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絵本から笑本へ(第60回) 絵本作家と、笑顔をつなぐ笑顔な女性たち。
~茅房 栄美さん~

by staff on 2021/6/10, 木曜日

絵本作家 保科琢音の連載コラム「絵本から笑本へ」の第4期

絵本作家としてこれまでにご縁のあった
「笑顔をつなぐ笑顔な女性たち」をご紹介しています。

第4期15回目にご登場頂くのは…
長野県安曇野市で患者家族滞在施設の運営などをされている
一般社団法人「笑顔の花」代表理事の茅房栄美さんです。

父親の田舎が長野ということもあり

長野での活動にも力を入れていこうと考えていたときに
出会ったのが茅房さん。

活動されている内容や親としての境遇にも近いところがあり、
共感出来ることも多く、数年前からお互いの
近況報告を交えながら情報交換させてもらってきました。

長野県安曇野市にある長野県立こども病院で
入院中の子ども達へ向けたイベントを開催した際には、
一緒に参加もして頂いたり。

このコラムのちょうど一年前にご登場頂いた
NPO法人スマイリングホスピタルジャパン代表の
松本惠理さんもご紹介しお繋ぎしたりなど。

神奈川県と長野県という遠い場所に暮らしながらも、
濃い繋がりをもたせてもらっています。

茅房さんの娘ちゃんは、

重度の心臓病で生まれました。
生まれて直ぐ心臓手術のため自宅から遠く離れた
こども病院への通院が始まります。

その後も治療のための通院、
長期にわたるつきそい入院など、
こども達にかかわる小児医療の現場で
様々な体験、経験をされてきました。

そんな中で、産前産後のお母さんの支援や
遠方からの患者家族のための滞在施設の必要性を感じ、
立ち上げたのが「笑顔の花」。

同じ想いのお母さん達や、
応援してくださる協力者の方々のおかげもあり、
2020年1月に安曇野市の近くに
入院中の子どもの親などが休養できる
お家「マザーハウス」を開設されました。

本当に凄いことだと思います。

ぼくの娘も2歳の頃に、

手術のため大坂の子ども病院に長期入院したことがあります。
勿論、親も一緒のつきそい入院。

子どもの手術もある不安な気持ちのなか、
知り合いや友達もいない
知らない土地での長期入院生活は、
親にとっても多少の苦労はありました。

しかしそんな中でも、
同じ長期入院のご家族と仲良くさせて頂いたり、
絵本や紙芝居のイベントもさせてもらったり、
ぼく達家族としては
おかげさまで良い思い出にもなっています。

ただ、不安や苦労があったことは事実。
そんな経験もしているので、
尚更、茅房さん達の活動には頭が下がるし、
これからも心の底から応援しようと思っています。

久しぶりに茅房さんに会いにいこうと思います。

今回、ぼくが仲間達と新しく立ち上げた
出版社「ラフコネクト」の設立記念対談イベントに
ゲストとして茅房さんにご登場頂きます。

ご自身の活動の話は勿論、
子ども達のこと、小児医療のこと、
そして、笑える未来のことを話してもらいます。

YouTubeでの生ライブ配信なので
どなたでもご視聴頂けます。
是非是非、ご参加ください。

日時は6/27(日)13:00-14:00
「絵本出版社ラフコネクトちゃんねる」にて公開します。
https://youtube.com/channel/UCTbMYJQCY1DaP62mo5MEU7A
事前のチャンネル登録もよろしくお願い致します。

皆さんも一緒に、
「笑顔の花」をつなげいきましょう。

茅房栄美
(一般社団法人 笑顔の花 代表理事)

絵本作家 保科琢音からのご質問

※毎回、登場頂くみなさんへ同じ質問をしていきます。

① 『子どもの頃はどんな子でしたか?』
「明るくて、よく笑い、おもしろいこと、絵を描くのか大好き。いつもワクワクしていた。市街地のマンション暮らしで、自然は少なく狭かったけれど、何よりも近所の子ども達と遊ぶのがとても楽しかった。みゆきちゃんという一つ下の知的障がいのお友達が大好きで、毎日よく遊んでいました。」

② 『子どもの頃の夢はなんでしたか?』
「夢は、お花屋さん、お菓子屋さん、ドレスの似合う大人になること。宇宙に行くために宇宙開発事業団行きたいと思い高専入学をした。」

③ 『これからの夢はなんですか?』
「美しい安曇野・日本の和の文化・風土を未来に残す。尊い命をまん中に、共に手を繋ぎ笑顔になれる社会づくりに関わりたい。」

④ 『悩みはありますか?』
「病気の子どもを支える家族をサポートする制度や仕組みを改善したい。」

⑤ 『今、一番楽しい事はなんですか?』
「安曇野の美しい北アルプスを眺めながらサイクリングをすること。分かち合える友人、仲間と話しているとき。」

<一般社団法人 笑顔の花>

https://egaono-hana.amebaownd.com/

<絵本作家 保科琢音ホームページ>

http://ehonsakka-hoshinatakuo.net/

<絵本作家 保科琢音YouTubeチャンネル>

『笑える絵本ダナ』 https://www.youtube.com/channel/…

(文・イラスト:保科琢音

筆者紹介

【保科琢音】
絵本作家・紙芝居作家
公立図書館に10年間勤務。
2013年 絵本「あっかんべー」出版
2019年 絵本「ままも」出版
2020年 絵本「ちーちゃんのおなかのあな」出版
絵本や紙芝居の創作だけでなく「読絵ん会」という名の
読み笑わせ口演を精力的に行っている。
口演場所はこれまでに600カ所以上。
2017年 ベトナムホーチミンの幼稚園、障害児施設で口演。
2019年 ベトナムにて絵本「ままも」、絵本「よぞらのおくち」の2冊同時発売。
 
また、絵書き家筆之輔(えかきやふでのすけ)の芸名で落語家としても活動。
神奈川県を中心に落語会や落語教室を開催。
様々な企業からのご依頼により創作落語をつくり口演。
保土ヶ谷区にて定例落語会「しばた。寄席」を毎月開催。
 
横浜市内の小学校では落語の授業を数多く担当。
2017年 神奈川公会堂にて「大黒寄席」開催
(※青葉区黒須田小学校、南区大岡小学校の2つのクラス総勢60名の児童が出演)
2020年 横浜にぎわい座にて「ビックブック寄席」開催
(※南区大岡小学校、中区本町小学校の2つのクラス総勢60名の児童が出演)

ヨコハマNOW取材記事
「僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん」
https://yokohama-now.jp/home/?p=13904

『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧下さい。

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
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