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女性の一番美しく輝く日、ブライズビューティの全てを演出する。
有限会社ビーセレブ 大木美恵子さん

by staff on 2011/1/10, 月曜日

「ヨコハマこの人」第9回目は、たくさんの花嫁を作りつづけてきた確かな技術と心くばりで、女性に最高の美しさで輝いていただく為にエステ、ヘアメイク、着付け、アテンドなどブライズビューティをトータルでサポートする有限会社ビーセレブ 代表取締役 大木美恵子さんにお話を伺いました。

有限会社ビーセレブ代表取締役 大木美恵子さん  
名前 大木美恵子 (おおきみえこ)さん
出身地 秋田県湯沢市
年齢 50代
家族構成 夫 娘 息子
現在の住居 横浜市磯子区
職業 ビーセレブ 代表
趣味 スポーツ全般(特にスキー)
自分の性格 努力家 真面目 好奇心がある
会社のHP http://www.be-celeb.com/
http://www.be-celeb-esthe.com/
http://bridalesthe-yokohama.com/

 

美しい花嫁を作りたい

なぜ婚礼美容師を志したのですか。

私の原点は5歳の頃に見た雪の中の「お嫁入り行列」だったと思います。雪の中を真白な花嫁衣装を着て歩いていく花嫁様の真っ白な着物と口紅の「赤」が今でも私の脳裏にくっきりと焼き付いています。

私は秋田の田舎町で高校まで過ごして、仙台の短大を卒業してから商社に就職しました。普通のOL生活を送っていました。

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美容師になるきっかけは、母親が作ってくれた何枚かの着物です。着物が着れるようになりたいとアフター5に着付教室に通いました。着付けをマスターすると、美容全般を勉強したいと言う気持ちになりました。

ちょうどその頃、結婚をしてこちら(横浜)に来たのですが、結婚してからもずっと仕事をしていたいという想いがあって、通信教育で美容師の資格をとりました。二人の子供の出産・育児をやりながらでしたから、今思うと大変でしたね。

主人の転勤で札幌に引っ越してからは、保育園に子供を預けて美容室で働きました。5歳の頃見た花嫁姿が忘れられず、「美しい花嫁を作りたい」と気持ちが強くなっていました。そのためにはヘアーだけでなく顔美容も必要となるので、仕事をしながらエステの学校に週4日通っていました。

札幌にいたときは子供が小さかったので、主人の協力が大きかったですね。土日も仕事でしたから、子供たちの面倒は主人がすべて見てくれました。本当に理解のある人で良かったです。(笑)

当時は「美」についてがむしゃらに勉強しました。ネイルを含めて取れる資格は何でも取得しました。

こちらに戻ってきた1990年代は、ちょうどレストランウェディングがはやり始めた頃で都内のレストランに出張して花嫁様のヘアー・メイク・着付けを担当していました。目の回るような忙しさでした。チーフになって責任がありましたし、エステシャン仲間と勉強会を開いたりして充実した毎日でしたが、横浜から通っていたので体力的にはきつかったですね。

10年ほど前に、主人と私の両親が相次いで体調を崩して介護が必要になったこともあっ て、それを機にフリーになりました。フリーになっても各方面からお声がかかって、出張で婚礼美容をやらせていただいていました。

 

三渓園での婚礼。美しい花嫁様を創り出す理想の環境

ブライズビューティ「ビーセレブ」を横浜開設されたのはなぜですか。

いつかは婚礼のトータル美容をやりたいという気持ちはずっとありました。自分の技術に自信が持てるようになりましたし、子育てや両親の介護も一段落したので、機が熟したということで2004年9月に横浜の中華街でサロンを開設しました。

横浜が好きでしたし、まわりに結婚式場もありましたので、サロンの場所は横浜と決めていましたね。

「ビーセレブ」は、セレモニーとブライダルの美容(ビューティ)という意味を込めてつけました。「セレブ」という響きもとても好きです。「ビーセレブ」を始めたときから出張でヘアー、メイクから着付けまでできること、特に和装が得意だということをアピールしていこうと考えていました。

三渓園の結婚式を担当されているそうですね。

三渓園での婚礼をプロデュースする会社から美容を任せたいというお話をいただいたのが2005年1月でした。

三渓園の婚礼は私が理想としているものです。
一日一組しか行わないこと、同じ場所で結婚式から披露宴まで行うこと、30代以上のカップルが多いので花嫁様の美意識が高いことなど私たちスタッフが美しい花嫁様を創り出すことに専念できる環境なのです。

三渓園ではこれまで200組を超える和装花嫁のお手伝いをしてきました。伝統ある建物の中での結婚式、緑豊かな庭園の中での写真撮影などどれをとっても忘れられない素晴らしい結婚式です。

