ゆるマナー講座(第55回) 身近に見つけるしあわせ
マナーアドバイザー/フレアLLP 柳田 圭恵子
非常事態宣言が全国に出され、世の中がざわついて落ち着かない日々とは無関係に、自然の営みは当たり前のように巡ってきます。今年はひとしお愛おしく感じられた桜も今では青々とした青葉に覆われ、時折吹く心地よい風に葉陰が揺れています。自粛生活で外に出るのは買い物や朝のウォーキング程度になり、いつもと違う日常の中で気づかされたこと…今回はそんなささやかなテーマで書いてみたいと思います。
自然のパワー
自粛期間はいつも会っていた親しい人達に合えなくなり、何かが欠けているような日々の中で、散歩でふと足を止める草花や木々、そしてすれ違う犬や猫達に癒されています。ソメイヨシノや八重桜、つつじのような華やかな花はもちろんですが、目立たず密やかに咲いている足元の小さな草花が日毎に成長し愛らしい花をつけているのを発見すると小さな花からもパワーをいただきます。自然のチカラは計り知れないと改めて感じます。時には荒れ狂い猛威を振るうこともある自然ですが、今は優しく包み込んでくれるようなおおらかさに救われています。
人は人と関わり合いながら生きていくものですが、人だけでなく自然の草花や動物達ともお互いに慈しみ合いながら生きているものですね。オンラインミーティングをしていると、ご自宅の猫ちゃんがひょっこり登場し思わず皆が笑顔になる場面もあります。ミーティング中のご主人がちゃんと働いているか傍で見守っているワンちゃんの姿にも思わず微笑んでしまいます。いつものように顔を合わせて話すことができない今だから、これまで以上に笑顔になれる、元気になれる動画や写真を送り合う機会も多くなったのではないでしょうか。一日一笑…いえいえ、もっと笑い合って心配な日々を一緒に乗り越えていきたいものです。
命ある草花や木々や動物は何も言わないのですが、その存在にどれだけ私達が癒されてチカラをもらっているのか改めて気づかされる日々です。「人間」は、人の間と書きますが、人だけでなく自然や、動物など命ある全てのものの間で生きているのですね。地球上のすべてのものを大切に慈しみながら生きて行こうと改めて思います。
鯉のぼりのように
病気が流行り不安な状況になることは昔からありました。そういう時、日本人は「祭」というしきたりで神に祈り、地域の人々とともに邪気を払いながら乗り越えてきたのです。今は人々が集まることは危険な行為になりますから厳禁ですが、そんな中でも青空に勢いよく泳ぐ鯉のぼりを見つけ、子ども達の健やかな成長を願う親心に温かい気持ちになりました。
早く子ども達が鯉のぼりのように元気に泳ぎ、駆け回ることができるように祈りながら、今は大切な人達のためにお家で過ごしましょう。
我慢を強いられる毎日にストレスを感じることもありますが、口角を上げて「笑顔」で過ごしましょう。笑顔は伝染しますから、きっと周りも明るくなるはずです。
医療に従事していらっしゃる方々への敬意と感謝の気持ちは、私たちが家にいて元気でいることで表したいものです。
筆者プロフィール
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柳田 圭恵子(やなぎだ けえこ) |
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岡田 承子(おかだ しょうこ) |
本の紹介です |
「ゆるマナー 始めましょ」 |
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
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横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
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