楽しい文字の世界(第17回) 新元号「令和」について
第17回 新元号「令和」について
新元号「令和」が発表になる4月1日。私は横浜スカイビルで待機、発表後1時間以内に音楽に合わせて書道パフォーマンスにて披露することになっていました。発表後直ぐに、文字をどのように書くか半紙に書いて確認、予め用意してあった8分半の音楽に合わせてピッタリ書けるように音合わせ。MCさんとトークの打ち合わせ。あっという間に
「本番5分前です。」
一般のお客様に加え、テレビ・新聞のメディアの方も多く集まり、舞台裏だけでなく、会場も緊張感が漂っていました。
4/1 発表時に横浜スカイビルにて
その後直ぐに移動して、夜のテレビニュース番組出演用「令和」の揮毫。
4/1 テレビ東京WBS (ワールドビジネスサテライト)
4/2 テレビ東京ゆうがたサテライト
4/2 横浜タカシマヤ写真館にて、お客様が「改元ウェディングフォト」撮影用に揮毫
4/30 横浜ベイクォーター
5/1 新宿小田急百貨店前にて VRアーティストとのコラボ
5/1 東京タワー「令和」の花絵づくりの文字
5/1 タウンニュース
同じ「令和」でも、色々書き替えています。楷書できちんと。少し続けて行書体で。デザインの要素を取り入れてデザイン書道で。。
さて、発表後直ぐに横浜スカイビルで揮毫した時、4/1「令」の書き方でどちらにしようかと思いましたが、政府が発表した文字に準ずることにしました。
少しそれについて触れてみます。
光村図書の中学書写に掲載されているものです。
私たちは、手書き文字を習ってきましたが、最近では活字に触れる機会が圧倒的に増え、もしかしたら中段、下段の活字の方が見慣れているかもしれません。「令」の3画目が点なのか横画なのか、最終画が点なのか縦画なのか。それらは手書き文字か活字かの違いです。漢字には許容範囲があり、どちらでもよいとされている範囲があります。「令」も今回、文化庁が発表した「字の形の違いは習慣によるもので、本来は問題にする必要がない。」ということ。お好きな方でどうぞということですね。あなたはどちらで書きますか。
筆者紹介
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ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
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