Skip to content

2022年12月 三ツ池だより 「それでいいよ!」

by staff on 2022/12/10, 土曜日
Navigation: HOME»コラム»横須賀詢

 

今やるべきことが見えているとそれに取り組める。何かしなければいけないと考えていると悩んでしまう。今していることは何か。それをつづける。そして次は何をするのか。何をするのかは前日の予定であり、当日の変更も可能だ。するべきことをして行く。

 「自分が出来ること」 けんじ
ノートに詩を書く
不思議なことに
題名が決まる
筆が走る
  心がとまっているわけでも
  ペンがたちどまっているわけでもない
  自然に筆が走り
  自分が現れる
今日一日あったこと
今日も気づいたこと
自分が出来ることは限られているが
一文字一文字書き記してみる

 「またたき」 けんじ
空が青く
海からは雲がのびる
  ここは横浜
  港が見える
人生という旅をしていて
立ち止まる少し前の所で
  珈琲を飲み
  ぺンをはしらせている
ベーブリッジのライトが光っている
まわりに客船が見えている
  空はどこまでつづいているの
  海はどうなっているの
人はただようのでなく
歩き大地を踏みしめている

こんなにゆったりした時間をもらえて有難い。振り返ってみるといい人生で終わることが出来るとの感じである。有難い。なにか恩返しがしたくなる。詩がのこせないかとも思う。ほっとしてもらえる詩をと。

 「待つこと」 けんじ
待つことをしてみよう
なぜだろう
ものは動いている
  待つことにも
  時間がかかっている
  考える時間が流れている
日々、時々、その時その時
表情は変わって内容で変わっている
待つことは時間の流れ
  今という時の積み重ねが
  待つということ

 「区役所へ行く」 けんじ
何か違う雰囲気がする
今住んでいる土地なのに
なにか区役所が身近に感じない
  それでいて職員のかたは
  笑顔もあり、話もおだやか
  こちらがかわってしまったのか
時代は流れている
私が年をとったのか
何が変わってしまたのだろう
  区役所に年寄が寄らなくなったのか
  これが今までどうりなのか
  当方が戸惑いを感じる年になっただけなのか
どちらにしても
動くことだし
情報に自分からタッチすることだ

人は人を呼ぶ。呼ばれたら答える。呼ばれなくても声を掛ける。人と人とはお互い様である。呼ぶ声を掛ける。答える。呼ばれなくても時にはこちらから声を掛ける。人が人であることは関心を持つことであり、喜び合えることである。

 「人生はバトン渡し!」 けんじ
今やっていることは
自分勝手なようでいて
次へのバトン渡し
  毎日やっていることが
  次へつながることであり
  自分が出来ること
詩を書くことも
会社を見守ることも
日本がどのようになっていくか気に掛けることも
  太陽が登るときもあり
  一日曇りのときもあり
  日々変化している
さぁ今日も明日も
自分を出してゆく
人生のバトン渡しのために

バトンが渡せるのか。それは今日なのか明日なのか。いやもっと先なのか。でも今は今。

 「それでいいの」 けんじ
それでいいのさ
待つのさ
それでいいの?
それでいいのさ!
  行く道は
  見えないけれど
  行くのさ
  自分の道だもの
何処に行くのか
何をするのか
行きたい所へ行く
今やりたいと思っていることをやっていく
  それしかないさ
  己の道を行くのさ
  未知はつながっている
  自分で自分の道は選ぶのさ

友人から奥さんの書かれた本が送られてきた。大夕張に育ったその方の想い出が良く書かれていた。夕張は活気があって、山が美しい所であったそうな。なんの不自由もなく育ってきた。大きくなって夕張へ戻ってみると、炭鉱は閉山され、人口も撃滅になり、廃墟のおもむきがただようという。でもそこは大夕張、これからどうなっていくのか。栄華を忘れ原始の森に還れというのか。人を生かし土地を活かす。何かを考えだすことはできないのか。東京だけがいい街ではいけないのだ。

 「いつもの場所」 けんじ
いい天気で
寒くなると言われながら
暖かい日がある
  もう50年になるのか
  何時もの場所で
  昼の陽にあったっている
若い人に連れられて
いつもの会社の
定期検査に来ている
  突然電話が入る
  57年誌よく出来すぎている
  筆者がすごいねと
電話を受けた場所が不思議
50年前にも昼に立ち止まったところ
懐かしいお客様の前だった
  いつもの場所と言える所に
  50年も縁があるという
  すごい!すごい!有難い!

 「枯葉舞う」 けんじ
枯葉が落ち始め
枯葉を集める
  枯葉がきれい
  いろんな思いが散らばる
枯葉集めも楽しい
地が新しい顔を出す
  ほんの一瞬
  時には2~3日のことも
枯葉に酔いながら
詩を書く
  一枚一枚集めるように
  昨日が今日だったように
夕暮れのなか
枯葉が舞い始めている

手元に会社57年記念誌がある。安全な計量の仕事を求めての歴史になる。独自の姿勢を貫けたのは何だったのだろう。計量一筋に過ごして来れたこと、お客様に支え続けられていること、家族が私を支援しつづけてくれたこと、わが心の宝物のようなものが今に続いている。そして新たな道も模索しつつある。世の中に必要なことを自分なりに形づけた仕事をつづけていられることは喜びだ。

 

Photos

(画像をクリックすると拡大写真が表示されます)

     
     

(文・写真:横須賀 健治)

 

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top