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国賓を持て成すエゴン・ミュラー醸造所のワイン

by staff on 2012/1/10, 火曜日

国賓を持て成すエゴン・ミュラー醸造所のワイン


写真) 領主館と葡萄園

 モーゼル川上流に流れ込む支流のザール川流域は、世界に知られる銘醸ワインの産地です。なかでもエゴン・ミュラー醸造所(Weingut Egon Müller)の造るシャルツホフベルガー(Scharzhofberger)は世界に知られる三大デザートワインの筆頭とも評価されるワインです。

 ザール渓谷に面した小高い丘の斜面に広がるシャルツホフベルク(Scharzhofberg:宮廷山)葡萄園を背後に威厳のある領主館と葡萄園は、西暦1030年よりトリアーのマリエン修道院(St.Marien)により維持されてきました。その後、1796年ナポレオンの勅命により還俗され、1797年からはエゴン・ミュラー家が所有しています。現当主はエゴン・ミュラー4世で、先祖から伝わる木製の搾汁器を使用するなど、栽培から醸造までこだわりのある維持と管理がなされています。木樽の中で清潔に寝かされたエレガントで生き生きしたリースリングからは、気品のある華麗なワインが誕生します。

 かつて昭和天皇両陛下が英国を訪問の際、エリザベス女王の歓迎晩餐会の白ワインは、このシャルツホフベルガーが供されました。その後、答礼に訪日されたエリザベス女王と夫君エジンバラ公を迎えた宮中晩さん会の白ワインもシャルツホフベルガーで持て成されました。

 毎年誕生するシャルツホフベルガーの中でも、特別に醸造された特選ワインはゴールドカプセル(Goldkapsel:金冠)と呼ばれてトリアーの競売会に出品され、常に並び入る出品ワインの中で超高額で落札され、毎年その価格が話題となっています。現在2005年シャルツホフベルガー・リースリング・トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese:貴腐ワイン)は日本の市場では百万円の価格となっています。

 

エゴン・ミュラー4世

エチケット

領主館と葡萄園

(文・写真:ワインブティック伏見)

 

ワインブティック伏見

〒232-0001 横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ1F
Tel/Fax 045(222)2112

HP: http://winecom.jp
blog: http://wine1999.blog121.fc2.com
E-mail: boutique-fushimi@winecom.jp

 

 

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