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第1回 こだわりの生産者。保土ヶ谷区西谷の苅部博之さん

by staff on 2013/3/10, 日曜日

 

プロだから当然です。

 はじめまして。
 今回からコラムを書かせていただく、株式会社よこはまグリーンピース代表取締役の椿 直樹と申します。西区戸部町で「ど根性ホルモン」という居酒屋を経営しております。

 さて、コラムの内容ですが、横浜という大都市の「地産地消」について、「人」にフォーカスして書いていきたいと思います。ここでいう「人」とは、横浜の生産者やメーカー、企業の方々の事です。どうぞ よろしくお願いいたします。

 という事でトップバッターとなる一人目は、保土ヶ谷区西谷に在住、ご自身で13代目となる苅部博之氏です。
 彼は、自分の育てた野菜たちを市場、スーパーなどには出さず、週3日の直売所「FRESCO」で販売しています。
 彼のポリシーは、(1)見た目も良くて美味しい野菜 (2)お客様を大切にする事。どちらも当たり前のように思いますが、これが非常に難しい事だと思います。
 事実、直売所に並ぶ野菜たちはどれもピカピカです。
 ある日、陳列スタッフが野菜を並べている際に、彼が「そのキャベツ下げて!!」と注意しました。そのキャベツは黒い点が表面に少しあっただけで、スーパーなどでは当たり前のように置かれ、そして一般消費者も気にせず手に取ってい

 


写真:苅部博之さん
(クリックで拡大写真)
地産地消ってイーネ!【1】農家・苅部博之さん – Keep Green & Blue Fm yokohama 84.7より転載。
→ サイトを見る

くレベルだと思います。そのエピソードを後日彼に伺った所、「プロだから当然です。それがFRESCOのブランドだから」という、あまりにもカッコ良い返事が返ってきました。

 そんな彼が運営している直売所ですから、オープン前にはたくさんのお客様が並んで開店を待ちわびています。

 なぜ直売所以外にも販路を広げ利益を追求しないのかを伺ってみた所、またまたこんな返答がきました。「安易に販路を広げると、ここに並んで下さっているお客様の分の野菜がなくなってしまうし、忙しくなれば質も落ちてしまうかもしれない」。

 この様な積み重ねが、お客様や我々プロの料理人から支持される理由ではないかと思います。

 先日、彼の息子がいる小学校に特別講師として彼の野菜を使用した料理を作りに行ってきました。その際も彼は、自分の畑、地域、そして我々のような料理人も含めすべての人々はつながっているんだよ、とお話していました。

 本当にその通りだと思います。

 我々が生活しているすぐ側に畑があり、がんばっている生産者がいる。このような地域は大都市ならではの特徴だと思います。

 市民がもっともっと一次産業に理解を示し、それと共存していくという意識を強く持つ事が、横浜の地産地消を理解する上で必要なことだと思います。

(文筆:椿 直樹

レポーター・プロフィール

よこはまグリーンピース社長 「横濱うたげや ど根性ホルモン」のオーナーシェフ椿直樹さん

 

 
お名前 椿 直樹(つばき なおき)さん
お生まれ 1967年 保土ヶ谷区
お住まい 横浜市神奈川区
ご家族 妻と女の子
ご性格 ひたすらポジティブ
ご職業・他 よこはまグリーンピース社長
横濱うたげや/ど根性ホルモン オーナーシェフ
横浜市認定 はまふぅどコンシェルジュ
横浜野菜推進委員会(代表)
農林水産大臣認定 地産地消の仕事人
濱の料理人プロジェクト
ベジタブル&フルーツマイスター(ジュニア)
親と子の味覚塾

 

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