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非営利型一般社団法人FA普及協会FAVT 代表理事 藤原公生さん

by staff on 2019/3/10, 日曜日
藤原公生さん
藤原公生さん
 
お名前 藤原 公生(ふじわら きみお)
お住まい 横浜市中区在住, 50代
お仕事 非営利型一般社団法人FA普及協会FAVT
代表理事
趣味 料理, 日曜大工
HP 非営利型一般社団法人FA普及協会FAVT
http://www.elpuenteintl.com/

 

Y校(横浜市立横浜商業高等学校)のご出身とか?

横浜市南区に引っ越してきたのが、中学3年のときでした。蒔田中学校からY校に進みました。Y校ではホッケー部に入りました。当時は、ホッケー部が少なかったので、一回勝つと関東大会に出場できました。3年間、部活はまあまあ頑張りましたね。

周囲には、喧嘩早い人たちも多かったですが、私は博愛主義者で誰に対してもニコニコして接していました。

祖父の影響でアメリカの文化、音楽に憧れていたし、商売をやっている家庭に育った同級生たちを見ていて、将来は、アメリカに関係した事業を自分でやりたいと漠然と考えていました。

憧れの「アメリカ」に行き来する生活をされたとか?

アルバイトで貯めたお金で、ロサンゼルスやサンディエゴなどアメリカ各地を旅しました。

そのうちに、中古のアメリカ車やウェスタン系やインディアン系の雑貨、例えばブーツや帽子、Tシャツやアクセサリーなどの輸入販売の事業を立ち上げました。
30年ほど前です。

横浜市に輸入雑貨を販売する店舗を開きました。業績も右肩上がりで、お客様は口コミで広がっていきました。円高で輸入業にとってはいい時代でした。横浜で事業をしていたおかげで、中古車の輸入手続きも自分でやれましたし、横浜でビジネスを展開するメリットを享受していました。

本牧や石川町、元町を飲み歩いているうちに、いつしかボランティアで人生相談をやるようになり、周囲から「人生相談のキミさん」と言われるようになっていました。自殺志望者を思いとどまらせたこともあります。
仕事にボランティアに大変な毎日でした。

2000年に人生の転機があったそうですね?

2000年6月に持病の喘息がひどくなって、13日間昏睡状態になりました。仕事も十分にできなくなって、完治まで3年間ほどかかりました。病気のせいで会社は休眠状態になってしまいました。

体調が戻って、ゼロから何か始めなければと思ったときに、世の中のため人のためになることをしたいと、「救急キット」プロジェクトを始めようと決意しました。

アメリカには格好いい「救急キット」があるのに、ドイツでは乗用車の中に「救急キット」を置くことが義務付けられているのに、阪神淡路大震災を経験した日本に「救急キット」がなぜないんだろうと考えたからです。

社会貢献製品「提供表示式救急キットFA」通称FA(エフエイ) は、当初からステッカーを貼って存在を告知して、提供すること目的としていました。

「救急キットFA」には、包帯やガーゼ・絆創膏や携帯用トイレなど応急処置や災害時に必要なものが18種類入っています。ケースは骨折時の添え木として使うことができます。

提供表示式救急キットFA 通称 “FA(エフエイ)”

社会貢献製品「提供表示式救急キットFA」通称FA(エフエイ) は広がっているようですね?

知名度はまだまだですが、ようやく広がってきました。ピップエレキバンの方との出会いがあり、FA普及協会を2008年に作りました。

これまでの10年間、薬事法の問題など乗り越えなければならない難題がいくつもありましたが、「助け合う心」が形にしたのが「救急キットFA」だという、私の想いに共鳴する大勢の方々に助けられてきました。現在、「救急キットFA」はステッカーを含めたシステムとして、ビジネスモデル特許を取得しています。

横浜市中区の麦田町発展会では、2011年の東日本大震災前から「FAステッカー」を各店舗に貼り、「救急キットFA」の存在を近隣の方々に伝えて、困ったときに助けようとしています。

2011年6月に神奈川新聞の2面を使った大きな記事として「救急キットFA」が取り上げられました。それから「救急キットFA」の導入が全国各地に広がっていっています。インターネットの存在も大きかったと思いますが、防災意識の変化などもあったのでしょうね。

横浜でも「FAステッカー」を見かけますよね?

横浜市みなと郵便局のすべてのバイクや車には「救急キットFA」が用意され、「FAステッカー」が貼られています。何かあった時にお客様を助けようという目的で導入したのですが、職員の方には、これまで以上に安全運転の気持ちが生れてきたそうです。横浜の市バスの「赤い靴号」にも「救急キットFA」が用意されています。

「救急キットFA」を社用車に搭載している企業からは交通事故が減ったという報告も届いています。

横浜には横浜型地域貢献企業という認定制度がありますが、「救急キットFA」を導入していると加点されることになっています。

「救急キットFA」を使って助け合い精神を広めていくことで、「街づくり」「企業づくり」「人づくり」ができると私は信じています。

藤原さんにとっての「横浜」は?

横浜は新しいものを受け入れてくれる街です。
それも良質なものを受け入れてくれるので、横浜からスタートすることは意味があるのだと思います。

私にとって「横浜」は心安らぐ気持ちの良い場所です。
横浜から世界に発信してきたいですね。

私にとって「横浜」は心安らぐ気持ちの良い場所です。

<取材を終えて>

「FA普及協会」の事務所(横浜市中区山元町5丁目)と我が家は歩いて5分もかからないところにあります。お近くに、こんな素晴らしい活動をされている方がいらしたなんて・・・

初めてのもの、それもいいものを受け入れてくれる「横浜」から活動を開始したことに意義があるとお話しされる、藤原さんの熱い想いに感動いたしました。「救急キットFA」の存在を多くの方々に知っていただきたいですね。

(インタビュー:渡邊 桃伯子)

 

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