Skip to content

安彦考真(あびこたかまさ)という生き方

by staff on 2021/3/10, 水曜日

 

安彦考真氏

今月号の「ヨコハマこの人」の取材で、Y.S.C.C.を訪問したときに、昨シーズンまで横浜Y.S.C.C.に所属していた、安彦考真(あびこたかまさ)氏のインタビューも行いました。

安彦考真(あびこたかまさ)氏は、高校時代にブラジルにサッカー留学、帰国してJリーガーを目指すが、ケガで断念。その後はJリーグのブラジル人選手の通訳やサッカースクールの講師、サッカーイベントの企画運営などに携わり、順風満帆な人生を送ってきました。

ところが・・・
「10回の素振りより1回のバッターボックスだよ」と教えていた不登校スクールの学生がクラウドファンディングにチャレンジしたことに触発されて、なんと39歳にして再度Jリーガーに挑戦するためのトレーニングを始めたという奇特(?)な方です。

彼の挑戦は実を結び、2018年3月にJ3の水戸ホーリホックに入団、2019年にはY.S.C.C.横浜に移籍しました。Jリーグ最年長初出場記録の41歳1ヶ月9日は、彼が持っています。

Y.S.C.C.の吉野理事長は、コロナ禍の中で年長者が先頭に立って頑張ろうとチームを引っ張っていってくれたと、彼の「人間力」を高く評価していました。

私はプロのスポーツ選手への取材は初めてでしたが、お話がとても上手で力強く引き込まれてしまいました。「人生の後悔を書き出してそれを取り返しに行くために、Jリーガーになることを決意した」と語る内容は、普通だったらそんなの無謀じゃない。。。と言ってしまうところですが、彼の話しぶりを聞いていると、妙に納得してしまうのです。

ビジネスセンスもユニークです。Y.S.C.C.横浜とは2020年に「年棒120円」で契約したそうです。エーッと誰もが驚きますが、彼は年間シートを何十席か自分専用にしてもらって、友人知人に販売し、その収入を自分の活動資金としていたそうです。

彼のユニークさはマスコミの目に留まり、テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた」に登場して、全国的に知られる存在になりました。文才もなかなかのもので、「日刊スポーツ」にコラムも書いています。

年棒120円Jリーガー 安彦考真のリアルアンサー
https://www.nikkansports.com/soccer/column/abiko/

「人生でアホなことをやる人間がいてもいいでしょう、閉塞感のある社会に右ストレートをかませたい。」と彼は、2021年からサッカー選手以上に無謀な・・なんと格闘家を目指して、日々厳しいトレーニングに励んでいます。

彼の心には盟友だった栗城史多氏(冒険家)が日頃言っていた「否定の壁」への挑戦、出来なかった結果を乗り越えること・・があると言います。

今回のインタビューでは、サッカーを始めたころから現在に至るまで、1時間ほどお話を伺いました。彼の熱量の凄さに圧倒され、今、私は、安彦氏の「人生に対して常にファイティングポーズをとり続けていたい。」という姿勢に対して、応援したいと思っています。

安彦氏は自分のトレーニング状況を毎日、Facebookで発信しています。
https://www.facebook.com/people/Takamasa-Abiko…

また、music.jp の仕組みを使ってオンラインサロンも開設しています。
https://music-book.jp/salon/detail/29

43歳から「命をかけた格闘家」になるという安彦氏に、今後注目していきたいと思います。
安彦氏へのインタビューを5分間に凝縮した動画を制作しました。
是非ご覧ください・・

 

 

 

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top