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早苗ネネ エッセイ ONENESS LOVE #09

by staff on 2021/6/10, 木曜日

承久の乱から学ぶ

最近、このONENESS LOVEの記事の後に紹介して頂いている
(和歌うた 小倉百人一首オフィシャル音楽ビデオ ♬ ひとりかもねむ ♬)

この歌は、小倉百人一首で取り上げられた天皇の中でも、離島に流される。という運命をたどった3人の天皇をテーマに その周りに動物の和歌をちりばめた楽曲ですが、昨年9月にこの動画撮影を行っていた時期が、ちょうどぴったりとこの楽曲の最後の和歌でもあり、百人一首の百番目の和歌でもある順徳天皇の崩御された日だと知りました。

百人一首の最後の歌人。順徳院は「承久の乱」と言う日本の歴史の中で大きな転換点ともいえる朝廷と鎌倉幕府の軋轢によって25歳の若さで新潟の佐渡島に配流されました。

そして今年の令和3年が承久3年に起きたその出来事から800年目に当たる事も知り、それもこの5~6月頃に起きた事件だとの事で、今月は800年前の過去の出来事から現在の日本の状況を見つめてみたいと思います。お付き合いいただけたら嬉しいです。

平安時代と言う言葉でくくられる宮廷文化の栄華を体験した大和朝廷がピークを過ぎて衰退に向かい始め、平家の壇ノ浦没落を経て、その後のし上がってきた相模国の鎌倉幕府に完全に権力を掌握されてしまったという日本史上、時代の大きな転換点となった「承久の乱」。その当事者となった二人の天皇。後鳥羽院とその息子の順徳院。彼らから倒幕の院宣を全国に下された鎌倉方の相手は、当時実権を握っていた北条義時。彼は北条政子の弟で頼朝亡きあとの鎌倉幕府を仕切っていた黒幕です。

その「承久の乱」は800年前の5月半ばに後鳥羽院と順徳院が、全国に院宣として北条義時打倒を発令してから約一か月であっけなく収束しました。京へと向かった圧倒的多数の鎌倉の軍勢の前に、朝廷側は戦いにもならなかったのです。

私の母方の祖父は吉田村出身で、彼女から吉田家は鎌倉源氏だとの話を子供の頃聞いていたのを思い出します。今は港北区の新吉田と言う町になっている吉田村。母の祖先は800年前のちょうど今頃、足軽として泥濘の雨の中、竹やりなどを持って都へ向かっていたのかもしれません。

圧倒的な幕府の軍勢に驚いて、最初の小競り合いで収束した「承久の乱」。後鳥羽上皇は隠岐へ流され、息子の順徳天皇は佐渡に流され、二度と都に戻ることはありませんでした。そしてそれ以降 横浜に黒船が現れる迄、鎌倉時代、足利、戦国、室町、江戸時代へと、サムライ達が将軍を頂点に政治の実権を握ることになった日本です。

一つの時代が終わりを迎える時、私たち庶民はどういう心構えでいれば良いのでしょう。

関ヶ原の戦いや、明治維新、第二次世界大戦の終わりを告げた玉音放送等、日本人はその都度逆境をバネに新しい変化を受け入れて発展してきました。そしてこれから“ONENESS” と言う地球人類が一つにまとまってゆくプロセスの中で、どんな心構えが必要なのか、宇宙時代には国と言う単位が地方都市みたいな感覚になり、太陽系に属する水の惑星の地球人と言うアイデンティティが生まれます。あとどのくらいでそんなタイムラインが来るのか分かりませんが、人類の目覚めのスピードは加速しており意外に早いかもしれません。

その頃には
もうイスラエルとパレスチナの兄弟喧嘩などは過去の話でしょう。中国大陸も共産党が変容して、昔のソビエト連邦が崩壊した時の様に多民族の共和国になりそうな気がしませんか? 米国もこれから少数の人達が牛耳っていた合衆国から共和国へと移行しそうです。

ここで明確にしておかなければならない事は、私達個々は3次元宇宙の細胞の一つだという認識です。そこには明確な自立と調和の精神が必要になります。
そして己が創造主の一片としての自覚も。

自分の人生を誰も代わりに歩いてはくれないように、個々の人生は本人の自発性に基づいて行動して創られてゆきます。その創造の結果には自分自身が責任を持つという原因結果の法則があります。そこには被害者や加害者は存在しません。もう自分達が搾取されるとか、自分は弱い立場で誰かが自分に害を及ぼすのではないか、と言う被害者意識で生きてゆく事は出来ません。人の言う事を聞いて生きてゆく時代は終わったのです。アドバイスはたくさんあっても それを受け入れて自分の人生に取り組んでゆくのは本人の自由意志です。他人が弾いてくれたレールに乗るのは自分の意思なのです。

「承久の乱」の順徳天皇は、後鳥羽上皇と言うパワフルな父親の意向により14歳で天皇になりました。それも兄の土御門天皇がすでに在位していたにも関わらず、後鳥羽上皇が母親似の優しい気質の土御門天皇を譲位させて自分の眼鏡に叶った弟の順徳院を天皇にさせたのです。その後9年間彼は天皇として父の後鳥羽上皇の自分への評価を落とす事なく和歌に武芸に励みました。そして父天皇の計画の鎌倉幕府打倒のために承久3年の4月に天皇の位を息子に譲位して身軽になり意気揚々と戦いに臨んだのです。その時の彼には自分の人生が激変して2~3か月後に佐渡へと渡る事になるとは 想像もできなかったでしょう。

