2012年5月 三ツ池だより 「選り好みしない」
庭に牡丹が咲き乱れている。それでも例年より咲いている期間が短いような気がする。雨でも降られるとあっという間に咲き切って花弁を落としてしまう。赤、ピンク、白が咲く日をずらしているかのように一緒には咲かない。友人が来るので、もうニ三日咲いていて欲しいと思うがそうもいくまい。
一方でジャーマンアイリスが蕾を膨らせているが、こちらは秋に肥料が少なかったのか、例年15本位なのに、今年はわずか3個位の蕾である。チョコレート色の花が咲いてくれるといいがどうなるのだろう。
さて、五月はどんな月になるのでしょう。以前よく言われた5月病は今や、5月にかぎらないようです。いつでも起こりうるとのことのようだ。連休の過ごし方によって、四月の不安が表れてしまうのか、全体的な気候のよさのせいなのだろうか。
先日寺に行ったら、「至道無難」の言葉が語られた。物事を選り好みしてはいけない、逃げてはいけないと。迷いとは、選り好みしたり、執着するからだという。悪戯に考え過ぎて迷ってしまう。あるがままに、そのまま純なる心を持って行えば柳は緑、花は紅のままの世界とのこと。
情景が見えてきます。
春は動き出す時、詩情を膨らませる時なのですね。
4月の中旬に社内の経営計画発表会を行いました。創業48年だが、経営計画を来賓をよんではじめて27回目になりました。白いキャンパスに最初に筆を入れるのは社長の特権と言われてきた。これでいいのだろうかと思いながら社長を続けてきて、反省も様々にでてきています。
今年は少し違ったように思います。やるべきことを昨年やってきたおかげで、今年はその延長のことと、新しく加味したもので、新鮮味も出てきました。
顧客満足度の向上は口では簡単なことです。ほんとうにはどうしたらいいのでしょう。こうしたらいいと決められるものではありません。私のリーダーシップによるところ大です。皆が一人一人本当に真剣に取り組むことであり。一人ひとりが自分がどうしたらいいかを考え、改善し、壁をのりこえていくことなのです。それでこそ真のメジャーテックツルミになるのだと話をしました。シンプルに心掛けるようお願いしているのは、各部署の効率をあげたいからでもあります。
誰がさせるのでもない
唯一人自分がいて
自分の意志で進めて行く
こうしたいという想い
あーもしろといった声が響きあう
そう響かせるのだ
それぞれの楽器がなる
別々のようでいて
今を一緒に生きているのだ
シンフォニーを奏でるように
その役割を出番を
誰がやるのでもない
ただ聴き逃すまいとする己の心
誰がさせるのでもない
誰がやるんでもない
忙しい人は頼まれると断ることはない、暇な人は仕事を断る。私は駄目ですよと言って、だからもっと暇になる。一度断るとつぎに仕事は来ないそうだ。と「至道無難」の法話はつづいていく。5月は何事もが動き出す時だから、少し忙しくなるかもしれない。だからこそ「頼まれごとはためされごと」率先して取り組んでみたい。なにかおきればそれは新しい課題が見つかったことだ。咲きほこる草花に刺激されて新しい月を楽しんで行く。ありがとうの五月なのですね。
Photos
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(文・写真:横須賀 健治)
横須賀 健治プロフィール
メジャーテックツルミ 代表取締役
はかることのプロとして50年です。
食品の放射能測定のアークメジャーを設立しました。
「計量から見える幸せ」をライフワークにしています。
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