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2012年3月 三ツ池だより 「春の音を聞きにいく」

by staff on 2012/3/10, 土曜日
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 お雛様が終わった頃にヨコハマnow3月号がでる。でも書いている時は雛飾りの時だ。奇数が陽で、二つ並ぶと陰になる。それを打ち消すための祝宴が行われたのがお節句の始まり。今は奇数の並んだ時はお祝いの時になっている。

 いよいよプロ野球のキャンプが始まって、様々な話題が入ってくる。興味深いことは今年の采配はどのようになるかということだ。ジャイアンツの東野選手は次のようにコメントしている。「杉内さんが入って、教えられることが多い」と。今迄力みが先行していて崩れてしまうことがあった。悩みに悩んだ昨年だった。杉内さんを見ていると、打者の手元で球が生きている。早い。見習いたいということであってそれはそれでいいのだが、そこに疑問を感じてしまった。

 今までの首脳陣はなにをしていたのと思ってしまう。東野選手が自分との戦いに入っていることは良とする。首脳陣は選手の指導をどのようにしているのだろうかとふと考えてしまう。一方で昨年の覇者のソフトバンクの秋山監督は、有望な若手を二軍に落としたという。迷い、遅刻する選手を即決で判断した。私は今回二軍に落とされた選手は必ずや這い上がってくる。それは一見厳しいが、奥に潜む暖かい眼を監督に感じるからだ。妥協は許されない。

春の音津軽三味線行灯消す   詢

浅草は地口の語り春やたつ   詢

 地口とはだじゃれ、行灯に絵を描いて祭を彩る。浅草の伝法院通りにいくつか飾られている。いよいよ春がくる。春の音に誘われて浅草にでてきた。津軽三味線の勢いがほど良く行灯を消した。それではお近づきに一献。春は少しづつちかづいている。やっとというのか、やっぱり三月だなとおもうのか。今入試がほぼ決まり、落ち着く頃になるっているのだろうか。ここが肝心だと思う。さて、希望どうりだからいいとか、希望どうりにならなかったから残念だというのではない。自分の将来をどのように見据えていくかを考える重要な時なのだと思う。自分の人生をどのようにしていくか、考えていい時期なのだ。自分がどんな人に興味があるかがはっきりしていれば、そこから入ってもいい。調べてみる、本を読んでみる。訪ねてみる。様々なトライの仕方がある。

「美しい月に」
 
神様がくれた試練は
小さいものもあり
大きいものもある
  神様がくれた恵みとそれはいう
弥生三月は恵みの月
難しい時であり
苦難の時でもある
  だからこそ楽しみな時
春がもうそこにきている月

 3月の決算がみえて、もうどうにもならないと考えている人もいるかもしれない。そこで残りの取組をどのようにし、少しの望みにもチャレンジしていくことを考えてみたい。上に立つ者の役割がそこにある。四月が新しい年度のスタートなのではなく、もうすでに始まっている。どのように新年度につなげていくのかのたゆまぬ仕掛けも求められている。どれだけ相手先のことが理解できて、こちらが役に立つことができてきていたのか。今は何が求められ、これから先はどのようなものが求められてくるのか。そこに提案が生きる。受験生は己に問いかけ、己の求めを見つめていく。経営者は弥生三月夢の月に方針を熟成させている。

 ますます栄えていく三月でありたい。

 

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(文・写真:横須賀 健治)

横須賀 健治プロフィール

メジャーテックツルミ 代表取締役
はかることのプロとして50年です。
食品の放射能測定のアークメジャーを設立しました。
「計量から見える幸せ」をライフワークにしています。

 

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