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こだわりの家づくり 「もくもくはうす」の島村健二さん

by staff on 2013/1/10, 木曜日

 大倉山駅前の横断歩道を渡って小道に入ると1分もしないで「もくもくはうす」があります。木製のがっちりした扉はスライドドアです。 扉を入ると、お出迎えしてくれたのは「木の香り」。 靴を脱いで素足で失礼・・・大人でも裸足で歩きたくなる木の家です。「こだわりの家づくり」お話は、ご自身を「おじさん(小父)」と呼ぶ島村健二さんです。

もくもくはうす 島村健二さん

 

 
お名前 島村 健二(しまむら けんじ)さん
ご出身 綱島の新吉田
お住まい 日吉
年齢 45才
ご家族 奥様(桜井由紀子さん)
ご趣味 気功
自分探し(自己研究)

いつのまにか「おじさん」とか「もくもくさん」と子供たちから呼ばれていて、自分自身を「小父さん」と言うようになりました。

 小父さんは、社長をさせていただいておりますが、お家の打ち合わせは、女性が一番だと思っていて(今となっては男性も多いいのですが)やっぱり肝心なところは由紀子さん(奥様を島村さんはこう呼んでいます)に打ち合わせをしていただきます!

 特に、キッチンや水回りのことは、女性どうし打合せをした方が良いのかな?! 基本は女性がお家を使うので・・・。

 そんな時、小父さんはもっぱらお子さんと遊んでいます。お子さんたちは「ひみつのへや」が大好きです。裸足で木の床を走り回り、木の良さを体感しています。

ひみつのへや
ひみつのへや
  1枚板をつかった木のテーブル
1枚板をつかった木のテーブル

 「ここにいることが自然で、ずっと居たくなる!」とよく言っていただきます。
 小父さんが自然素材の家にこだわるのは、自分たちが健康な事をしていて家が「落ち着つく居場所」でなかったら変だなと思ったからです。そして、材料に関しては(食も似ているのですが)一つ妥協をすると全てが崩れてしまうので、なるだけ身体にやさしいものを使わせていただいております! そこに真実があるのではとおもっています。うそのない物=本物!

静寂に近づく為の手段「気功」から学んだこと!

 私たちの身体には「自然治癒力」というものがあると思っています。その「自然治癒力」を引き出すのが「静寂」だと思っています。静寂の中にはバランスとか調和といった無限に広がる世界・私を超えた世界が・・・(笑)
気が病めば「病気」・気が元にもどれば、元気になります。字のごとく!
自らの心や感情をコントロールすることで、元気になるのかな。
「体を整えることは、自然界の法則にのっとりバランスと調和の中で生きること。」僕は感じました。

 常に、自然の呼吸の中で、私たちも呼吸している。だから、木と漆喰と自然素材で出来た家に居ると、落ち着くのだと思います。

 そして、去年スタッフみんなで考えた企業理念
 「私達は、生命(いのち)のつながりで元気な家をつくります」になりました。

 生命のつながりとは、人と人のつながり・使っている材料(自然素材だから)も全て生命という意味も含めて・・・

 気功との出合いですか? お客様の中に気功をなさっている方がいて・・・。最初は新興宗教のような気がして違和感がありました(苦笑)。いつの間にか自分も?! 今やってる身体や意識を動かすものではありませんが・・・!

 しかし本当に 不思議と良い人との出会いがいっぱいありました。由紀子さん(奥様を島村さんはこう呼んでいます)と出会ったのも気功でした。その後何年かして、つながりで、伝説の気功家・中健次郎先生とも出会うことができました。今となっては「もくもくはうす」で、気功講習会をしてくれるようになりました。

中健次郎公式ブログはこちらから:http://ameblo.jp/kamehenmura/

 自然の流れでしょうか?小父さんが着ている「うさと」の服にも出合いました。綿、ヘンプ(大麻)、蚕から糸を取り、撚り、紡ぎ、草木で染め上げ、素朴な機械で布を織る。その布がうさぶろう氏のデザインで服になります。「もくもくはうす」では年に数回、自然のめぐみそのままの「うさと」の服の展示販売会を開いています。

うさとの服はこちらから:http://www.usaato.com/

 食の大切さも学びました。マクロビオテック料理や長岡式酵素玄米講習会を開いています。


詳細はPDFをご覧ください
 
詳細はPDFをご覧ください

8年前、気功の師匠中健次郎先生に会いにインドに行きました。

 中先生と出逢い! 僕は、中先生のいるインドに行きたいと思いました。観光旅行ではありませんが・・・(笑)。

 あるインドのアシュラム(注1)でだいたい10日間位過ごします。そこでは、自由行動ですが 僕が思うにある程度自由の中からでないと、何か感じたり気づいたりするのは難しいのかと思いました。特にこのアシュラムでは、本当に時間が早く思ったことが実現するのも早いですし(笑)

 本当にいろいろな体験をさせていただきました。その結果、ほんの少し「静寂という本当に静かな何もない時間」を体感して、こんな楽しい世界は捨てられないと思いました。これを捨てるなら、お酒なんかいらないと思い、お酒をやめて体が楽になりました。

 こんな話をすると「私も行きたい」と言う人がいますが、「行きたい人」と「行く人」は違う事を知りました。

 縁とタイミングで人は繋がっています。 おしつけたり、無理強いはしません。すべて、この大宇宙のお導きなのかな?!

