米国イリノイ州立ネーパービルノース高等学校に留学し、本場のアートと最先端のコンピューター技術を学ぶ。   帰国後、東京工芸大学 画像工学科（現メディア画像工学科）にて色彩画像工学を学び、卒業後、画像加工技術を活かしたグラフィックデザイナー兼DTPディレクターとして制作会社に勤務。   2003年長女出産を機に退職、フリーで活動を始める。 Photoshop歴25年。2児の母。   現在は、DTPやWEB関係の制作や解析業務、ワークショップ形式を用いた様々な講座やイベントを主催する傍ら、自分の技術を福祉の役に立てたいと考え、精神障がい者が作る自主製品のアートディレクションなども手掛けている。