最近は担当される結婚式場も増えてきたそうですね。

おかげさまで、「和装花嫁ならビーセレブ」ということで、鎌倉の鶴岡八幡宮や横浜の総鎮守である伊勢山皇大神宮などの結婚式も担当させていただいております。もちろん「洋装」のホテルやレストランでの結婚式も多く担当していますよ。(笑)

 
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花嫁様には婚礼に備えて1か月前からエステに通っていただきます。本当は3カ月くらい前から通っていただくと目に見えて綺麗になっていくのですが・・・。

「美しい花嫁」を作るためには何が必要かを常に考えています。そのためにヘアメイク、着付だけでなくブライダルエステやネイル、ヘッドスパエステも始めました。最近は花婿様のエステにも力を入れています。ペアでエステを受けているお二人を見ているだけで心が和みます。

女性の一番美しい日を演出するこの仕事は、私の天職だったと思いますね。

 

一生に一度の大切なときだから

ブライズビュイーティは順風満帆のようですが、これまでご苦労などはありましたか。

大変なのはスケジュール管理です。
結婚式が多いときはどこも同じですので、スタッフ集めには苦労します。

私たちが立ち会うのは一生に一度の大切なときです。花嫁様と同じ目線になるように、心から頼んで良かったと思っていただけるように、スタッフには精神面を徹底して教育しています。私たちの仕事は「技術が半分、心が半分」だと思っています。

それから、「ブライズビューティーに特化した和装の専門店」といううちの特色を多くの方々に知っていただくために、ホームページや広告媒体を使った宣伝も積極的に行っています。

コーポレートカラーを「パープル」にして、ホームページ、パンフレットや小冊子も色合いを統一しています。「パープル」はミステリアスで大人の色なので、「ビーセレブ」を表現するのにふさわしいと考えています。

私が考えた「地に足のついた美人」といわれるための5カ条をステッカーにして花嫁様にお渡ししていますが、これも「パープル」が基調になっています。

 
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私には忘れられない花嫁様がいます

大木さんがここまで頑張ってこられた原動力は何でしょうか。

美しく輝く花嫁姿ですね。
子育てしながら仕事を続けてきたので、つらくてやめたいと思ったことも何度もありました。仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになったこともあります。しかし、目標を持ってきちんとやっていけば必ず叶うと信じてやってきました。

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私には忘れられない花嫁様がいます。
フリーのときにお手伝いしたお客様で、花嫁様は寝たきりの85歳のおばあさんでした。戦時中に結婚したので花嫁衣装を着ることができなかった母親に亡くなる前に花嫁衣装を着せてあげたいという3人の娘さんからの依頼でした。

花嫁衣装を着た85歳の女性がうれしそうだったこと、白無垢に赤い口紅が映えて本当にきれいだったことは今でも忘れられません。そのとき、婚礼美容師になって本当に良かったと実感しました。

昔は婚礼前日に娘の襟剃りを母親がやってあげる風習があったそうです。それを私が花嫁様にやってあげるとき、お母さまの心境になって幸せになってくださいね・・心で語りかけています。

 

おしゃれな街「横浜」でブライズビューティーの仕事に携わっていることが誇りです

これから目指されているものは何ですか。

「横浜の和装ならビーセレブ」と言われるような地域一番店を目指しています。そのためには、これまで以上私もスタッフも勉強しなければなりません。

最近は、美容情報が溢れていてお客様の要求も細かくなっています。他と同じことをやっていては生き残れません。他ではなかなかできない日本髪の地毛結いや半かつらの技術などを極めていきたいと思っています。

私たちの仕事は一生の思い出を作ることですから失敗は許されません。だからこそ花嫁様から、ありがとうございましたと言われたときの喜びは格別なものがあります。厳しいですけれどやりがいのあるこの仕事の醍醐味を若いスタッフに伝えていきたいですね。

大木さんにとっての横浜はどのような土地ですか。

横浜歴は述べ20年近くなります。成人した子供たちも横浜で学生時代を過ごしました。

「横浜」という言葉の響きがいいですね。「横浜」は和洋折衷で異国情緒が漂っている街です。特に赤レンガ倉庫や象の鼻パーク、山下公園や日本大通りのあたりの風景が大好きでよく散歩しています。

私はおしゃれな街「横浜」でブライズビューティーの仕事に携わっていることを誇りに思っています。

 
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有限会社ビーセレブ
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町 157-3
シダーハウス4F(1Fがファミリーマートのビルです。)
TEL 045-212-0509   FAX 045-270-6302

みなとみらい線: 元町中華街駅 2番出口徒歩5分
JR根岸線: 石川町駅 北口中華街出口徒歩7分

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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