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ビジネスの創造方程式で勝ち抜こう(第1回)

by staff on 2012/5/10, 木曜日

デジタルハリウッド大学大学院/NVD株式会社 松本英博

0.創造方程式の意味するもの

 いつの時代でも、創造性の重大さは変わりません。人間、得手不得手があるわけで、アイデアがわいてこないという人もいます。また、アイデアが豊富な人でも、いつでも絶好調という人は少ないものです。また、アイデア出しがうまくいかない部下に、もっとアイデアを出せ、とか、もっと良い考えないのかといったことも多いのでは?

 アイデアを出すのにいつでも時間があるわけではないですね。緊急事態の場合もあるかもしれません。アイデアが出ないとピンチに、といったことも。

 と考えると、ビジネスでもプライベートでも、アイデアをさっと生むことは皆が望んでいることでしょう。

 アイデアを即席でさっと作れるなんて、そんな夢のようなと、仰る方もいるかもしれません。さらに、別に私が言い始めたわけではないですが、アイデアを出すには何か法則があり、それを知っているか知らないかで大きな差がある、と誠しやかに唱えられています。このあたり、かなり気になりますね。

 ところで多くのアイデアで著名な人物が、このような法則を知っていたと思われます。なぜなら、発明王エジソンやレオナルド・ダ・ビンチ、本田宗一郎さん、松下幸之助さんも1つのパターンがあることに気付かれると思います。このパターンをうまく自分のモノにできれば、アイデアがポンポン出る、アイデアでビジネスに役立つといったこともできるかもしれません。

 今回のコラムは、筆者がメーカーのエンジニアとして、また、ベンチャー企業の投資家の目線で、あるいは、新規事業の審査委員としての体験を活かして、プライベートからビジネスに役立つ法則、名付けて創造方程式を解説していこうといった企画です。読者のみなさん、読み進めているうちに、疑問や質問などが出てくると思います。その時は、是非、筆者にお知らせください。そして、その回答をできれば、このコラムでもシェアしたいと思います。

1.創造方程式は幻想?

 そう、如何にも妖しいですね。創造方程式は、実は、多くの人たちが提唱してきたフレームワーク(枠組み)を整理していく過程で見えてきたものです。だから、妖しいモノではありません。

 また、幻想でもありません。極端に言えば、自然法則にも沿ったものです。アイデアを出すのに、巧い下手があるというよりも、考え方や視点といった思考の変化を受け入れる訓練が出来ているかどうかが一番の関門だと思ってください。

 さて、その方程式とは?かなり話を伸ばしているようですが、ここまで読んで、ちょっと興味アリと思った方、次回から内容を解説しますので、乞うご期待!

次回の予告

次回は、ヨコハマNOWの「ともさん」こと、渡邊桃伯子さんとのやり取りをヒントに、創造方程式をお披露目する予定です。さらに創造の促進剤についてのお話。ご期待ください。

松本英博 プロフィール

 

松本 英博(まつもと ひでひろ)

デジタルハリウッド大学大学院 専任教授/NVD株式会社 代表取締役

 京都府出身。18年にわたりNECに勤務。同社のパーソナルメディア開発本部で、MPEG1でのマルチメディア技術の開発と国際標準化と日本工業規格 (JIS)化を行い、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで画像圧縮技術を習得のため留学。帰国後、ネットワークス開発研究所ではWAPや i-モードなどの無線インターネットアクセス技術の応用製品の開発と国際標準化を技術マネジャーとして指揮。

 NEC退社後、ベンチャー投資会社ネオテニーにおいて大企業の新規事業開発支援、社内ベンチャーの事業化支援を行い、2002年9月にネオテニーから分離独立し、NVD株式会社(旧ネオテニーベンチャー開発)を設立、代表取締役に就任。大手企業の新規事業開発・社内ベンチャー育成などのコンサルティング 実績を持つ。

 IEEE(米国電子工学学会)会員、MIT日本人会会員。神奈川県商工労働部新産業ベンチャー事業認定委員、デジタルハリウッド大学大学院 専任教授、現在に至る。

 

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