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横浜は「文化・歴史・経済の魔法の玉手箱」
公認ゴルフメンタルカウンセラー 村瀬雅宣さん

by staff on 2021/7/10, 土曜日

 

村瀬雅宣さん
 
公認ゴルフメンタルカウンセラー
村瀬雅宣さん
 
お名前 村瀬 雅宣
(むらせ まさのぶ)
年齢 60代後半
お住まい 横浜市中区在住
ご家族 妻と二人暮らし
お仕事 公認ゴルフメンタルカウンセラー
公認ゴルフアンチエイジングプランナー
如水会横浜支部支部長
HP 村瀬雅宣公式ゴルフサイト

 

道具でボールをマネジメントする球技が得意

東京都世田谷区桜上水で生まれました。小さいときから球技が得意でしたね。世田谷区立松沢小学校時代は卓球部に入っていて、世田谷区大会でベストエイトになったこともあります。自宅の駐車場に卓球台があって、弟と毎日卓球をやっているスポーツ少年でした。

受験をして駒場東邦中学校に入学して、高校卒業まで6年間を男子校で過ごしました。当時の中学受験はまだ珍しくて、私立に進学するのはクラスで2人でした。駒場東邦の13期生になります。東邦医大の付属校ということもあり、医学部進学希望者が全体の4割でした。中学校では軟式テニス部に入り、高校を卒業するまで6年間テニス漬けの毎日でした。中学生としては実力もかなりのレベルになり、中学時代は目黒区の大会で数回優勝し、高校時代は新人戦の東京都大会で優勝しました。キャプテンをやっていたこともあり、部活中心の日々で受験勉強は全くやっていませんでした。高校時代に横浜市鶴見区に引っ越して、横浜市民になりました。

大学受験は予想通り全滅しましたので、予備校裏の3畳一間に下宿しました。このときが人生で一番勉強したときですね。
大学に入ったら、テニス部に入ってスポーツを続けたいと考えていました。一橋大学の社会学部に進学しまして、硬式テニス部に入りましたが、軟式とは全く勝手が違うことを実感したのですぐ辞めました。

ゴルフだったらクラブを使い、止まっているボールをコントロールする球技で個人競技なので、レギュラーになれるかもと思い直ぐに体育会ゴルフ部に入部しました。高校時代に父親と一緒にプレーしたことが一度あり、そのときのスコアが良かったことも影響したかもしれません。ゴルフ部は全員が初心者で、同期の15人は卒業まで一緒でした。国立駅北口のすぐそばにあったゴルフ練習場に通い、そこでアルバイトしながら毎日練習していました。授業がない時は時間を惜しんで、一日中通っていました。努力するほどうまくなっていくゴルフが性に合ったのか、本当にゴルフ三昧の日々でした。年間で10近い大会にレギュラーとして参加し、3年生からはキャプテンとして部員をまとめていました。専属のコーチも監督もいないし、学業との両立も大変な中、団体戦のマネジメントをしながら選手としてプレーするのは苦労も多かったですが、今思えばその経験を通じてセルフマネジメントや調整力が身についたかと思います。
卒論も何とか書き上げて、東京海上火災保険に就職しました。

転勤が多い会社員時代

最初の新人としての赴任地は岡山県の倉敷市水島でした。コンビナートの大企業が担当で3年間勤務しました。ゴルフも月1回くらいはやっていましたが、そこでの思い出は居合道を修得したことです。取引先が居合道場を経営していたこともあり、毎朝出勤前に居合道場に通っていました。2年間で3段までいきました。同期の結婚披露宴で何度か演武もやりました。指の使い方がゴルフと共通していることもあり、すぐに向上することができました。

次の勤務地は大阪で、そのときに結婚して長女が生まれました。東京の本社に戻った時に、次女が生まれたので、横浜市中区本牧に土地を購入して家を建てました。本牧を選んだのは、マイカルがあって街としての賑わいに将来性があったのと、三渓園の近くで緑が豊かだったことです。このときに会社でゴルフ部を創部して、社会人実業団会社対抗戦に出場していました。家を建てたのに、また転勤になって、福岡に3年間、新潟に5年間暮らしました。本牧に住んで40年近くになりますが、1/4は貸し家にしていたことになります。

その当時は、ゴルフをしないと営業は務まらない・・という時代でした。大学時代にハンディ「7」になりましたが、就職後10年でハンディ「18」まで下がってしまいました。その後、地方勤務で営業ゴルフの回数が増えたこともあり40歳代後半に、ハンディ「7」に戻りました。その時点で自分の限界を感じていたので、技術以外のメンタルやマネジメントに興味を持つようになりました。練習時間を削減して、スウィング以外のことが書かれているゴルフの本を読んで、脳トレーニングを行うようになりました。

スポーツは「心・技・体」と言いますが、それに加えて、ゴルフはコースのマネジメント(コースの戦略)や道具のマネジメント(クラブ選び)が必要となるスポーツです。50歳から5年間、福岡県久留米市で単身赴任生活を送りましたが、その時代にメンタルカウンセラーの公認プロ資格を取得しました。その5年間でハンディは「4」に上がり、現在も何とか維持しています。

 

