ハチゴロウの鳥撮り日記 第28回「山中湖大洞の夏鳥 後半 水辺に集まる小鳥たちから『クロツグミ』」
第28回 山中湖大洞の夏鳥 後半 水辺に集まる小鳥たちから『クロツグミ』
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。ヨコハマNOW9月号がリリースされる頃は、二十四節気では「白露」と言い、朝や夜に気温がグ~ンと下がって草に露が宿るさまを表したようですが、果たして、朝夕が過ごしやすくなっていると良いのですが・・・
ところで、私も二十四節気については初めて知ったのですが、太陽の動きで決めるので、決まった日を言うのではないそうです。 2022年の「白露」は国立天台の発表では9月8日だということです。ちなみに去年は9月7日でした。時候の挨拶で「白露」を使うのは9月22日頃までとのことです。
さて、鳥撮り日記の第27回では山中湖の大洞の夏鳥をご紹介しました。私の選んだ御三家として同じスズメ目の小鳥を3種選びました。ちなみに選んだのは「キビタキ」「センダイムシクイ」「ヤマガラ」でした。
昭和生まれの私の世代は、なにかと3つ合わせるのが好きなようで、たとえば歌謡界では『美空ひばりさん、江利チエミさん、雪村いづみさん』、『橋幸夫さん、舟木一夫さん、西郷輝彦さん』、『南沙織さん、小柳ルミ子さん、天地真理さん』、『西城秀樹さん、郷ひろみさん、野口五郎さん』、『森昌子さん、桜田淳子さん、山口百恵さん』・・・と続いて行くのですが、鳥好きの中にはそれぞれが選んだ「御三家」や「新御三家」や「三人娘」を披露し合って、ウンチクを楽しんでいるようです。
前置きが長くなってしまいましたが、山中湖大洞の夏鳥の後半を始めることにいたしましょう!
まずは復習、大洞と書いて「おおぼら」と読みます。山中湖旭日丘別荘地の中の谷間にあり、富士山からの湧き水が出ていて「大洞の泉」と呼ばれています。撮影するには少し暗いです。撮影するベストシーズンは初夏から夏にかけて、多くの小鳥たちに出合うことができます。
キビタキ、オオルリ、メジロ、ホオジロ、シジュウカラを始め、センダイムシクイ、エナガ、ヤマガラ、そして警戒心の強いコルリ、ヤブサメ、クロツグミなどなど野鳥の宝庫です。
今回の目的はクロツグミの撮影です。クロツグミは薄暗くなってから現れると思っていますので、夕刻から大洞でシャッターチャンスを狙っていました。
クロツグミが水場に現れたのは、17時41分でした。ほとんど水浴びせず、どこかへ飛んで行ってしまいました。
クロツグミはスズメ目ツグミ科の体長22cmほどの鳥です。ツグミよりも少し小さ目です。
オスは腹側が白に斑点模様があり全体に黒っぽく、嘴と目のまわりが黄色。メスも腹側は白に黒の斑点がありますが、全体に暗褐色でオスのような嘴や目のまわりが黄色ではありません。
さえずりの地鳴きは「キョキョキョ」という感じですが、他の鳥の鳴き声をまねして取り込んで、魅力あるさえずりを披露してくれるのが特徴です。
クロツグミがいましたが、木の枝に隠れて、ピントが合いません。水場の近くにいるのですが、キビタキなど、他の鳥がいると水場へ入っていけないようです。警戒心が強い鳥だと聞いていましたが、本当は気が弱いのですかね?
クロツグミが水場に行こうか、悩んでいるようです。
水場の下流の水たまりで、クロツグミのメスが水浴びをしていました。
長い時間悩んだ末にやっと水場へ近づいて行きます。
18時33分です。水場は暗く、何がいるか分かり難いです。ISO感度 6400で、シャッター速度 1/80秒です。
クロツグミのメスとキビタキのメスです。メスの方が積極的なのでしょうか? 他の小鳥がいると水浴びができないでいるオスに比べ、メスは仲良く水浴びを楽しんでいました。
日も沈んだようで、かなり暗くなってきました。水場へは小鳥たちが来ているようですが、何が来ているか分かりません。小鳥たちの鳴き声を聞きながら、帰路につきました。
ちょこっとおまけ; 今年はクロツグミのオスの水浴びシーンを見ることができませんでした。2021年8月10日に「大洞の泉」でオスとメスが仲良く水浴びをしている写真を撮ったのでご紹介します。「混浴?」楽しそうでしょう!!
筆者紹介
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