もっと旅がしたい!(その6)
横浜港開港は1859年。今から153年前。
1853年のペリー提督来航から6年。日米修好通商条約の交渉のときに、アメリカ総領事ハリスがのぞんだ開港地の中には、神奈川や横浜の名はありませんでした。外国人と日本人を遠ざけるために日本側が提案したのが、まだ港の施設がほとんどない小さな漁村の横浜。そこから国際貿易港として横浜港はスタートします。
その後日本の表玄関として栄えた横浜港は、関東大震災や長引く戦争により大きな被害を受けますが、復興を繰り返し、またその時代ごとに港としての在り方を変化させ続け今に至っています。
かつては外国船主体の利用となっていた横浜港。1970年代初頭のオイルショック以降は航路を廃止する海運会社が増え、世界的に貨客船事業が衰退してしまいました。ですが2000年代中盤に横浜市の働きかけにより、日本郵船の飛鳥IIは船籍を東京港から横浜港に移し、今また旅客船ターミナルとして盛り上がりを見せつつあります。
船には、短時間で移動できる飛行機とはまた違う、ゆったりのんびりした時間を感じることができます。そんな貴重な時間の過ごし方を横浜港から発信できるのは、ハマっことして嬉しい限り。多くの人にプチ「船旅」をおすすめしたいです。 今回取材させていただいたのは、モナコの青い海をイメージし命名された新艇「オセアンブルー」。 真っ白な船体にブルーのライン。精悍な外観の中はウェディングにもピッタリなラグジュアリーな装い。100名のパーティーができるバンケットルームは高級ホテルのようです。衣装替えなどに使える「ドレスルーム」も備わっているのが女性には嬉しい。 白・黒・茶で統一されたテーブルや椅子、装飾もシックでおしゃれ。側面に並ぶ大きな窓からのパノラマは海の上にいる醍醐味を味わえます。周年行事やレセプション、同窓会などでもいいですね。盛り上がりそう。 上階デッキへ行くとさらに広がる大パノラマ!船上挙式用にレイアウトされたデッキは天井がガラス張り。急な天候の変化も安心。海だけでなく空まで堪能できるなんて最高です。 そして船体後方にはなんとジャグジー!2時間ほどのカジュアルなお食事つきプラン(ブッフェ12,000円~など)のほかに、チャータープラン(アクティブクルーズ80名5時間630,000円、など)もあるので、優雅なクルーズを味わいたい人にもいいですね。アンカーをおろして水上バイクやシュノーケリングを楽しむこともできます。 さらに、横浜の各桟橋から出航している「工場夜景ジャングルクルーズ」や「横浜再発見!今と昔探検クルーズ」なんて横浜らしい珍しいプランも。45分クルーズが大人1,100円のかなりお手頃な設定があるのもおもしろいですね。横浜港の新しい顔「オセアンブルー」、かなり魅力的です。 住所・アクセス |
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( 文・イラスト・写真:(株)とらべるわん いいづかあや )
いいづかあや(飯塚 文) プロフィール
1974年、横浜生まれ横浜育ち。
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