日本初のアマチュア向けのゴルフのメンタルカウンセラー

日本のアマチュアゴルファーへのコーチングは、原則スウィングなどの技術に偏重しているのが現状です。技術を教えるコーチやレッスンプロは沢山いますがゴルフのメンタル面やフィジカル面を専門としているコーチや、自分のレベルに応じてのコース戦略のマネジメントを教えるコーチはほとんどいません。

私は40年を超えるゴルフ経験から、アマチュア向けにメンタルやマネジメントをコーチングする必要性を感じ、プロのメンタルコーチを目指して、50歳代からゴルフのメンタルカウンセラーとしての活動を開始しました。ゴルフのメンタルに関するセミナーを開催したり、メールマガジンやFacebookで情報を発信しています。

太陽の光を浴びて適度な運動をするゴルフは、脳内伝達物質のセロトニンを発生しやすくして副交換神経を活性化することで、幸せな気分にもなる効果があります。しかも、高齢者でもできる身体に負荷の少ないスポーツなので、健康寿命を延ばし認知症予防につながると言われています。楽しむことを優先すれば、ゴルフは心と身体の健康に役立つスポーツであると確信しています。

65歳でリアイアした私は、72歳でのハンディ「0」(ゼロ)やエージシューターを目指しています。

練習しなくてもメンタルとマネジメントを鍛えることで、ハンディを伸ばすことができるという自らの理論を「理想のゴルフ」という本にまとめて2019年に幻冬舎から出版しました。東京都立大学では「ゴルフメンタルマネジメント論」という講義を行っています。2年前まで約8年間、母校一橋大学のゴルフ部の監督も経験しました。現在は年間70~80回プレーをしています。65歳からは関東ミッドシニア大会で本選出場を果たし、全国大会への進出を目指しています。

現在はコロナ禍でもあり年間契約をして、プラーベートメンタルカウンセラーとして、Zoomでの意見交換や、ラウンドのスコアカードや動画を送ってもらって、継続的に確実にスコアアップするようなアドバイスをさせて頂いています。

 

横浜で地域貢献をしていきたい

40年近く横浜市中区本牧の住民ですが、会社員時代は東京勤務ということもあり東京エリアで過ごす時間が長かったですね。その間にマイカルから映画館がなくなり、トレーニングジムも経営が変わってしまいました。

3年前に会社員をリタイヤしてからは改めて、「横浜」の魅力を感じる仕事をしていきたいと思うようになりました。

「横浜」は文化・歴史を感じる素敵な「街」です。一橋大学の創立に関わった渋沢栄一は横浜正金銀行(三菱UFJ銀行の前身)の設立など、横浜の経済発展に様々な寄与をしています。

一橋大学の同窓会である「如水会」の横浜支部は、2019年に創立120周年を迎える歴史のある支部で、私は12代目の支部長です。大学の同窓会というと、一般的には卒業生が集まって昔を懐かしみ、懇親を目的に活動するイメージですが、私は同窓生の英知や地元で活躍している方々の人脈を活かして、地域や社会への貢献につなげる活動をしていきたいと考えています。

横浜国立大学の同窓生が中心となっているNPO法人YUVECと情報を共有化してセカンドキャリアの就職を推進したり、横浜日独協会との連携を進めています。東京工業大学の同窓会組織である「蔵前工業会」とは文系・理系の枠を超えて連携を深め、現役同士の情報交換なども行っています。四大学(一橋大学・東京工業大学・東京医科歯科大学・東京外語大学)の横浜エリアの同窓会の連携も検討しています。

今年は、社会貢献活動として、7月10日開催される「ヨコハマSDGs文化祭」に参加して、同窓生(前横浜国立大学学長・長谷部勇一氏と横浜市立大学医学部教授・鈴木ゆめ氏)のSDGsの実践や成果を報告してもらう予定です。

横浜市中区にある聖光学院出身で東京オリンピックにボートで出場する荒川龍太選手の支援も継続的に行っています。

コロナ禍の中で同窓会活動が制限されていますが、アフターコロナ時代を見据えて、産・官・学の連携を通じて、横浜エリアでの社会貢献活動を継続的に行っていきたいと思います。

あなたにとって横浜とは

「横浜」を知れば知るほど、歴史も文化も経済も魅力がたくさんある魅力のある「街」です。コロナ後の新しい時代に、私の大好きな街「横浜」が開放性・多様性を持つ「街」へより進化できるように、我々の活動を発展させていきたいと思います。

私にとって横浜は「文化・歴史・経済の魔法の玉手箱」です

<編集後記>

村瀬さんは常日頃、卒業生が集まって昔を懐かしみ、懇親を目的に活動する同窓会のイメージを変えていきたいと仰っています。自ら、横浜の様々な方々に会い、イベントに参加して、如水会横浜支部としてどのような地域貢献ができるかを真剣に考えています。
リタイヤ後の人生設計の一つに「仲間たちと一緒に地域に関わる」を入れていこうという、村瀬さんの心意気は共感できますね。日本初のアマチュア向けのゴルフのメンタルカウンセラーとしても、今後の活躍に期待しています。

 

(取材・文/渡邊 桃伯子)

 

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