ハチゴロウの鳥撮り日記 第21回「アカヒゲ やんばるの森から(沖縄)」
第21回 アカヒゲ やんばるの森から(沖縄)
アカヒゲはツグミ科の留鳥で、コマドリの仲間です。コマドリと同様に綺麗な澄んだ声で鳴きます。「ピッ クララ」とか、「ピー ピョイ ピョイ」と聞こえます。大きさも全長14cmとコマドリと同じくらいです。
主に奄美大島や沖縄本島の山原(やんばる)注1)に生息しています。奄美に生息しているアカヒゲは『亜種アカヒゲ』で、やんばるに生息するアカヒゲは『亜種ホントウアカヒゲ』です。2013年から2017年までの10月、4年間のやんばるの森でのアカヒゲの撮影記録です。
注1)山原(やんばる)は沖縄本島北部の山や森林が多い地域を指します。
アカヒゲのオスです。映画『あかひげ』に出てくる老医師は髭が赤い事から“あかひげ”と呼ばれていますが、小鳥の“アカヒゲ”は顔面から喉、胸にかけて黒く体面が赤いことから“アカヒゲ”と呼ばれているようです。
アカヒゲのメスです。メスはオスと違って、喉が黒くありません。
メスは、よく羽を震わせて鳴いています。オスにエサをねだっているようなので、私は“おねだりポーズ”と呼んでいます。
オスが餌を捕まえました。ムカデでしょうか? アカヒゲは昆虫、蜘蛛、ムカデやヤスデなどの多足類やミミズなどを餌にしています。
餌のせいでしょうか? アカヒゲは地上で見つけることが多い鳥です。 そのせいなのか アカヒゲは犬や猫、マングース、蛇などに捕食され個体数が減少してしまいました。
特に犬や猫とマングースは、あるべき自然の世界に、人間が持ち込んだあってはならない生物です。いろいろと考えさせられました。
2013年は10月16日から19日まで、やんばるで4日間撮影していますが、アカヒゲを目的に撮影したのは、2日間です。
2014年は10月15日から20日まで、やんばるで6日間撮影していますが、アカヒゲを目的に撮影したのは、4日間です。
2015年は10月14日から17日まで、やんばるで4日間撮影していますが、アカヒゲを目的に撮影したのは、3日間です。
2016年は10月13日から15日まで、やんばるで3日間撮影していますが、アカヒゲを目的に撮影したのは、1日だけです。
2017年は10月19日から20日まで、やんばるで2日間撮影していますが、アカヒゲを目的に撮影したのは、1日だけです。
2018年は10月12日から14日、2019年は10月26日から31日とやんばるへアカヒゲに会いに行ったのですが、声を聞くことは出来たのですが、撮ることはおろか、見ることも出来ませんでした。
2020年は、コロナの影響もあり沖縄旅行は控えました。
今年(2021年)6月にはコロナのワクチンも打ち終えたので、10月にやんばるでアカヒゲにまた会えることを楽しみにしています。
筆者紹介
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