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2022年10月 三ツ池だより 「かすかに揺れる」

by staff on 2022/10/10, 月曜日
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暑いが花壇の鉢の花が少し揺れている。風が吹いている。前は公園の駐車場でその向こうの山裾にマンションや家が立ち並ぶ。

 「野に咲く花」 けんじ
野に咲く花を見ると
なんだか嬉しい
  こんなにけなげなんだ
  こんなに美しく咲いているんだ
なにがあっても
なにがおこっても
  花が咲いてきて
  姿を見せてくれる美しさ
励まされる
生の素晴らしさを
  この花とはすぐお別れだが
  次の年もこうして会えるのだ

このところ虹を見ていない。今日も雨が止んでも曇っていた。虹も出れない世の中なのだろうか。様々なことが私たちに課題として出される。どうしようもないことばかし。そうは言ってもやれることはある。明日会う人と笑顔を交わす。だれにも笑顔の声かけをするんだ。

 「何しに来たの」 けんじ
何をしようとしているのか
そうではない佇んでいる
  何かをしなければ
  生きていけない
生きるとはおもいやり
生きるとは助け合うこと
  自分が自分であるように励んで
  学んできたのはお互い様
そう 佇んでいるのではなく
生きている喜びを伝えるのだ
  それは笑顔であったり
  それを文にしてみたりして

 「可能性とは」 けんじ
可能性とは
自分の想い
  やれるかでなく
  やるんだ
その思い入れが
自分を育てる
  やるんだ
  やっていくんだ
これをやっていく
詩も書いていく
  やることで
  実力もついていく
失敗もひとつのチャンスだ
それをのりこえるのだ

ニーチェの勇気の言葉の「人間的あまりに人間的」の言葉のなかに次の言葉が出てくる。「批判という風がふきこまない閉鎖的なところには、必ず腐敗や堕落が生まれ大きくなっていく。 批判という風を入れよ。批判は疑い深くて意地悪な意見ではない。批判という風は頬には冷たいが乾燥させ、悪い菌の繁殖を防ぐ。だから批判はどんどん聞いた方がいい。」批判してくれる人は私にとってはどの人。それは家内かもしれない。私のことを一番知っているし理解している。批判を喜んで聞くことにしよう。

 「笑い声」 けんじ
笑い声はいい
人は声を出すなら
笑い声がいい
  どこどこに行ったよ
  こんなことがあったよ
  95歳の先生が話題になったりする
ふと詩を書いているのを思い出す
人は人と会うことで明るくなれる
詩と一緒にいることが私の励み
  竹が笑っている
  笑いが天に向かっている
  そこで私はどこにいる
私も笑うのだ
一人でも笑いの形は使えるのだ
まわりで大きな笑い声

なにを伝えていく。なにをつないで行く。そう何が喜びで何が大事なのか。生まれてきて、今生きているということ、つぎの命を育てるということを。生きるとは育てるということ、育てるとは生きること。わが心を磨き、その心音(こころね)を渡していく。限りない連鎖で心をつなぐのだ。「ありがとう」と言える心のつながり大切にして。

 「それでいいよ」 けんじ
何が
それでいいのか
  会社のこと
  業界のこと
時代はどのように動いていくか
これでいいの
  それでいいよ
  今までよくやってきた
時代変化の中で
次を受け継いだものが次を創っていく
  そうだね
  これからをどのように切り開いていくか
いつもだれでもが
時代を創っていく人なのだ

ここにもう一度ニーチェの勇気の言葉を引用してみたい。 「漂泊者とその影」から。「学び、知識を積み、知識を今なお教養と知恵に高め続けるような人は退屈を感じなくなる。あらゆる事柄が以前にもまして、一層興味深くなってくるからだ。彼にとって世界は興味の尽きない対象となる。植物学者がジャングルの中にいるようなものだ。」世界の変化は興味がつきない。次の時代をそっと覗いてみたいものだ。かすかに揺れるもののなかにも。

 

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(文・写真:横須賀 健治)

 

 

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