 

 僕は、インドに行って「手放す」ことを学びました。「手放す」ことでまた自分が掴んでいるものに気が付きます。 環境から掴まされたもの、自分から掴んだもの・・・掴んでいるものに気がついたら、また手放す。すると純粋(ピュア)な自分に近づいていく、いえ、自己さえも手放した時に自分があるような・・・そんな「自分探しの旅」です。ご一緒に体験してみませんか? 今年は、インドツアーを企画したいと思っています。

(注1) アシュラム:「聖なる道を歩む人々の休息や安らぎの場所」

不動産業を始めました。

 自然素材にこだわった家に住み、マイクロビオテックな食事を食べ、自然素材の服を着用し、気功を行い・・・と衣食住に徹底的にこだわった小父さんだから勧められる「元気な家」があります。

 ところが、お客様が家を建てる時に最初に出会うのが「不動産屋さん」だと知りました。不動産屋では大抵「建売住宅」を勧められるそうです。良質の注文住宅を創るには「不動産屋さん」から始めないとだめだと思いました。そこで、何かお手伝いできればと思い不動産業を始めました。現在、売却物件を探しております m(_ _)m。


青空木工教室の風景

 「家」にこだわると「家具」にもこだわりが出ます。実は、意外に家と同じで自然素材風が多くて材料からこだわってるの家具がなったので家具も創るようになったのです。「もくもくファクトリー」ではオリジナルの家具を作っています。無垢の木で作る家具は高価だと思われますが、使い勝手の良い、体にしっくりとあう家具です?!

 そして、去年(2012年)10月27日、僕の誕生日に由紀子さんが鎌倉に「SAIRAM」をOPENしてくれました。ビーガン(注2)レストランです。健康と食材にこだわった料理をご提供しています。菜食主義以外の方にも味やボリュームで好評を得ています。ここでも「料理教室」や「気功講習会」なども開いております。

SAIRAMはこちらから:http://sairam.asia/

 ヒーリングサロン「Shanti」は、化学薬品は避け天然素材の自然派ブランドにこだわった癒しの空間です。

Shantiはこちらから:http://www.shanti358.com/

 小父さんが良いと思ったことを実践していたら、出会いがあり、出会いが繋がり広がって、いつの間にか「もくもくはうす」がたくさんの枝を伸ばし始めているのかな?!

(注2) ビーガンとは菜食主義の中でも卵や牛乳を食べない「菜食」のこと。ビーガン主義の方は動物の革なども身に着けない。(菜食主義には個人差があります)

もくもくはうす

 小父さんは3人兄弟の末っ子で姉と兄がおります。子供の頃はよく叱られました。家業は「家づくり」でしたから「家づくりのDNA」を持っていたのだと思います。25才で独立し、由紀子さんとの出会いでそれまでの「家づくり」と大きく変わりました。「もくもくはうす」はこうして生まれました。

 そして今、同じ思いで働いているスタッフがいます。あまり募集をかけていないのですが、「ここで働きたいです」と若者がきてくれます。 「もくもくはうす」の始まりは、まず全員でする「お掃除」からです。 小父さんもお掃除をします。それから全員で「瞑想」します。「外と内」の全てを綺麗にしてからお客様をお迎えしたいと思っています。

若いスタッフと
若いスタッフと

 「家づくり」を通して、お客様と一生のお付き合いが始まります。
 「一生」とはお客様の「生命」と向き合うことです。一生を元気で過ごすこと、健康にすること・・・「一生にお付き合いできる」ことは喜びです。この「喜び」に感謝しています。小父さんもスタッフもいつも「ありがとう」という気持ちを忘れません。

 もくもくはうすの「ひつじ」ですか? 小父さんがひつじ年であること、断熱材に「ひつじ」の毛を使っていることからマークに使っています。

羊は「もくもくはうす」のロゴマークです
羊は「もくもくはうす」のロゴマークです

島村さんにとっての横浜は?

 小父さんにとっての横浜は「育てていただいたところ」です。そして、「楽しくいつも誰かといっしょに居た場所」です。

   
 

(クリックで写真拡大)


 

(インタビュー・文・写真:高野慈子

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
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