ハチゴロウの鳥撮り日記 第6回「神奈川県から飛び出して (青森県)アカショウビン」
第6回 神奈川県から飛び出して (青森県)アカショウビン
第1回から5回は横浜近郊のお話でしたね。今回から地元横浜や神奈川県から私も翼を広げ飛び出してみようと思います。
年、2008年と沖縄でアカショウビンを撮りましたが、その後、撮ることは出来ませんでした2010年は長野の戸隠でアカショウビンを見ることが出来ると話題になっていました。多くのカメラマンが集まって大騒ぎになっているとの事でした。ネットで調べてみると、日本各地に現れているようです。そこで、チョット遠いですが青森の十二湖に行ってみる事にしました。
十二湖に行くには、青森フェリーターミナルから国道7号線を西に走り、国道101号線に入って、五所川原へ向かいます。五所川原を過ぎ、鯵ヶ沢で日本海に出ます。国道101号線はJR五能線と交差しながら、日本海に沿って南下します。天気が良ければ、日本海に沈む美しい夕日を見ることが出来るのですが・・・。
アカショウビンは漢字だと「赤翡翠」と書きます。 カワセミは「翡翠」です。 字からも想像できるように、アカショウビンは森林に生息するカワセミの仲間です。 生息すると言いましたが、アカショウビンは渡り鳥です。日本には夏に渡来し、北海道から沖縄までの広い範囲で繁殖し、寒い冬は暖かな東南アジアに渡って越冬します。 日本で見られるカワセミの仲間はこのアカショウビンとカワセミとヤマセミですが、このアカショウビンだけが「渡り」をします。沖縄から南に渡来するリュウキュウアカショウビンはアカショウビンの亜種です。アカショウビンは、全長27cmの小柄な鳥です。渡来する数はそんなに多くはありません。
2011年5月、初めてアカショウビンの求愛給餌を撮りました。
奥にいるメスに、手前のオスが エサを運んできて、
とまっている木の枝の上に置きました。
時刻は午前5時54分です。林内は大変暗く、シャッター速度は1/60秒です。
チョットでも動かれると、被写体ブレを起します。
には多くの池があります。有名な青池へ行ってみました。
青池です。水の青さが際立っています。
近くの池で野鳥を撮影していた人がいたので尋ねてみました。アカショウビンが営巣しているとの事でした。多くの観光客が行きかう道の傍でした。
狙いをつけて水面に飛び込みます。
別の池で撮りました。ここは、よく出てくれるのですが、アカショウビンまでは遠いです。
何か咥えています。
モリアオガエルです。1頭のメスに複数のオスが抱き着いて産卵しています。白い泡によって乾燥から守られた卵は、オタマジャクシになると下の水に落ちて育っていきます。そして、アカショウビンたちのエサになります。自然って残酷ですね。
モリアオガエルの産卵。
アカショウビンが捕食するのは魚、カエル、サワガニや水の中に住む昆虫などの水辺の生き物や、カタツムリ、トカゲ、森林や陸に住む昆虫類です。
獲物を捕まえると、石や枝にとまって足場に数回叩きつけて弱らせ、くわえ直すのに放り上げて頭から呑み込みました。
餌のモリアオガエルを放り上げています。
捕獲した獲物は放り上げてくわえ直し、頭から呑み込みます。
2010年から毎年、北東北の営巣地を訪ね歩いています。雨の日のことが多くアカショウビンが「雨乞い鳥」とか「水乞い鳥」と呼ばれることになるほどと納得しています。
また、アカショウビンは『火事で水を求める少女が赤い鳥に姿を変えてしまった』という悲しい伝説をもつ鳥です。
筆者紹介
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