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2021年7月 三ツ池だより 「歩く あるく」

by staff on 2021/7/10, 土曜日
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なぜ歩く。どこに歩く。蝶々が飛んできた。赤い帽子をかぶった子供たちがやってきた。歩く道を指さしている。蝶々が飛んでいく。気が付くとそこここに子供たちがいる。今日は公園に遠足かな。理科の学習かな。行くとこ行くとこ子どもたちだ。班長らしき子が指令書を首にかけている。みんな楽しそうにワイワイ歩いている。

 「散歩」 けんじ
山桜散る
様々に散る
  鳩が足元をついばみ
  鶯が啼く
くち倒れた桜の木に
新な枝を出して桜の花が咲いている
  ここは40数年過ごしている里
  桜が満開である
知らぬ間に木は太くなり
葉を茂らせている
  緩やかな下りの坂を
  降りてゆく

今だからできることは何だろう。過去はどんな役立ちをしてきたのか!未来とは明日。誰でも来る未来の準備に詩を書き、歩を進める。待つのではなく、行動するのだ。明日は命だ。負けてはならない。

 「怠るな」 けんじ
人道という大切なものがある
富貴より貧賤よりも
  これさえ失わないように
  努力すればよい
真の幸福は必ず
その身辺に集まる
  渋沢栄一が
  論語で孔子が言っていると語る
智徳を修めることに心がけ
人生の真の幸福を得ることに努めよと

「神楽坂つきみ茶屋」を読んだ。物語の中で江戸の料理人が出てくる。今そこにいるのはその子孫、その子孫が時の人として江戸時代の人になる。現代は過去のベースのうえにある。今の現実の過去はどこにあるのだろうか。いい伝統があるから今がある。どこに戻って原点を探すのか。今を生きるものとして、過去を知ることが必要なのだが、今をどのように見て、過去のどこを見つめていくのか。

 「器量」 けんじ
いろんなことに
まきこまれながら
本業につくしていく
いろんな誘いがあって
大変な時は人に頼りたくなる
順調な時は自分の手を出したくなる
  客先に喜んでもらえる
  はげめることに感謝していく
  本業を大事にしていく
  過去のことにこだわらず
  今すべきことをしていく
  今に感謝していく

今までのことをしていけばいいのでなく、なにが課題なのか、何が望まれているのか。聞きに行くのだ。先日業界の団体のアンケートを見て驚いてしまった。人育てをしてこなかったというのだ。そうは言ってないが、そうとれるアンケートの結果なのだ。業界の上に立つものに自覚があったのだろうか。今までやってこなかったとしか捉えかねないアンケートの結果が報告書としてあがっていたのだ。
例えば「計量士を魅力ある資格に高める」という対応がもとめられている、と報告されている。計量士の役割をしっかり担ってきたから、今の体制があるのではないか。

 「人は何をめざすのか」 けんじ
計量に身をおいて
なんとか業界に役に立ってきた
  計量法というもの
  生産性の向上ということ
生きていく上で
人のお役に立つ役割を担ってきた
  計量だって
  生活の役にたたねばいけない
生きるということは
ほしい欲しいだけではいけない
  豊かに暮らしていける
  お役に立つ計量に努めていくのだ

いつも仕事していて感じるのは、「はかり方はこれでいいのか」と感じることがある。何を目的で「図る」のか。風袋込みではかるのか、風袋なしで「はかる」のか。すなわち、何をはかるのか。何を目的ではかるのか。では風袋とは何か。どの状態で「はかる」のかを考えるのだ。だから「はかる」ことは重要なのだ。そしてそれゆえ、計量されたものの取引が成り立つ。正しくはかり、その行為が安定していることが大切なのだ。
計量は実に前に歩いている。私も一歩先を目指して歩こうと思う。

 

Photos

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(文・写真:横須賀 健治)

 

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