2019年7月 三ツ池だより 「マンダラチャートに出会って30年!」
マンダラチャートとは「曼荼羅の智慧を経営に生かす」ことのために開発された手法です。開発された松村寧雄先生に最初お会いしたのは30年ほど前のことになります。先代と一緒に私は会社を経営してきていました。創業20年ほどになっていました。創業の昭和39年頃と言えば日本再生に燃えていた時代でした。なんとか行けそうだと思ってはいましたが、このままでいいんだろうかと、昭和59年頃考えていました。外部の研修にいろいろ出せてもらっていた中で、川崎市商工会議所での松村先生の講習に興味を持ったのでした。「会計事務所の先生用の内容なので、先生と一緒でないと許可できません。」と言われました。「マンダラチャートってなんだ」と弊社の先生に言われてしまったが、話をなんとしても聞きたいので先生に同行してもらえないかと頼みました。無理やり頼んでの講習会参加でした。
最初のわが社が生き残る8戦略は次のようなことでした。
- 構造戦略
開発・販売へ(毎日の仕事も考える集団でありたい) - 営業戦略
待つ体質から出向く体質へ(客先が楽しみに待つようにする) - 生産戦略
作る体質から売る体質へ(お客があって作れるのだ) - 売上戦略
受け身注文から企画を売る(収益のベースである既存の仕事も大切に) - 商品戦略
受注生産から独自商品の開発(リピート商品の育成) - 利益戦略
与えられた利益から想像する利益(原価管理と誠実な仕事) - 教育戦略
思いつき教育から人材育成プラン(上に立つ程自己研さん)
(技術の伝承+自己努力が進歩につながる) - 社長戦略
既存のことにこだわらず、会社方針を理解した上でそれぞれが最良の道を求めよ
一年目は手書きの計画書になりました。私は計画書作成と実践のために専務から社長へ昇格して取り仕切りました。そして翌年からは松村先生や銀行関係者においでいただいて、経営計画発表会を行ってきたのでした。経営計画導入をした翌年には社内報(Pac’kn Press)を創刊しました。
「創刊によせて 社長 横須賀健治」を見てみる。
「ユリの花が花瓶に生けてあった。庭に植えたのはいつのことだったのだろう。アジサイにさえぎられて眺められなかったが、居間に飾られたのを見ると随分大きく見えた。球根で土に埋められたものが、成長してこんなにも存在感のあるものになるのだ。
パックンプレスの創刊おめでとう。どんなふうに育つのだろう。本当に楽しみだ。“パックン”という意味は、
Pleasy(楽しく)
Activity(活動的な)
Communication(コミュニケーションを)
Keep(続けて行くための)
Note(メッセージ)
といった頭文字からきていると解釈してみました。コミュニケーションとは、ただ楽しいだけではない。前向きに相手を理解していくこと、相手に気持ち良くはたらきかけていくことだ。そんなパックンプレスになることを期待している。」
PACKN PRESSは3カ月に一度の発行で34号まで続いた。当時は環境委員会と情報委員会の二つの委員会があって、社員は皆、どちらかに所属して活動していた。あの時の営業活動でお客様の所に行ったら次のような事を言われてしまった。「メジャーテックツルミの社員は良くやるよ。でも会社の様子と社長の顔が見えてこないね。」ガーンと頭を殴られた気がした。何かをしないといけないと考えた。「measure通信」を出すことにしたのだ。私は編集が好きだから社外報として計量情報と会社の様子と、ちょっと役立ちそうな情報の提供をめざした。社長の責任発行としたのであった。「measure通信」は初期の予定100号まで発刊できた。
measure通信18号には17年度の経営計画の発表にあたってのところで次のように書いている。「経営目標は適正計量を通して社会に貢献する。一人一人が目当てとされ、いきいきと業務を通じて、人間として成長していく集団でありたい。“MEASURE And COMMUNICATION”にあるように器物をつくる・売るというだけでなく、その器物によって行われることすべてを考えようとしてきたのでした。私たちは変わらないといけないのです。一人ひとりが工夫をもとめられ、情報の発信者になるのです。自然に成長していかなければならないのでした。」
マンダラの出会いによって経営の取り組み方が全く変わってきています。これからも、一層変わっていくでしょう。
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(文・写真:横須賀 健治)
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