令和3年の今。自分に害を及ぼす敵が自分の外にある!という今までの歴史から無意識層に蓄積されている観念的恐怖や、長い間の刷り込みから目覚める時が来ています。
魂は永遠です。
そしてすべての魂は昔と違って自由意志によって創造がなされます。
恐怖心を外しましょう。被害者意識も外しましょう。
硬い殻となっている古い被害者意識を脱ぎ捨てて、不安をワクワクに変換させてポジティブに明るく生きて行く。私はその心構えを選択しました。
それが結果的に自分に幸せをもたらすことを確信しています。
この世界は自分の鏡。自分の見ている世界が気に入らなかったら変える事が出来るのも自分だけだという事実。次回はそれら自分で行うワークのやり方を紹介します。

「承久の乱」25歳で佐渡に流された順徳院はその後の20年間を、いつか隠岐にいる父天皇が又自分をこの窮地から救ってくれるのではないかと一縷の望みだけを頼りに生きてきた事がうかがわれます。43歳の時、後鳥羽院が隠岐で崩御された事を知り、その後も自分の皇統が再び都で返り咲く事は無いと自覚します。

そして彼は生まれて初めて、自分自身で自分の人生のかじを取ることを決心します。「都へ帰る望みが絶たれた今となっては これ以上生き続けることは無意味だ」と。その後、断食を始めた彼は 46歳の9月に自らの人生に終止符を打ちました。

早苗ネネは今年、佐渡に赴き順徳院の墓前にて鈴を鳴らしてアカペラで歌います。
日程は9月12日前後3日間 もし興味を持たれた方がいたら同行可能です。
宿泊先は佐渡島 八幡館 古くて趣のある温泉旅館。

又今回の9月の佐渡行きは 本当に個人的なのですが、人生に行き詰まっている方などが居たら女性に限りますが、同行可能です。
曖昧ですみません。車の運転が出来る方だと素晴らしいのですが

(早苗ネネ♪)

 

「和歌うた 小倉百人一首」公式音楽ビデオ 「ひとりかもねむ」

 

迎春

 

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)を立ち上げました

日本古来の大和ことばで綴られた和歌を現代の調べにのせて歌う「和歌うた」。私 早苗ネネはもう20年近くこの「和歌うた」を歌い続けています。お蔭様で、じゅん&ネネと共に「和歌うた」は私のアーティスト活動の中心軸となり、多くの方々からご支援を賜り各地で和歌うたライブを開かせて頂いております。

この度立ち上げたネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)は、「和歌うた」とHULAや太極拳などの異文化や全国に受け継がれている伝統文化とのコラボレーションをはかります。世界の民族が持つ固有の文化とその文化の根底にある言霊が「和歌うた」と融合することで生まれる新しい表現をみんなで共有する取り組みです。

「和歌うた」のライブは歌い手と聴き手という構図です。ライブ会場はみんなで一体になって盛り上がりますが、歌い手と聴き手という構図は否めないものがありました。ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)ではワークショップ形式で参加して下さったみなさんと一緒に作品を作り上げていきたいと考えております。みんなで作った作品にはみんなの愛情が込められています。出来上がった作品はみなさんの元気の源の一助になることでしょう。

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)Official Website:
nenegoose.love

 

三十六歌仙CDアルバムによせて

 

10代の頃、じゅん&ネネのネネとして歌っていた時、多くの方から「北の政所のねね様と同じ名前ですね」と言われ、歴史上に残る方と同じ名前を頂いた事で直ぐに覚えて頂き、良い事が沢山ありました。時が経ち、50歳を過ぎた頃にやっと自分のライフワークを見つけ、「和歌うた」を歌い続けて13年程に成りますが2014年の京都高台寺音楽祭に出演させて頂いた折に、三十六歌仙が高台寺様に遺されているのを知りました。その時にぜひ三十六歌仙にメロディーを付けて同じ名前のねね様に奉納したいとの思いを抱き、2015年9月6日、ねね様のご命日に発表させて頂く事に成りました。

和歌のアルバムとしては10年ぶりでやっと二枚目アルバムです。一枚目のアルバム「花のいろは」は蟠龍寺スタジオの仲間に助けられて生まれました。そして今回のアルバムも製作費は今まで私の和歌うたを聞いて応援して下さった方々のご支援で賄われています。暗中模索と無我夢中で今までよろよろと歩いてきましたが、そんな私を支えてくれる大きな愛情に気が付いて、なんて幸せ者なのかしらと思います。有難うございます。これからも自分の道を信じて歩いてゆきます。

早苗ネネ/京都・高台寺 北の政所・ねねさまに捧げる三十六歌仙 『和歌うた』CDアルバムは、 Amazon で販売しております。

 

早苗ネネさん 和歌うたLIVE

 

早苗ネネさん プロフィール

木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。

心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。

早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。

そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。

<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?

早苗ネネさんHP

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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