Skip to content

絵本から笑本へ(第37回) 絵本作家がゆく。~中区 のんびりんこ~

by staff on 2019/5/10, 金曜日

横浜市内全18区の「子育て支援拠点」を、

18カ月かけておしゃべりしている、
絵本作家 保科琢音 連載コラムの第三期。

今回で13区目となります。今回は中区。
中区の子育て支援拠点は「のんびりんこ」。

中区は絵本作家となる前に図書館職員としても
勤務していたので、縁の深い場所も多いんです。

様々な施設で口演やイベントをさせて頂いてきたのですが、
子育て支援拠点で「読絵ん会」を開催するのは初となりました。

「のんびりんこ」は関内駅にも近く、

アクセスも良いということもあって、
区外から遊びにくる親子も多いみたい。

ぼくがイベントを開催した日も、
本当にたくさんの親子が集まってくれていました。

そして、他の区の子育て支援拠点と比べて
外国人親子の利用者も多いんだそう。

ぼくが数年勤めていた中区の図書館も
外国人利用者は多い方でしたし、
やはり中区の土地柄なんでしょうね。

だからこそ「のんびりこ」でも、
外国人親子へむけた様々なイベントを開催しています。

ときには外国人のお母さんが主役になって、
簡単な手遊びやゲームをしたりもしている。

子ども達にとっても、他国の文化を身近に感じる
とても良いきっかけになりますよね。

ぼく自身も一昨年から定期的にベトナムへ行っています。

今後も、色々な国に行く予定になっているのですが、
やはり、国によって文化が違うわけですから、
子育てに対する考えだって違う。

勿論、日本の子育てが世界で一番良いとも思わないし、
だからって他の国に習って変える必要もない。

要は、その国に合った、
更に言えば、その国の今の時代に合った
子育てであればそれで良いということ。

大人達が色々な国の、色々な子育てがあるんだと知ることで、
これからの時代を生きる子ども達に向けても、
新しい「何か」を伝えることが出来るんじゃないかな。

「のんびりんこ」に入ると、

すぐ目の前の大きな窓に目がいきます。

そんな大きな窓みたいに、
世界へ向けても
大きな視野で接することが出来る
子ども達がふえていくといいなぁ。

『絵本から笑本へ』
また、次回。

神奈川区 保土ヶ谷区 緑区 旭区 西区 金沢区1 金沢区2 泉区1 泉区2 鶴見区 戸塚区 戸塚区 港北区 栄区 磯子区 中区

<今回訪問した施設のご紹介>

中区子育て支援拠点 「のんびりんこ」
HP: http://nonbirinco.com/

(文・イラスト:保科琢音

筆者紹介

絵本作家。紙芝居作家。
公立図書館に10年勤める。
2013年 絵本「あっかんべー」出版。
絵本や紙芝居の創作だけでなく「読絵ん会」という名の読み笑わせ口演を精力的に行っている。
口演場所は計500ヵ所以上。
2017年 ベトナムホーチミンの幼稚園にて口演。
横浜市神奈川区にて開放している、赤ちゃんとお母さんが集える広場「おかげさま亭」プロデューサー。
 
また、絵書家筆之輔(えかきやふでのすけ)の芸名で落語家としても活動。
神奈川県を中心に落語会や落語イベントを開催。
横浜市内の小学校にて落語の授業を数多く担当。
2017年3月小学生60名が出演した「大黒寄席」プロデュース開催。
父親と子ども達による演芸クラブ「背中の集い」企画代表。
毎月定例の落語会として横浜市保土ヶ谷区の「しばた。寄席」。

ヨコハマNOW取材記事
「僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん」
http://yokohama-now.jp/home/?p=13904

『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧下さい。

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top