Skip to content

2023年5月 三ツ池だより 「“いろは” があってよかった」

by staff on 2023/5/10, 水曜日
Navigation: HOME»コラム»横須賀詢

 

日本人に生まれてよかった。日本語が使えてよかった。絆はつなぐこと。私たちは今つないでいくことの重要性に目を向けたい。出会ってよかった。表現できてよかった。ある時に「“いろは”があってよかったそのままでいいよ」を書き上げている。

絆を感じる四つの“いろは“は次のように始まっている。
い 命の伝承を孫にみる ありがとうがかえってくる
い いらないものを勇気をもって捨てる 新しいものが入ってくる
い 祈る お世話になった人を思い出す
い いっぱいの笑顔を! 今いきていることの幸せ

木と雲に囲まれて笑顔をつくる。新しい道はいままでの道のつづきなのだ。発見にも発明にも偶然はない。いままでの歩みからの必然なのだ。今に生きていること本当に感謝なのだ。

夢を実現するという項では次のような詩にしている。
 「夢を実現する」 けんじ
  夢を十書き出し
  妖精を取り出すように一つを取り出す
    一石を投じる種となるように
    国の何かの役に立つように
  美しく立ち向かうライオンのように
  二つとない発想に懸命に取り組む
    面倒がらずに磨きあげ
    燃えあがるように物語に仕上げる
  現実と理想を虹の懸け橋で結び
  好きこそものの上手たれとの思い
    困ったときは自然の中にいき
    輝くような希望の想いを胸に抱く
  ありがとう
  ありがとう

龍を探してという項ではつぎのような詩にしている。
ここでは小さいノートを使い始めて、十年で三百冊を超えたと書いている。
 「龍を探して」 けんじ
  本物になりたいと思っていて
  願いがかなうから探したいと思っていた
    空のきれいな地へいって
    毎日毎日空を眺めていた
  どうしても龍を見つけたいと思っていた
  沢山の人と一緒に旅に出ていた
    日本の大地に足を戻してみると
    龍が出たというニュースが飛び込んできたのさ
  野に咲く花は誰が見ていなくても咲いている
  厳しい鍛錬や何かをしようなどと思ってもいない
    そうだ龍はどこかへ探しにいくものでなく
    ここにいて、そこにいて見守ってくれているんだ
  何事も難題探ししているのは自分の心なのだ
  素晴らしくすがすがしい龍探しの旅はつづくのだ

悲しみをのりこえるの項では次のような詩にしている。
 「悲しみをのりこえる」 けんじ
  今咲いている路傍の草草に目をとめよう
  濡れたひとみをレンズにして見つめなおしてみよう
    手紙を読みかえし空を見上げてみるのさ
    流した涙は美しいものを見るためのレンズ
  歌ってみたり待ってみたり
  こころを磨いて震えるような感動のお手伝いをするのさ
    さりげなく忘れ失敗を恐れず進むのさ
    もう一人の当たり前の自分と未来に向かうのさ
  悲しみは心がそこにあらずと書く
  だから心に大事にしていた思いに戻ってみるのさ
    流した泪のレンズがくもらないように
    時にはいつもの常識から寄り道してみるのさ
  未来は今の続きさ
  今日そして今、新しい一歩を踏み出すのさ

幸せはやってくるの項では次のような詩にしている。
 「幸せがやってくる」 けんじ
  苦しいことがあっても笑っている
  悲しいことがあったから泪こぼしている
    鏡に向かって演技していて
    お前バカと言われそう
  窓を開けて新しい風を吸い
  野原に立って背伸びしてみる
    大丈夫だと言ってみて
    両手を広げて感じてみる
  言ってみるのさ
  話をしてみるのさ
    命ある今を大切にし
    近くにある命に触れてみる
  大地にだって触れてみるがいい
  寄せては返す波にも触れてみるがいい
    泪が幸せをもってくる
    辛さが幸せを背負ってくる

日々の生活を考えるの項では次のように記している。
 「景色をこころと眼で楽しむはじめに」 けんじ
  雪を踏みながら
  老いても青春ありと
  青春とは歩き続けること
  なにかの行動をしていること
    立ち止まって見える
    景色をただ眺めてみる
    見ることで発見があり
    なつかしさを感じることが出来る
  泣きたいほどのことも
  泣いてもいいよと
  素直になっていいよと
  心にしみる
    歩き続けていて
    前も後ろも見たいと思いながら
    日々に追われて
    古希という年の重なり
  雪を踏みながら
  人生は絆
  人生は伝承
  人生を踏みしめながら
    よい出会いありと
    よい一期一会にありがとう
    あるいて歩いて
    雪を踏みしめる

「思索の旅に出る」
し 知ることが大事 知らないふりをすることも大事
し 失敗を恐れず 乗り越える勇気をもつ
し 思索の旅にいでよ 思索の森にさまよえ
し 静かなること山のごとし 火のごとく猛ることも

時は移っていく。遠くの桜の樹を眺めていると枝の先が膨らみ始めている。そんな時に「夢を持たないと実現しないよ!あったらいいなとかできたらいいなでは絶対実現しないよ!これをやったらこうなる。それをやっていくと夢は実現する!」と声をかけられた。桜は咲くと思うから咲くのだそうだ。景色という文字が日の京と書く。書かれた色はなんだろうか。日の中に京を感じ色を感じる。静かな安堵感を感じている。

長い間のご愛読ありがとうございました。またお会いしましょう。お元気でお過ごしください。

 

Photos

(画像をクリックすると拡大写真が表示されます)

     
     

(文・写真:横須賀 健治)

 

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top