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2020年10月 三ツ池だより 「役割を!」

by staff on 2020/10/10, 土曜日
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「君から動け」ブックオフにいったら、この本が私を呼んでいた。副題は「渋沢栄一に学ぶ“働く”とは何かだ。今渋沢栄一が気になってしかたがなかった。著者佐々木常夫氏は「渋沢の言葉や思想は心強い羅針盤となってくれると確信しています。」と初めに書かれる。そして「渋沢は、維新後の混迷する日本を成長に導いた最大の功労者なのです。」と書かれる。

 「いつもありがとう」 けんじ
満月が雲の間にあって
電波塔の灯りが点滅している
  雲が立ち上がって
  話かけている
丁度家の前の空に
月が雲に囲まれて見える
  70数年月を見ているが
  いつもとちがう
月と雲が会話し
今また月が満面に笑みをたたえる
  もうすぐ鉄塔に
  月がかかる
え!
あかるい
  今晩は
  いつもありがとう

月と雲が対話することはありえない。月と雲の距離間も相当にある。当りまえに月が出ているが、これだって地球が自転し月が地球の周りをまわっているのである。日常のなかでは規則正しく関係を保っているのだ。

 「商いはあきないだって」 けんじ
商いは自分の為人の為
人の役立つものを売っていく
役立つものを安くとか高くとかでなく
一生懸命売っていく
  あきないは飽くことなく
  つづけていく、納得していく
  ほんとうに飽くことなく
  納得してもらって続けていく
商いは人の為、あきないはつづけていく
何を売るかは人それぞれ
その物がお役にたつこと
喜びが生まれること
  物を売る
  システムを売る
  結果が表われる
  商いはあきないだって

今の状態は大変不安定な安定の中にいる。変わろうとしている。大変な時代になる。変わらなければいけないのである。

 「役割」 けんじ
渋沢栄一が凄いのは
資本と企業を考えたこと
ヨーロッパに行って近代化にふれ
この制度を日本にもっていかなければと
  それは既存の大手がやるのではなく
  新しい日本の仕組みづくりも含め
  近代化とは何かを考え
  数百の企業を興した
今問われているのは
その初期の企業の骨格が
どうかわり進化してきているのか
それは一企業で考えることなのか
  渋沢は個々の企業は
  それぞれにまかせた
  そして商工会議所など
  資本主義の形づくりをした
役割とは
与えられ確立し
利益をだし
発展していくことだと

ある役所から電話が入った。「健治さん計量士名義の許可証が見当たらないのです。いつ出されたのですか。」役所は15年で書類を廃棄しているという。「もう40年前に出して、許可をもらっています。数年前には住所変更のお願いを出しています。」と返事した。実は数年前の住所変更の時に疑問を持ったのだという。「40年前の許可証をできたら探してみてください。今回はこれでいいです。」

 「はい」 けんじ
はいは肺
はいははい
はいと返事してみて
肺から声が出ている
  はいは背
  はいははい
  背後に何かあるのと
  聞いてみた
はいは配
はいははい
配置してみて
これでいいぞと思ってみる
  これでいいのではない
  これでやってみる
  実行する事実が大事だ
  それでいいのだ

計量することが当たり前になっている。あたりまえになるために、定期的な点検があり、検査がある。正しいからいいのでなく、何が正しいのかだ。たまたまただしいのでもなく、継続して正しく安定していることが求められている。

 「語ろうよ!」 けんじ
か  かたちあるものは命がある
    かたちないものに心がある
た  沢山の光を浴びて
    ただひたすら歩いている
ろ  路端の花と話をし
    ロードをゆっくりと進む
う  海が見えてきた
    嬉しさがこみあげてくる
よ  喜びと共に悲しみと共に
    良き日を積み上げていく

今ほど大事な時を迎えていると思う時期はない。平成が31年のなかで苦労して育ててきたことが、惰性のようなものの動きとなり、組織も人の思いやりも形骸化してきているように思う。

 「雨が降る」 けんじ
あ  明日へつづく
め  芽を探そう育てよう
が    我慢すればいいのだけれど
ふ    降る雨は秋の雨
る  ルールなどあるはずもなく
あ  雨が降る
め    面倒なこともあるが
が    頑固な私に向かって
ふ  降りかかる雨が
る  ルールどおりにやってくる

「役割をどのようにこなしていこうとしている?」いつでもどこでも問いかけられている。時には問いかけもしている。しかしコロナ後の時代がどんなものになっていくのか想像すらつかない。役割を担うことの前に、どういう時代を求めていくのか。大切な一人一人の命を大切にしていく役割をになうにはどうしていくことなのか、問われるだけでなく、発信していかなければいけない。

 

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(文・写真:横須賀 健治)

 

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